車掌さんの乗るキハ40系 ~923D・929Dを振り返る~ | 北海道限定の鉄道ブログ

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さて、ダイヤ改正までいよいよあと数日。今回は、道央から道東地区で行われる、キハ40系→H100型の置き換えが、結局一番大きな点かな、と思う筆者です。

 

道央では、現行ダイヤで

923D(札幌→旭川)・922D(旭川→滝川)・926D(滝川→岩見沢)・929D(岩見沢→滝川)・930D(滝川→岩見沢)・(+回930D→回931D)

 

で運用されていた、苗穂運転所のキハ40系運用のH100化があります。

 

925D(岩見沢→滝川)・924D(滝川→岩見沢)も、運用が737系に置き換わりますが、こちらは苫小牧運

転所のキハ150がメインで担当するようになりました。(まれにキハ40が入りますが)

 

923Dから続くこの運用は、苗穂運転所・工場等と地方の運転所との間の回送を兼ねていたため、いろんな連結が見れました。

既に、過去の記事で取り扱っており、被る面もありそうですが、振り返っていきたいと思います。

 

札幌←→旭川間のキハ40系は、基本編成2両ですが、先の回送車の連結で3両になることも多く、稀に回送車が被り4両編成になることがあります。筆者も写真を撮れたのは2回だけ。まぁ函館地区や旭川地区では平日となれば毎日見られる編成だったようですが…。

 

キハ40系の復刻首都圏色(1749・1758・777)・一般色(1759・1766)は、もともと釧路車両所に配置され、メンテナンスも釧路であったため、この運用で苗穂工場へ運ばれることは無かったのですが、2022年3月のダイヤ改正以降、旭川運転所に転属し、メンテナンス担当が苗穂工場・札幌運転所に変わったのか、この運用に入るようになりました。

 

JRカラー2両の後ろにつながる首都圏色が、いい感じにJR発足当初っぽくて、個人的に好きな一枚。

 

 一方で、2019年に改造されたキハ40-1790「山明」が非常に高い頻度で運用に入っています。それまでJRカラー2両が確定だったものが、片方が「山明」になることが多くなりました。乗る分にも木の板の部分でうーん…。見るにしても編成美的にうーん…。

 

とはいえ、観光車両として用意しつつ、平時は一般運用にも入れるというスタイルは良いアイデアかと思います。

 

そんな「山明」が入って(´・ω・`)となった日がこちら

この日の回送車は、2020年から「宗谷急行色風」に塗り替わったキハ40-1747。札幌側先頭車が山明だったことで、カオスな編成になりました。強いて言えば、1747の場合はJRカラーが2両でも、「当時っぽい」編成にはならないので、何でもよかったんですけどね(爆

 

ともあれ、基本編成は

(しらない) ~ 2019年 … 「JR北海道色 2両」

2019年 ~ 2024年 … 「JR北海道色2両」 または 「山明車 & JR北海道色」

となっています。700番台・1700番台の指定は無く、苗穂運転所の1700番台改造車登場 ~ 苗穂運転所700番台全廃まで、ずっとまちまちだった印象です。

 

 唯一例外だったのが2013年~2014年。「北斗14号炎上事故」の影響で、特急「北斗」4往復・「サロベツ」1往復が、運行不可能となったわけですが、その際に「サロベツ側」は、苗穂運転所のキハ40系で代行輸送をすることになりました。その際、「キハ400-500 + キハ40-1700」で編成を組み、定期のキハ40系運用に影響が出ないよう配慮されていましたが、それでも当時の苗穂運転所はこのほかに札沼線(キハ40-400と共用)に2両、函館本線に数両の運用があり、逼迫していたのかと思います。

 そこで、この代行輸送を行っていた期間は、札幌~旭川間のキハ40運用に、キハ40-300を導入していました。基本的に車掌が乗る区間だから、非ワンマンでも問題ないだろう、といった判断と思われます。

