かみのやま温泉駅周辺を一通り散策し、上山温泉へと向かった。

上山温泉には7か所の共同浴場があり、外湯巡りが楽しめる温泉である。
いずれの共同浴場も入浴料金が150円と非常にお値打ち価格で
地元の方はもちろん、観光客にも親しまれている。
ただし、洗髪をする場合には100円追加が必要となる。
100円追加で支払うと、水道の蛇口を貸してもらえ、カランが使えるようになる。
他にはない珍しいスタイルだ。
時間的に複数の共同浴場をめぐる時間がなく今回は一か所だけ
「下大湯」という共同浴場を選んだ。
ここを選んだ理由は、上山市観光協会のサイトで
共同浴場の中では一番に掲載されている、そんな単純な理由だった。
下大湯の前で写真撮影をしていると、丁度温泉から上がってきたばかりのおじさんが出てこられた。
ご挨拶したり、どこから来たのなんて他愛のない話をしただけですが、
旅先ではちょっとした出会いも嬉しいものです。
「ここはいいお湯だよ、ちょっと熱いけど」なんて言いながらおじさんは去っていった。
いいお湯というのはすごく期待が膨らむが、あまりに熱いお湯は少々苦手だ。
東北では福島の飯坂温泉等、46度とかいう超熱い湯もあって、覚悟しながらのれんをくぐった。
入ってみると、脱衣場と湯船があるだけのごく簡単な造りの温泉だが
大湯というだけあって、湯船は結構大きなもので、ミニプールとってもいいほどの大きさだ。
恐る恐るお湯の温度を確かめてみると、確かに熱いが、徐々に慣らせば入れないほどの温度ではない。
かかり湯を多めに浴びて、入ってみると、サラサラしているというか、カラットしているというか
表現が難しいのだが、水圧をあまり感じないというか・・・
お湯に浸かっている感覚をあまり感じない不思議なお湯だった。
女湯との仕切りには上山城が描かれ、お城の絵を見ながら入浴できる。
完全な内湯だが広い空間ということもあり、開放感も感じる。
山寺往復で大汗をかいていたので、ここできれいさっぱり汗を流すことができ
また、入浴後着替えも済ませて、湯上り爽快だった。
ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉のかけ流しだ。
山寺では忙しく、記念撮影どころではなかった。
「湯の上観音寺」というお寺さんがあったので、お参りしてきた。
湯の上とは本当にまさにズバリといった名称である。
奥羽本線を福島方面に少し進むと高畠という駅がある。
ここは、駅の中に温泉があることで知られており、上山で降りるか高畠で降りるか
相当迷ったが、上山で降りて良かったと思う。
山形新幹線に今年誕生した「とれいゆ つばさ」という列車だ。
電車では初めて足湯が付いたという、電車&温泉ファンにはたまらない列車だ。
電車で足湯なんてどんな気分なんだろう?非常に気になって仕方ない。



