キハ56系0番台ってどんな車両?【TOMIX キハ56-0発売決定記念】 | 北海道限定の鉄道ブログ

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TOMIXからキハ56系0番台の発表がありました。

 

TOMIXからは、2003年に100番台が製品化されました。その後、2013年に各種パーツをフルリニューアルされた100番台が再度登場しました。

 

その後、100番台ベースの青帯車、100番台とは見た目が大きく異なる後期改良型の200番台も製品化がされました。北海道地区のキハ56系は、オリジナルだと0番台・100番台・200番台の3種類ですので、今回の製品化ですべて網羅されたことになります。(あとはミッドナイトの550番台やくつろぎ等ですかね)

 

さて、そんな0番台。個人的には100番台と見た目があんまり変わらないイメージです。

ちなみに、キハ56系の製造はあんまり年差がなく、

0番台が1961年~1962年、

100番台が1963年~1967年、

200番台が1968年の製造となっています。

 

その差はわずかに7年です。事情が異なるとはいえ、キハ261系の1000番台が、2006年から2023年と17年も製造されていることを考えると、だいぶ短く感じません?(笑)

 

 さて、性能上は0番台と100番台は「長大編成」の対応可否となっています。が、0番台も長大編成に組み込まれているので、対応改造されたんですかね…?

→0番台が入ると最大11両になるそうです。なので、100番台・200番台登場以降は、キハ56系0番台は、キハ22形なんかと連結して、短編成急行/普通列車がメインだった模様。

 

 個人的な0番台のポイントは「国鉄時代にキハ56が全廃されている」点だと思います。

キハ27は「31・36(旭川)、32(釧路)、51(苗穂)」が残ったらしいののですが、これらもJR化1年目の1988年には廃車となっています。これは、国鉄末期の地方交通線の廃止が大きく影響しているものと思われます。線路が減るということは、必然的に必要な車両も減るので、古い車両は余剰廃車で解体していくことになります故…。

 100番台と200番台は、それぞれ1997年、2001年まで残っていたこと、これに製造年差を考えると、やや短命な感じがします。製造から30年経っていませんしね…。

 

 一方で、保存例がたくさん存在するのが0番台の特長です。現役での車歴が短い上に、先ほど書いた通り、国鉄/JRの地方交通線の廃線ラッシュと重なったことで、廃線区間の駅等を保存した際にたくさんキハ56系0番台がオブジェクトとして保存されました。100番台の保存車も一応ありますが、台数的には圧倒的に0番台が多いです。(200番台なんて、ついに保存例が改造車を除いて0ですので…)。特に2エンジンのキハ56は0番台しか保存されていません。

 

小樽総合博物館には、キハ56-23とキハ27-11が(中間のキロ26は100番台の106です +キハユニ25-1)

三笠鉄道村には、キハ56-16とキハ27-23 (+キハ22-52 で編成)が保存されています

 

このほか、北見市内には、キハ27-36が保存されています。

 

他にもいたるところにいたんですが、老朽化やらアスベスト問題で一気に数を減らした気がします。

 

 

 

 

何気に、キハ56ですと唯一解体されずに残っている番台ですので、そういった点からも魅力のある車両かなと思います(1エンジンのキハ27はトレーラー輸送も容易なのか、100番台もちらほら保存されています)

 

ではまた次回です~>゜))))彡