金沢駅でのランチの後、妙立寺へ向かいました。
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妙立寺は金沢市街地の西端に位置するお寺で、1643年3代藩主前田利常公の命により
創建され、犀川を自然の堀に見立て、金沢城の防御のために寺町を作りました。
金沢城の東側にも浅野川が流れ、浅野川の外側にも防御目的で寺町が作られました。
その中でも妙立寺は、防御の拠点となっており、万一的に攻め込まれた場合でも
寺の建物に様々な防御設備や、落とし穴等々設備を備え、複雑な階段
複雑な廊下等から忍者寺とも呼ばれています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240712/13/singa915/e8/74/j/o4000300015462190664.jpg?caw=800)
こちらが妙立寺
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240712/13/singa915/09/e3/j/o0960170615462190569.jpg?caw=800)
早速境内に入ります。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240712/13/singa915/64/be/j/o4000300015462190575.jpg?caw=800)
まず、参拝を済ませます。
本堂の向かって右上には、お殿様専用の参拝室が設けられています。
こうすることで、一般庶民とお殿様が同時に参拝することができたとのこと。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240712/13/singa915/36/58/j/o4000300015462195625.jpg?caw=800)
絵馬は犬のデザインのかわいいものです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240712/13/singa915/f0/3f/j/o4000300015462195631.jpg?caw=800)
こちらの本堂内部が、仕掛けがいっぱいある構造で
申し込みを行えば、内部見学も可能です。
今回、当日申し込みを行ったのですが、無事見学することができました。
隠し階段や落とし穴、外観からではとても想像がつかない複雑怪奇な構造で
見学時は職員がグループごとに案内するようになっています。
本堂は、外観からでは2階建てくらいに見えるのですが、中2階、中々2階等設けられ
4階建て7層の構造になっています、当時は幕府の命令で3階建て以上の建物が作れなかったことも影響しているようです。
部屋数23,階段29と外観からでは想像ができない複雑さで
係りの方が案内しないと、出てこられなくなってしまう可能性もあります。
建物丁度中央には中庭があり、そこには井戸があります。
どこからでも水が取れるようになっている実用的な構造です。
井戸から、金沢城まで地下トンネルで繋がり、非常時にはお殿様が退避できる構造になていると
言い伝えられていますが、当時の技術では犀川の川底を掘り進むことは恐らく困難、
単なる言い伝えかと思われます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240712/13/singa915/38/8d/j/o3000400015462195628.jpg?caw=800)
内部の撮影はできないのですが、外部からその様子の一部を見ることができます。
本堂の左側、階段になっているのですが、階段の構造が一般的ではなく
けこみの部分が、障子紙になっています。
こうすることで、階段下の空間に明かりが差し込み
また、不審者が階段を登る様子が内部からでもよくわかります。
また、いざという場合、階段を上る敵にやり等で攻撃も可能です。
戦乱の時代ではなく、江戸時代の建立なので、これらの設備が
どれくらい活用されたのか分かりませんが、時代から考えると
幸いそれほど活用することなく済んだものと思われます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240712/13/singa915/78/c1/j/o4000300015462190630.jpg?caw=800)
最上階からは金沢市街が一望できますが、老朽化もあり
現在、最上部へは登ることができないようです。
日常生活のブログ「短パン洗濯中」もはじめました。
合わせてよろしくお願いします。
http://ameblo.jp/singa9152/
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