お腹がぐぅ~、財布もぐぅ~…。
夜の大学の学食。
研究のミーティングを19時終えて、
お腹をすかせて学食へと向かった。
予想はしていたが、やはり定食は売り切ればかり…。
残った定食は唐揚げ定食と、からコロ定食であるが、
この頃、研究室まで売りに来てくれる弁当屋の弁当で、
揚げものにはもうこりごりしている。
ここはカレーでも食べて帰って、おやつでも食べておこう。
そう思って財布を開けて、思い出した。
小銭が無い。
よりによって、1000円札も1枚も入っていない。
財布もお腹をすかせていた。
こんなこともあろうかと財布の奥底に1万円札を潜めてはいるが、
9000円も、しかも1000円札だけでおつりを渡されるのは、
ほんの3日前にコンビニで懲りたばかりであった。
全く学んでいない。
それで大学からバスに飛び乗って家に帰り(バスはカードがある)、
財布をうるおして、夜のスーパーへ自転車を走らせた。
めったにスーパーでお惣菜を買わない自分にとって、
ほとんどの弁当に半額のシールが貼られていることは、
僕の脳にある買い物用電卓を狂わせる。
えっ?焼きそばと焼き飯、二つ合わせて240円!?
ボリューム的にも満足だし、学食よりよっぽど安く済むじゃないか。
偉そうなことを言うと、
このまま売れ残って廃棄されることになることを考えれば、
これは悪い話ではないじゃないか。
新たな個人的経済戦略と、小規模残飯処理運動が始動しそうである。