Trois Noëlトロワ・ノエル【贈り物:Un présent merveilleux】(25)
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善三の急逝を知った杜夫は葬儀後、
善三が大切にしていた椅子を引き取っていた。
その椅子が杜夫と桔梗を結びつけたことになる。
まるで善三の遺志でもあるかのようだった。
杜夫と2、3打ち合わせた後
桔梗と真柴は『コーポ梶原』を後にした。
「悪かったなここまでしてもらって」
「いえ
ただ・・人には色んな道があるんだなと。。」
真柴はしみじみと感じた
「あぁ・・そうだな
だがきっとそれも報われるはずだ
するしないは本人が決めることだがな」
「道を示したと?」
「まぁそんなとこだ
大袈裟なもんじゃねぇけどな
そうしたことってあるだろ?
オレより多いと思うが?」
「そうですね・・」真柴は徹哉や榊のことを思い出していた
「さてと
そろそろ戻らねぇとな
うちの姫がお待ちかねだ」
「うちのはじゃじゃ馬だが」と付け足した真柴はクスリと笑う
誰がじゃじゃ馬ですって!と聞こえてきそうだったので
桔梗もクスリと笑った
美月・真柴
桔梗・美園の合流時の会話はこちら
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
12月24日午後10時過ぎ
12月24日午後10時過ぎ
杜夫宅に集談社編集長:増澤勇太郎から電話が入った
内容はMisono電撃入籍の件だった
「相手が違う!どうなってる!」といった内容だった
「え!?本当ですか!すぐ行きます!」
もちろんその相手は一ノ瀬ヒカルでなく柴田桔梗であることは知っていた
桔梗から「おそらく連絡があるはずだ」と聞かされてもいた。
あとは小金沢さんが思ったことありのまま伝えればいい
会見の場を用意する。とも言われていた
そのまま機材の入ったバックを担ぎ部屋を後にし
赤のミニクーパに乗った杜夫はパークハイアット東京へと向かった
心なしか飾られた早智子の写真の微笑がいっそう輝いて見え
「いってらっしゃい」と言っているようだった
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