さて、今月16日にいよいよダイヤ改正。今回は北海道地区ではだいぶ大きなダイヤ改正となります…って、もしかしてここのところ毎年大変化してる…？
筆者もすべて撮っているわけではないので、どれくらい撮っていたかの確認も含めてみていきましょう。
・特急「おおぞら」「とかち」「北斗」「すずらん」の全車指定席化
まずはキハ261系1000番台の自由席表示。とはいえ、同じ方向幕を使用する「はまなす」「ラベンダー」編成がオホーツク・大雪・宗谷に入れば再びみられる表示です。
筆者はスーパー特急時代に撮ったものが多く、このおおぞら表記くらいしかないっぽいですが、こんなもんでもいいかな？と思いました(-_-;)
785系にある「自由席表示」は、そういえば今どうなってるんでしょうか？改正までには「指定席」に変わるか、塗りつぶされてそうですが…。
全車指定席化は言うまでもなく、撮るより乗る方で大きな影響がありそうですね。
・エアポートの増発・区間快速新設・桑園停車化等
今回の増発で毎時6本となることから、エアポートの附番方法が変わります。今までは「(札幌・新千歳空港駅の発車時)+本数(上り偶数・下り奇数)」という附番方法で、例えば札幌15時台の2本目、15時11分発は「快速エアポート 152号」という扱いでした。しかし、これで対応できるのは毎時5本までで、今回の毎時6本運行ですと桁上りが発生し使えません。そこで、今回から「列車番号の下二桁(桁上りの3桁目を含む)」というやり方に変わっています。
千歳線のうち、新千歳空港発着列車は810M～から附番されています。快速の場合は+3000、特別快速は+4000、今回新設の区間快速は+5000となっています。5000番台、回送と一緒なので紛らわしそう…。
3810Mであれば、下二桁の「10」がそのまま号数になります。5921Mであれば、桁上りがあるので「区間快速エアポート121号」となります。
これにより、最小値が50号とかだったエアポートの最小値が10号にまで下がる一方で、下りの最大値は195号。上りに至っては186号が最大値となります。つまり…。
今まで北海道の号数表記の中で一番インフレを起こしていたエアポートから「200号台」が無くなることとなります。筆者は確認したところ新千歳空港駅では撮ってたのでセーフ(？)
ホーム・車内でしか聞けませんが、放送収録が趣味な人は今回でいったん聞き納めとなりますので、要注意となりますね。夜遅いので大変ですけども…。
ちなみに、昼間の千歳・苫小牧行きは無くなるわけですが、別に朝や夕方は見られるので、そこまで気にする必要性はないはずです。むしろ北広島行きが数千年ぶりの復活をしたり、千歳発室蘭行きの直通運転が行われたりと、個人的には楽しそうな予感がします♪
・全快速の桑園駅停車化・ニセコライナー/エアポートの区間快速化
A.特に何も…。
前面展望とか車窓を撮る方は、桑園を通過するのが9月の特急ニセコくらいになりますので、まぁ気が向いたらいかがですか…といった感じです。
ニセコライナーは、小樽に長時間停車するうえに、元々快速筋としては不思議なほどゆっくり走る列車でしたので、実質的に区間快速化しても、所要時間はほぼ変わりません。上りは前より飛ばして走ってくれるかも？ 下りは朝ラッシュのためダメみたいです。(小樽での停車時間が10分くらい短くなっています)
ちなみに、キハ201系はダイヤ改正後、こちらも数千年ぶりに岩見沢運用が復活しています。キハ201系での単独運用はもしかしたら初かも？
この車両、今まで江別ー小樽間(前は+札幌～北海道医療大学間)くらいしか走らないイメージでしたが、突発ダイヤで千歳線を走ったりを平然とこなすので謎が多いです…。
その関係で、キハ201系の「江別行き」は無くなります。まぁ昔は、いしかりライナーもほしみ行きも手稲行きもありましたから、今さらって感じもします。
・岩見沢ー旭川間ワンマン運転化・737系/H100型導入
ここは変更点が非常に多いのでまず変更点を書いていきます。
・721系/キハ40系/苫小牧車のキハ40-キハ150共通運用は全廃
→721系ダイヤは737系に、キハ40系ダイヤはH100型に、苫小牧車運用分は実質取りやめ
・JR車3+3指定6両(非ワンマン運転)のうち、朝の滝川→小樽行き 2138M・滝川→手稲行き2144Mは継続。
・JR車の3両指定(岩見沢で3両切り離し)となっている夜の小樽発滝川行き2257M(改正後2247M)と、JR車の3+3指定となっている2283M(改正後2273M)は継続。