 ただ、厳密にはこのキハ40系運用、当時も滝川~旭川間ではワンマン運用となっていたので、臨時で車掌が乗務することになっていたはずです。

 

札幌駅に入線するキハ54。旭川運転所の車両は基本的に連結するので、毎日見ればいつか見ることが出来ます。最近の札幌駅だとキハ54が見られるのはこの検査・メンテナンス時だけですので、テンションが上がりましたねぇ…ほとんど撮れずじまいですが…。

 

富良野線カラーのキハ150.現在函館に一部が転属していましたね。

旭川ではこういう編成も割と見れるっぽいので、札幌駅で見れたらよかったんでしょうね~~。

 

ちなみにこの日の表示はこれでした。いや、回送幕じゃないんかい。

 

・・・書き忘れてましたが、基本編成のキハ40系2両以外の車両は、締め切り回送となるため乗ることが出来ませんまぁこんなマニアックなブログを見てくださる方は、どうせ皆さん知ってるしょ…?

 

 苫小牧運転所所属のキハ40系やキハ150系100番台も連結されます。

 ただし、旭川地区の車両と異なり、923Dであれば札幌→岩見沢間のみ。なので、岩見沢駅の停車中に切り離されて、923D出発後に車庫に入っていきます。

 逆は926Dで到着したあと、車庫に入っている間に連結され、929D・930D・回送930Dにぶら下がって苗穂運転所に行きます。

 岩見沢からは、室蘭線の普通列車にぶら下がって苫小牧に行きます。基本的にお昼の便だったはずですが、結構まちまちなんですよねぇ…。

 

日高線仕様のキハ40系350番台「優駿浪漫」が連結されているものは無いだろう…と思ったらありました。全然記憶にない…。

この車両が札幌駅にいるの、見慣れない人も多いかもしれませんが、昔再生が伸びていたとある方の動画のおかげでなんか見慣れてしまいました(笑)

 

道南いさりび鉄道移管前の「ながまれ」や、紫水・「北海道の恵み」シリーズのキハ40も連結されていますが、筆者が撮ったことあるのは、苫小牧運転所の「花の恵み」だけでした。つい最近、海の恵みが連結されていて、行こうと思えば行けたのですが、スルーしてしまった…ハッハッハ

 

もう廃車になってしまいましたが、トップナンバー「キハ40-101」の改造車である826は見られませんでしたが、次位である「キハ40-102」の改造車、キハ40-827を見ることが出来ました。本当に形状がそこそこ違ってびっくりした記憶があります(;´・ω・)

 

特徴的なネタはこんなところでしょうか…。

最後ですので、もう少し思い出を振り返っていきたいと思います。ここからは、苫小牧運用の925D→924Dの運用も入れていきます。

JR北海道のキハ40系は「ワンマン」幕が基本ですが、この函館本線の普通列車は車掌が乗務する関係で「普通」表示が見られます。苗穂運転所の担当は、このゴシックの「普  通」が使われています。JR北海道発足後、学園都市線の幕と合わせて入れられた表示の様で、なんか字が小さいです。

 

しかし、苫小牧運転所運用の1往復で使われるキハ40では、黒ベースで明らかに新造当初から入っていたであろう幕が使われています。なんでなんでしょ。

 

ちなみに、白ベースもあります。なんで2種類あるん

 

サボは、滝川ー岩見沢ってやつもありましたし

岩見沢ってだけ書かれてるやつもありました。

 

おそらく、往復でサボを変えない場合は複数表示、片道だけでサボ交換になる運用は、単一 みたいになっていたんじゃないですかねぇ~。

 

背景は増毛連邦2021 逆光なので微妙な1カットですね。

 

同じ日の夕方、架線柱がしっかり入って、これはこれで「複線電化の幹線」を走る感じがして、今となってはいい思い出かも。

 

いろんな思い出がありますが、なんでか乗ったとき写真撮って無いようで…。乗れば普通のキハ40だからですかね…。

 

お世話になりました。

 

ではまた次回です~(/・ω・)/