そこで一緒だった方から情報をいただいて、
末吉公園での植物観察へ参加してきました。

樹木医の樋口純一郎先生の講座があって、
その最後の野外観察は誰でも参加OKで、
受講生の方々に混ざってきました、

樹木医の先生の解説付きなので、
木の健康状態の見分け方や、
枯れた枝の適切な切り方など、
普段聞くことのない解説で
どれも興味深い話でした。



長引く大雨の後だったので、
末吉公園内の滝の水量も増えてて、
公園内の水路もかなり水流れてました。



↑こちら大木に見えますが、
樹木ではなく「草」だそうです!!

木には成長するごとに年輪があるけど、
これは年輪がないので草とのこと。
中も空洞ですかすからしいです。

木はゆっくり成長するので
少しずつ年輪が重なっていきますが、
こちらは草なので成長も早いそう。

バナナも幹に見えるところは
たくさんの葉っぱが重なっていて
年輪があるわけではないので草。

サクラの話も面白かったです。
サクラは蜂や鳥に受粉をしてもらうために
蜜を出してそれを与えているわけですが、
蜜を作るのもサクラにはエネルギーが必要。
なので簡単に蜜を持っていかれないよう、
なるべく少ない蜜で蜂や鳥には
長くとどまってもらう工夫があるそう。
確かにサクラの木に集まる蜂や
メジロなどの鳥たちって
ひとつの木で長い時間蜜を吸ってる。

ヒントはパチンコ。

たまに出る当たりが欲しくて続ける。
出る台となかなか出ない台があるように、
サクラは蜜が多い花と少ない花があるそう。
だから当たりの花が出るのを探して
蜂や鳥が長い時間とどまるそうです。




アオミオカタニシも沢山見れました。
ホロホローの森で1匹しか見れなかったのに
まさか那覇市内でこんなにいたとは。


末吉公園は元々試験場だったようで、
それで色んな外来の樹木があるそう。

ハワイのククイの木があって、
なってる実を食べたりもしました。
ナッツのような感じです。
脂分が多いので食べすぎ注意だそう。

帰宅してククイのことを調べたら、
色々活用されてきたそう。
ロミロミマッサージのオイルも
ククイナッツオイルなんだとか。

やっぱり解説付きの自然観察は
色々知識も学べて楽しいですにっこり
少し賢くなりました。

あと、街路樹を見るときに、
「あ、不健康だし、枝切る場所が悪いから
これじゃもっと弱るだろうな~。

知識のない人が適当に切ったんだな~。」と

今までにない視点で見るようになりました。
公園や街路樹の管理の雑さが分かります。