タクシーに乗ること30分と少し。

14:40頃、空港に到着した。

まだ2時間以上あるから大丈夫だよね。

 

いつもなら事前に予約したFlightの写メを撮っておくのに、

この日に限って、準備不足だった。

 

空港に着いてからすればいいと思って、

写メを撮っておらず、また普段聞きなれない航空会社で

名前も憶えていなかった(>_<)

 

Departure のボードを見ても、

確か私の乗る飛行機は17時ちょうどだったはずなのに

16時台の飛行機のあと、時間が17:10 になっている。

 

あれ?どして??

少し焦りつつも、

いざ予約した時のGo to Gate のアプリを開こうとすると

wifi がつながっていない。

 

そんな時、目が合った売店の女性に聞いてみると、

なんとここの空港のwifi は有料だった😭

あ~、やっぱりちゃんと調べとくんだった~💦

それでなくても現金ないのに~と思いつつ。

 

そして、カウンターの列の最後尾に並んでいた

男性にふと話かけてみると、

「良かったら、僕wifi 持ってるから、僕のと繋がる?」

と言ってくれた。

 

「ありがとう。助かります!!」 

といって、wifi を借りて繋がり、

ようやく少し詳細が分かった。

 

17:00  ✈  17:10  ( 1h 10 m)

ハバナ       カンクン

Euroairlines 

 

となっていただけだった。

やっぱり17時で合ってる。。。

でも、私の予約番号やその他の詳細が出てこない。

 

もう一度、売店の女性に聞いて、ようやく

インフォメーションがどこにあるか分かった。

空港の入り口を入ってすぐ左側にこじんまりとあった(^^;)

 

そこで聞いてみると、

女性が、ちょっと行ってみましょう!

と、航空会社のオフィスまで連れて行ってくれた。

その女性は、Cary といった。

 

ガラガラとスーツケースをひきつつ、

エレベーターに乗り、上の階へ。

 

そこからまた入り口を入っていくと、

奥の奥まで進み、ようやくた辿り着いた。

 

Cary がドアをノックして、女性が扉を開け応答するも、

そこに、私の予約したチケットの航空会社の人はいなかった。

 

そこのオフィスは、2つの会社が共同で使っていた。

そこでようやく、今回の航空会社が、

マンニシャルテという会社名だとわかった。

なぜか、ローマ字表記だと特に

なんど見ても聞いても覚えられなかった💦

 

その後、なんの情報も得られないまま

もう一度二人でインフォメーションまで戻った。

 

時間通りに飛行機に乗れるのか、ほんとに心配になった。

 

次にCary がどこかに電話してくれた。

 

そしてその時ようやく、

飛行機が、キャンセルになっていることが分かった。

 

え~!!

この焦りはなんだったの~😭😭😭

キャ、キャ、キャンセル~~~(T_T)/~~~

 

 

そして、焦りと同時に、汗だくになっている自分に気付いた。

 

実は、全館もれなく、エアコンが故障していて

全く冷房が効いていなかったのだ!!!!

 

そこに私の焦りと不安が加わり

体中から汗が滝のように流れていた。

 

翌日の17時10分の飛行機に乗れるという。

 

そのためにもう一度

明日の Departure 時刻の2時間前になったら

上の階のオフィスに行って確認するように言われた。

 

そこで、これからの時間、どうするか?

最初選択肢は二つ。

 

・ここから近くの(といってもタクシーで15分くらい)のホテル

 に1泊する。

・ホストに連絡して、飛行機がキャンセルになったことを告げて、

 また戻り、もう1泊させてもらう。

 

でも、どちらにしても、往復のタクシー代と、1泊の宿泊代を

考えると、もう手元に十分な現金はとうてい残っていなかった。

 

まさか、こんな事態になるなんて。。。

 

 

その時、ふと思い浮かんだこと。

それは、今朝、朝目覚めてすぐに、降りてきた言葉。

 

「〇〇〇 が功を奏して、

      貧乏部屋に Jump in !! 」

 

どういうこと?! 

