キハ183系の部品いろいろ~最後のHET183②~ | 北海道限定の鉄道ブログ

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前回に引き続き、港町ふ頭の輸出向けキハ183系を取り扱います。

今回は、鉄分濃いめ。ついている部品を眺めてみます。

 

まずはこちらの、最終日のオホーツク1号→大雪4・3号を務めたキハ182-508より

 

動力台車 DT54です。54って書いてますが、別にキハ54用に作ったというわけではありません。(のちにキハ54はN-DT54台車に変更して設計最高速度を110km/hに向上させましたが、あの台車との関係性は不明です。エンジン性能からすると入れるのはDT53ベースな気がするので、関係性は無さげ?)

 

550馬力、のちに660馬力のエンジン駆動を1軸で伝えるということで結構頑丈に作ってそうですね。キハ182-500・キハ183-500、その改造車とキハ182-550で使用されました。知識としては、500番台はヨーダンパが準備工事、550番台(→2550・7550番台・&500からの6000番台)では完全に装備されているという差があります。

続いて従台車。一般車のキハ182はすべて1エンジンなので、エンジン動力を受ける駆動台車は片側のみ、もう片方は普通の客車みたいな台車だと思ってください。

キハ182-500・550系列の従台車はTR237だそうです。こちらも120km/h車はヨーダンパなし、130km/h対応車・改造車はヨーダンパありとなっています。

 

そもそもヨーダンパってどんなパーツやねんって言いますと

逆サイドの画像で申し訳ないですが、台車の真ん中の方にある緑色のパーツです。ヨーっていうのは、鉄道車両でいうなら、車両の方向が小刻みに左向いたり右向いたりする運動のことです。これを抑えるのがヨーダンパになります。確か。

 

続いてはキハ182-508のエンジン。DML30HSJでしたっけ。V型12気筒・排気量30Lの直噴ディーゼルターボ。550馬力を発生し、キハ183系を最高速度120km/hへ導いたエンジンです。

…と、同時に欠陥があったようで、最終的に北斗14号が燃えてしまったエンジンでもあります。あいつはチューニングしたDML30HZですが…

 

続いてはキロ182-7552のトイレタンクです。もとをたどればキロ182-502ですね。

トイレタンクは500番台を見る限りどれも同じ形状っぽいです。Nゲージですと再現がないため、3Dプリンター製品を購入してつける方も多いかなと思います。

 

続いてキハ183-1503。2000年まではトイレの設置が無い先頭車でしたが、サロベツ・利尻導入時にトイレと自動販売機を設置した関係でトイレタンクも増設されています。

…って、形状がこいつだけ違う!?

初めて知りました…排出コックが左右とも斜めに向いています。

 

ジャンパの受けについては、中間車は片渡りのため二つですが、先頭車は向きを変えても使えるようにしたため、両渡り。4つついています。

 

じゃあ普通のトイレがない先頭車はどうなってんの??ってことで、キハ183-4558の車站部を出してみました。ブレーキかなんかのエアタンクが見えています。

 

…と、撮ったのはこれくらいですね。755番台のエンジンとか撮っておけばよかったです…

次回があれば、再び見に行ってみたいと思います。

 

ではまた次回です~(*‘∀‘)