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文庫本になったので、と言いながら、仕事にかまけて購入してから読み終わるまでにだいぶ時間がかかってしまった。
他にも積んである文庫本があるのだが、読めるのはいつのことやら…
・「粗略にされておるのは、城の守りではない。」
と、村重は言う。
「油断なく守れという儂の下知 ー それよ」
…
一つ一つは、謀叛というにはあまりに些事だった。だがそれらはたしかに、叛意であったのだ。
・「宗門の教えにもなき片言隻句が人を惑わすのもこの世なら、いつわりの奇瑞が人を救うのもまた、この世の習いではございますまいか」
・神の罰より主君の罰おそるべし。主君の罰より臣下百姓の罰おそるべし。
臣下百姓にうとまれては、必ず国家を失ふ故、祈も詫言しても其の罰はまぬかれがたし。
故に神の罰、主君の罰よりも、臣下万民の罰は尤もおそるべし。