朝、起きた時点では、こんなふうに考えていた。

 

もしかして、私が日本に帰ったら、

いきなり貧乏な部屋にランクさげして

住まないといけないってことなの??

ガーン!!!!!!~(>_<)~

 

でも、それなら『功を奏して』という部分が

ちょっと文章的におかしいよね?? 

と考え、朝はどんよりした気分になったが、

そのあとはすっかり忘れていた。

 

〇〇〇、、、最初の部分が分からないところが、

ミソというか、なんというか。

 

そしてこの時になって、

あれはもしかすると A さんのことかもしれない、

とふと思った。

貧乏部屋というのは、ちょっと失礼だけど。

〇〇〇の部分は、キャンセルじゃないかと。

 

私はスーツケースを開いて、A さんがくれた、

住所を書いてくれた紙を取り出した。

 

キャンセルと分かる前に買った 1時間の wifi カードを使って

Google Map で Aさんの住所を調べた。

だいだいこのあたりかな。

 

でも実際、もしなんとかタクシーで、そのあたりまで

行ってみても、彼に会える保証はない。

彼がいつ帰ってくるかもわからないし、

とにかく携帯を持っていないから、連絡のしようがない。

 

舗装されていない道を、ガラガラスーツケースと共に

汗だくになりながら、歩く自分をふと連想してしまった。

 

その時の私は、暑さと疲れで思考がグルグル回り、

ネガティブに捉えるしかなかった。。。

 

でももし、ホストに電話してみたら、

英語で会話できないながらも、

フライトやキャンセルくらいは通じるだろう。

 

そしてもし今日、私の後ですぐにステイする人が

いなければ、1泊くらい泊めてくれるかもしれない。

 

しかも、日本に帰ってきてから、

送金するってことだってできるよね?

でも、やっぱりあれだけ最後に何度もありがとうとハグをして

別れたのに、また戻るのも、なんだかかっこ悪いかな。

 

そんなこんな、あれこれ考えているうちに、

数時間が経ち、飛行機が飛び立つはずだった時間もとうに過ぎていた。

 

そこからさらに、数時間。

私はまだ、空港にいた。

 

 

もしかしたらVISAカードで、キャッシングできるかもしれない。

これでもしも、できたら、一か八かで彼に会いに行こう!!

と思い立った。

 

両替所の列に並び、

しばらくすると私の番になった。

 

カードを渡して、

女性に「30,000ペソ、お願いします。」と伝えた。

女性が機械にカードを差し込んだが、しばらくすると、

 

「このカードでは、キャッシングできないわ。」

と言われた。

 

そこで、私の決意は打ち砕かれた!!

 

もう諦めるしかないんだ。。。

 

空港で一夜を過ごすしかないんだな、と。

 

ホストに電話をすることも諦めた。

 

まさか50を過ぎてから、クーラーの全く効かない空港で

一夜を過ごすことになるとは思ってもみなかった。

 

たった、1時間10分でカンクンに着くはずだったのに、、、。

 

夜中になるにつれて、人もどんどんいなくなり、

空港には、数えられる程度といったところ。

 

 

もう暑すぎて、外に出てみたら、

外のほうが人が多かった(^^;) 

そうか、みんな外がまだすこ~しましだから

空港内にいなかったんだな(^^;)ハハ

 

途中まで、壁際にスーツケースを置いてたけど、

 

まんまと、

「あのスーツケースは、君のかい?」

と聞かれ、そこからまた、一緒に移動となった。

 

明け方、空港の外から、一枚写真を撮った。

 

 

 

朝を迎えるまでも

飛行機の時間を再び迎えるまでも

 

本当に時間の経つのが遅かった。

 

合計 26時間。

もうこの経験は、さすがに一度きりにしたいな。