・JR車3両指定の夜のほしみ発滝川行き2269Mは直通を取りやめ。
・気動車運用のみを見ると、
滝川→旭川 921D(旭川車運用)は電車へ置き換え
札幌→旭川 923D(改正後921D・苗穂車運用)は、H100で運転？
岩見沢→滝川 925D(苫小牧車運用)は電車へ置き換え
深川→旭川 927D(留萌線直通・旭川車運用・改正後4924D)は継続
岩見沢→滝川 929D(苗穂車運用)は電車へ置き換え
旭川→滝川 922D (苗穂車運用)はH100型置き換え
滝川→岩見沢 924D (苫小牧車運用)は、苗穂車H100で置き換え
滝川→岩見沢 926D (苗穂車運用)は、電車置き換え
旭川→深川 4925D (留萌線直通・旭川車運用)は継続
旭川→滝川 928D (旭川車運用・改正後926D)は継続 ←！？
滝川→岩見沢 930D (苗穂車運用) は電車取り換え
・721系運用で、岩見沢を跨いで札幌圏へ直通していた2152M、2123M、2125Mはすべて岩見沢で系統分離
といった感じです。それまでの気動車運用はH100型に置き換わるどころか、岩見沢ー旭川間1往復分を除きほぼ電車化するといった感じです。
しかし、なぜか夜に滝川までキハ40を回送する運用を兼ねている928Dは電車化されず残っています。朝の921Dは電車化されてしまったんですけど…。
また、JR車運用も今まで2往復半で3両編成を計4編成動かしていたのですが、夜の1便が減って2往復となっています。札幌19時台発の便が、もともと岩見沢で3両切り離していたので、これをやめるといった感じですかね…？
…となってくると、岩見沢駅での増解結シーン自体が無くなるのでは！？あれ、ちょっと不安になってきました…。
さて…、見納めになるもの代表格はやっぱり「普 通」と表記のあるキハ40系でしょうか。ツーマンのキハ40が令和になっても見れていた方が不思議なくらいですが、いよいよツーマン定期列車は無くなります。個人的には苗穂運転所特有のゴシック幕好きじゃないので←
苫小牧所属だと白黒背景はランダムなものの、国鉄っぽい文字の普通表示が見られました。あー…これがもう見られないのは信じられません、もうこの世の終わりですわ…。
…冗談はさておき、短命でしたがキハ150の普通表示も見納めということになります。
あと、当然ですが滝川ー旭川間で721系を見ることが出来なくなります。旭川駅って見た目が立派なので、札幌圏で見られる電車が似合うイメージ…。
・石北/釧網全普通・快速列車のH100型化
これにより、旭川地区は、宗谷線への送り込みと留萌線への送り込み、これに夜の滝川行き(兼、根室本線西側区間への送り込み)以外でキハ54・キハ150・キハ40を見ることが出来なくなります。
…ということは、この余剰車を利用して、富良野ー東鹿越間の廃止直前はだいぶ長い編成が組める…のでは？(両数もう決まってた気もしますが)
筆者としては、キハ150で走る特快きたみに乗ってみたかったですが、なにれ区間が区間で利用しづらく、加えてキハ54と共通運用のため諦めています。暇も足りませんし…。
旭川地区のH100型以外の普通列車を見たい場合は今のうちに…。特に石北のキハ40系なんかは人気高そうだなぁ…と個人的に思っています。
・根室本線 新得ー東鹿越ー富良野間廃止(3月31日)
東鹿越ー富良野間が3月31日に廃止になるほか、地味に滝川ー富良野間でなぜか生き残っていた快速列車が廃止になります。その関係で、このダイヤ改正までなぜか生き延びていた「快速狩勝」が正式に消滅するものとなります。
この区間は、もともと富良野ー滝川間で運転されていた無名快速と、富良野から帯広直通で運転されている「快速狩勝」の2系統が運転されていて、現在は無名快速が2本(うち1本は東鹿越からの快速運転…？？)、狩勝が1本となっていました。
もともとは急行狩勝の系譜を受け継ぐ由緒正しき列車でしたが、災害により寸断されて、狩勝線区にまともに入らない列車となっており、もはやゾンビ状態でした。(ちなみに寸断された帯広側も狩勝が当初残っていましたが気が付いたら消えてました)
そんな狩勝、滝川駅の電光掲示板ではまだ見られるそうなので、気になる方はぜひ。。。
東鹿越ー富良野間廃止の3月31日ではなく、ダイヤ改正前日の3月15日までなので気を付けてください。
さて、ダイヤ改正まで残り2週間。皆様悔いの残らぬようお気をつけて
ではまた次回です～(*´▽｀*)