富良野市役所横のD51 | 北海道限定の鉄道ブログ

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富良野の街の中、市役所の横にSLがいました。D51-954だそうです。

 

とにかく状態がしっかりしてました。どっしりとした重厚感ある見た目で、油で磨いてるのかな…?

こちらです。横のスープカレー屋さん?がとても混んでいました。富良野駅から歩けそうな位置ではあります。本当、いろんなところに保存車両があるんですねぇ~。

 

 こちらのD51-954は、最終配置が旭川機関区ということで、富良野への保存として妥当なところのような気はします。富良野線への入線は軸重の都合上無理でしょうから、富良野でD51を見るとしたら、根室本線の列車ですね。でも、そうなると旭川区のD51が入るかは…どうなんでしょ?

 

 ところでこのD51-954はちょっと特殊な生い立ちです。D51と言えば、国鉄-元の鉄道省の機関車として日本で一番有名なSLですが、このD51は私鉄製造機なのです。

 その昔、胆振縦貫鉄道という鉄道がありました。のちの国鉄胆振線の全線に該当します。この胆振縦貫鉄道が1941年から1943年に製造したのが、こちらのD51 (D5101~D5105)になります。wikiさんによれば、鉄道省(のちの国鉄)型よりも1tだけ軽量化がされていたそうですが、それでも地方私鉄に対してD51という大型機関車はあまりに軌道対応が足りず、33km/hの速度制限が設けられたそうです。

 

そこまでして、のちの胆振線にD51を入れたかった経緯はわかりませんが、その後すぐの1944年に鉄道省に買収され、胆振縦貫鉄道は胆振線に、D51は950~954に編入されています。ちなみに、そんな貴重な5台のD51ですが、豊浦町のものと合わせて2台も保存があります。

 

とにかく奇麗でカッコいい見た目になっていました。室内も塗り直しされてるみたいで、どこかの方がしっかいお手入れされているのでしょう。

 見つけました。富良野市で直していたようです。「フラヌイ号」というあだ名がついているようです。2016年までは保存団体があったようですが、高齢化に伴い解散となったそうです。SLの保存維持は、これからSL現役世代の方の高齢化があり、SLを知らない世代で、どれだけ保存維持をする人が出てくるかが焦点となりそうです。まぁ、SLの保存多すぎるだろっていう気もしますけど←

 

 子供の遊具として残す場合、油で磨くというやり方ができませんが、車両保存という観点では非常に手間はかかるモノの、有効のようです。それ以外は、富良野の例?のように、塗り直しが妥当なところでしょうか。

 

ちなみに、滝川のD51と同じく、給水塔や腕木式信号機、転轍機の展示もあり、プチ博物館となっていました。

 

 

さて、いよいよ次回が未定です。歌志内かな…?

 

 

ではまた次回です~('ω')