島まーるで渡嘉敷島へ行って以降、
すっかり自然を欲しているこの頃。
本島内で自然が豊かといえば
やっぱりやんばる(北部)なんだけど、
那覇からだと車で2時間とかかかるので
休日にふらっと気軽に行く距離ではない。
そこで身近な自然探訪から始めようと、
那覇市内から攻めてみることにしました。
休日に用を済ませて午後から
末吉公園へ行ってみました。
立地的にはゆいレール駅でいうと
那覇市立病院前駅や儀保駅の間です。
どちらの駅からも徒歩10分圏内です。
那覇の端、浦添に近い位置になります。
那覇市のウォーキングイベントで
コースの一部として歩いたことはあるけど、
じっくりと観てまわったことはなかった。
どんな植物や生き物に出逢えるのか?
結論からいうと、2時間かけても
全部をまわりきれませんでした!
遭難するんじゃないかというくらい
遊歩道もたくさん分かれているし、
那覇市内であることを忘れます。
駅近とは思えない緑の深さ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240304/15/single-ut/4e/21/j/o1080060715409053880.jpg?caw=800)
到着早々にクチナシの花を発見。
渡嘉敷島の山の中で見て覚えました。
着色に使う実も沢山なってました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240304/15/single-ut/dd/2b/j/o1080060715409053883.jpg?caw=800)
玉城朝薫生誕三百年記念碑
玉城朝薫(たまぐすく ちょうくん)
琉球の芸能である組踊の祖、
組踊を創作した人といわれています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240304/15/single-ut/a4/c1/j/o1080060715409053885.jpg?caw=800)
ちなみにお墓は浦添市前田にあります。
ゆいレール経塚駅の近くにあります。
アート引っ越しセンターの近く。
末吉公園には高いヤシの木が生えていたり、
色んな木々が生えて緑に囲まれています。
植物や生き物を撮影しながら歩いてたら
なかなか前に進まないくらい色々ある。
次の画像のような場面にも出くわします。
※注:那覇市内での風景です
めちゃくちゃジャングル感。
駅から徒歩圏内でこの景色。
森の中でダイサギに遭遇。
撮れるだけ撮ろうと追跡を開始。
そしたら逃げる気配がないので、
3~4m間隔を保って跡をつけました。
「ついておいで」と言ってるような、
そんな感じで道を進んでいきます。
奥へと進んだところで羽ばたいたので、
その様子は最後に動画を貼りますね。
体長1m近いので目の前で羽を広げると
羽ばたく姿は見ごたえあります。
で、ダイサギについていった先。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240304/15/single-ut/c6/1d/j/o1080060715409053889.jpg?caw=800)
お墓しかないし行き止まりだし。
ダイサギ、何故ここへ導いてくれた?
森深すぎて遭難させられると思った。
ちなみにこちらのお墓は
琉球最後の王である尚泰の第二子、
尚寅を祖とする宜野湾御殿の墓。
宜野湾御殿(ぎのわんうどぅん)
市指定の文化財です。
そして、公園内には他にも文化財が。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240304/15/single-ut/45/47/j/o1080060715409053892.jpg?caw=800)
琉球八社巡りをしている方や
御朱印集めをしている方ならお馴染み?
末吉宮もこの末吉公園内にあります。
「琉球八社」は琉球王府から
特別な扱いを受けた八つの神社。
観光客も多い波上宮などもこのひとつ。
末吉宮は末吉公園の森の奥深くにあり、
県民でも知らない人も割といます。
巨大公園なのでいくつかルートがあるけど、
木々に囲まれた鬱蒼とした道を進むので、
辿り着くまでに不安になる方も多々。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240304/15/single-ut/8d/04/j/o1080060715409053896.jpg?caw=800)
森を抜けると現れる末吉宮。
ここだとちょこちょこ人はいるけど、
他の場所だと人もいない森の中で、
逆に急に人に遭うとドキッとする。
突然遭遇する生きてる人間が怖い笑
ちなみに無人なので御朱印は
波上宮でいただくことができます。
末吉宮近くにこんな生き物も。
世界最大級のカタツムリ、
外来種のアフリカマイマイ。
これの半分くらいなら見ることあるけど、
ここまででかいのはなかなか見ない。
比較用の物がなく手を添えてみましたが、
寄生虫だらけなので絶対触らないよう!
最悪、死にます!!
2000年には沖縄で子供の死亡例あり。
子供は特に好奇心で触ったりするので
ほんとこれは注意が必要なやつです。
そんなアフリカマイマイは戦前に
食用目的に沖縄に持ち込まれ、
昔にありがちな逃げて繁殖。
戦後の食糧難の時代には
貴重なたんぱく源として
人々の役に立ったこともあるけど、
今はわざわざ食べる人もいませんね。
農作物の病害虫として厄介な存在。
公園内には他にも危険なものが。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240304/15/single-ut/ec/a1/j/o1080060715409053900.jpg?caw=800)
末吉公園内には安謝川が流れていて、
小さな滝のような場所もあったりして
水の流れる音が聞こえたりするので、
ほんと那覇市内であることを忘れます。
イモリはいそうな雰囲気だったけど、
今回はそこまでは見つけられず。
それ探し始めたら時間が足りない。
まだ1/3くらいはまわれていないので、
次回またまわってみたいと思います。
この日は急に気温が下がったからか
昆虫もあまり見かけなかったので、
次は暖かい日を狙ってみます。
暖かくなるとハブも活発になるので、
その点は十分注意が必要ですね。
動画にまとめました。
デジカメで撮った画像整理中なので、
そちらも改めてご紹介します。
観光でレンタカーは無いけど、
ゆいレール移動で自然を感じたい、
という場合には気軽に行きやすい。
駐車場もあるので車でも可。
遊具もあるのでお子様連れで
遊具から自然まで楽しめそうです。
森林浴をしたい方は虫よけ必須です。
末吉公園 (那覇市首里末吉町)