★★★★⭐︎

職場の同僚がNetflixの本作を薦めていた。

Netflixには加入していないため、YouTubeで切り抜き動画を観てみたら面白かったので、原作も読んでみた。

実際にあった事件を基にしているのだが、コワイ世界があるもんだ。

多額を騙し取ったとしても、そこに至るまでの労力とリスクを考えると、リターンは決して大きいとは言えないのではないだろうか。

それでも地面師をする意味は、やはりハリソン山中のように、騙されて壊れていく相手を観ていることに何かしらの悦楽を感じるから、なのかもしれない。

うまい話には気をつけ過ぎて損はない、な。

★★★★★


ファティマにはあんまり興味がないので、中盤のファティマリレーはどうでもいいやって感じだったが(笑)、ナカカラでの攻防やバインツェルの話など面白かった。


バーシャではなく"エスト"


追っていたのは、デコースでもエストでもなく"騎士"



そういうメインの物語とは別に、今巻で惹かれたのはこの、ナオ・リンドーが"クルマルス"の片鱗を見せたところかな。


普段はオチャラケなヘタレキャラなんだが…


ガマッシャーンと言えば、レイスル3党首の残りの御二方もイイ感じ。


ふだんは居眠りして、何をやってるのかわからない方たちだが、実はちゃんとわかっているし、できるんだ … と。



こういう物語に厚みをもたせるバイプレイヤーがたまらんなぁ。



バイプレイヤーといえば、フィルモアの参謀長も、正統派の軍人として、話を盛り上げてくれていた。

ミヤザとの対比で、政治家としてのミヤザを引き立てる意味もあったのかな。


騎士達の主張は置いといて、純粋に軍人としての気構えと戦術を示していた。



次巻は、バインツェルとデコースの闘いがメインだろうか、楽しみに待っていよう。


★★★★★

文庫本になったので、と言いながら、仕事にかまけて購入してから読み終わるまでにだいぶ時間がかかってしまった。

他にも積んである文庫本があるのだが、読めるのはいつのことやら…

・「粗略にされておるのは、城の守りではない。」
 と、村重は言う。
 「油断なく守れという儂の下知 ー それよ」
 …
 一つ一つは、謀叛というにはあまりに些事だった。だがそれらはたしかに、叛意であったのだ。

・「宗門の教えにもなき片言隻句が人を惑わすのもこの世なら、いつわりの奇瑞が人を救うのもまた、この世の習いではございますまいか」

・神の罰より主君の罰おそるべし。主君の罰より臣下百姓の罰おそるべし。
 臣下百姓にうとまれては、必ず国家を失ふ故、祈も詫言しても其の罰はまぬかれがたし。
 故に神の罰、主君の罰よりも、臣下万民の罰は尤もおそるべし。
★★★⭐︎⭐︎

以前に購入したまま、読まずに積んでいたもの。

大前さんのようにアウトドア派で、かつ発想力と実行力のある方にはさほど心配するような話ではないかもしれないが、自分のような思いっきりのインドア派で大した実行力もない人間には、定年後の稼ぎ方は切実な問題だ。

なので、何かしらヒントが得られれば、と。

自分では見れない視点で世の中を学ぶという点では、流石の大前さんだが、他の本で語られていることと大きな違いはなかったな。

一方で、既にあるスキームの利用、人への投資、などのヒントがあった。

だが、実際にそのヒントを活用でかきるかと言われると…正直難しいかな。