だってもう21歳。
土曜日の昼下がり。
買い物をするために、街へと繰り出した。
さすがに週末とあり、さらには久々に晴れたことも重なって、
街はたくさんの人が歩いていて、ちょっとしたカオスの状態である。
家族、親子、友達、あるいはステディと…。
笑顔の人で満ちた街を歩く僕の隣には、もちろん誰もいない。
21歳にもなって独り身とは…(トホホ)
21歳って、もっと大人だと思っていたし、
もっともっと後にやってくるものだと思っていた。
「彼女できた?」という言葉が
友達とのごあいさつになりつつあるこの頃、
「いや、まだ…。」と正直に答えるのに、そろそろ恥ずかしささえ感じてくる。
だから「ははは…。」とごまかすと、だいたいは勘違いしてくれるので、
それ以上は訂正したりしないのが、最近のマイブームである。
だってウソはついてないから。
また週が明けて学校が忙しくなれば、そういう類のことは忘れ去るであろう。
いつまでそんな風にし続けていいものか、
よくわからないけれど…。