★★★★★

読み応えがあり、1回読むのに時間がかかってしまったが、学ぶべきことがたくさん書かれていた。

各業界を代表する一流経営者達の行動や言葉、その裏にある考え方が体系的がまとめられている。
CEOならずとも、小さくてもチームをリードする立場にいる者には、「使える」ことばかりだ。

社長にもダイレクトに話をする機会があるので、「社長」の考え方を学ぼうと読み始めたが、最近社長がされていたことを振り返ると、「この本を読んでるんじゃないか?」と思える箇所があった。
こんど、この本にある言葉とか出して、探ってみようかな(笑)。


良いポイントが多すぎて、とてもココには書き出せないな。

★★★⭐︎⭐︎
環境についての勉強というより、環境経済の情勢把握かな。

ロシアによるウクライナ侵攻を発端とした原油やガス価格の高騰。

そして、
 エネルギー安全保障
 脱炭素
 経済成長
を見据えたエネルギー政策として、GX基本方針と10年間での150兆円投資を掲げる岸田政権。

ロシアにPLガスのパイプライン「ノルドストリーム」を止められたEUは、この冬のガス危機は乗り切ったが、中国がゼロコロナ政策を止めて需要増が見込まれるため、世界でLNG不足が見込まれる。

原発産業は衰退へと向かい始め、風力発電も陸上、海上ともに課題が大きいし、CO2の相殺として扱われるクレジット市場は排出削減の根拠が怪しいものも多く、国際的な基準が待たれる。


産業が活性化し、技術が向上していけば、環境に貢献できるものが生み出されていくが、ただエネルギーを抑えるだけでは産業は育たない。

難しいが、暗中模索でも進んで行くしかない。


★★★★★

好きな漫画がアニメ化されたものには興味ないのだが、公開後の評判が良いので観にいったら、すごい面白かった。

原作の前日譚のような話も多くて新鮮だったし、試合の描写も変に間伸びさせずにスピード感があって良かった。

海南や陵南を省いたのも、話をスッキリさせるには正解だと思う。魚住のかつらむきは、やっぱり漫画過ぎてムリがあるし(笑)。ただ、最後のところは、沢北が「自分に足りなかったもの」を得てからどう変わったのか、としても良かったのでは? 宮城がそこに居るのは、う〜ん…

声優がテレビアニメから変わったことで批判もあるようだが、テレビアニメを観てない者からすると、声優が変わったかどうかよりも、高校生らしくない低く渋い声の方が気になった。なのに、河田(兄)の声は意外に高くて、「へ〜、井上さんはこういうイメージで描いていたのか」と。

何にしても、作品としてはとても面白く、原作ファンとして満足できたし、年始めに元気をもらえた。

「キツくても心臓バクバクでも、めいっぱい平気なフリをする」

… 映画オリジナルの、イイ言葉だ。





★★★★★

共感できる言葉がたくさんあった。

いや、言葉だけでなく、この話のテーマそのものに自分にも重なるものがある、と感じられた。

この本を読んだ人は、誰もが同じように感じる部分があるのではないだろうか。

それは、書き方が上手いのかな、文章もとても読み易いし。


LGBTやジェンダーなどが話題になるときの、時代の流れ、認めないのは時代錯誤・非常識というような表面的な"正論"に大きな違和感を感じていたが、その問題意識に見事に"嵌まる"作品だった。

これがハッピーエンドだったら最後に興醒めしていただろうが、そうではなかった点からも、作者はイイセンスをしているなぁ。


・私は少しずつ気付いていきました。… 世の中に溢れている情報はほぼすべて、小さな河川が合流を繰り返しながら大きな海を成すように、この世界全体がいつの間にか設定している大きなゴールへと収斂されていくことに。
 その"大きなゴール"というものを、端的に表現すると、「明日死なないこと」です。

・多様性、という言葉が生んだものの一つに、おめでたさ、があると感じています。 … 想像を絶するほど理解しがたい、直視できないほど嫌悪感を抱き距離を置きたいと感じるものには、しっかり蓋をする。そんな人たちがよく使う言葉です。

・「繋がり」… どんな人でも同じ悩みを持つ誰かと繋がれたら、きっとずっと生きやすくなるはず

・多様性とは、都合よく使える美しい言葉ではない。自分の想像力の限界を突き付けられる言葉のはずだ。時に吐き気を催し、時には目を瞑りたくなるほど、自分にとって都合の悪いものがすぐ傍で呼吸していることを思い知らされる言葉のはずだ。

・幸せの形は人それぞれ。多様性の時代。自分に正直に生きよう。
 そう言えるのは、本当の自分を明かしたところで、排除されない人たちだけだ。

・どんなものを持ち合わせて生まれてきたとしても、この星で生きていていいんだと思いたい。… この世界がそういう場所になれば、たとえ人生の途中でどんな変化が訪れたとしても、生きていくこと自体には絶望せずにいられるかもしれない。

・もう、卑屈にすっかり飽きたのだ。
 生きていたいのだ。
 この世界で生きていくしかないのだから。
 …
 それならば、今からでも、生き抜くために手を組む仲間をひとりでも増やしておきたい。
 自分のために。

・ずっと、自分を覗き込まれないよう、他者を登場させない人生を選んできた。その結果、生きることを推し進めていく力を自分自身で生成するしかなくなった。その状態が限界に到達したあの大晦日の日、初めて、自ら他者を求めた。

・あなたの言う現実で、誰に説明したってわかってもらえない者同士、どうにか繋がり合って生きているんです。



★★★★⭐︎

ガリレオシリーズ。

今作も読み易く…と言うのは、褒め言葉にならない気がする。
終盤に意外な事実が明らかになっていくのだが、正直もう少し読み応えが欲しい。
事件についても、血の繋がりについても。

湯川について知ることのできるエピソードだったが、やはり、事件解決に物理や科学が絡む話の方が好きだな。

「透明な螺旋」の螺旋は、DNAの意だろうか。
だとしたら・・・なるほど。