Trois Noëlトロワ・ノエル【贈り物:Un présent merveilleux】(17)

Trois Noëlトロワ・ノエル【贈り物:Un présent merveilleux】第一話

前回のお話

この扉を開ければ早智子がいる・・


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

『喫茶・ルノワール』
朝は近所のお年寄り(が比較的多い)が集う
なかでもモーニングAセットが人気だ
焼きたてのトーストにゆで卵
自家製ドレッシングのサラダにヨーグルトとホットコーヒーか紅茶
飲み物は+50円で夏場はアイスにも変更できる
さらにそれがワンコイン500円でお釣りが来るのだ
もう200円出すホットサンド(Cセット)もお勧めだ


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

握った手に汗まで滲んでくる

ゆっくりとドアノブを下げ開けようとした瞬間

「杜くん?」

杜夫はビクっとして声のほうを振り返った

「早智子?」

くりっとした二重の瞳に長身

立川早智子は学生時代バレーボールをしており
左腕から繰り出すスパイクは強烈だった
同年代からはレフトの立川と恐れられていた
ちなみに同級生の江角真紀も同様である
ライトの江角・レフトの立川と最強コンビだった


髪はあの頃より短くショートに揃えられている
ショートのほうがとても若く見える
同じ年なのか?
早智子だけ時間が止まっているようにも思えた

「ママァそよ(その)ひとだぁぇ?」

ママ?
俺は早智子の左下に視線を落とす
早智子の左手を握り不思議そうに俺を覗く小さな女の子
子供。。そりゃそうだよな13年だもんな

早智子はしゃがみこみ女の子に目線をあわせる

「もよちゃん
この人はね。あなたのパパなのよ」


まて!早智子!どう見ても3歳くらいだろ
え・・
なんだこれ。。夢か?夢見てるのか?


「ぱぱ?」

「そうよパパ」

「ふぅん
ママってじょうじゃん(冗談)ちゅき(好き)やのよね~(好きなのよね)」

「あはは
冗談w冗談wもよちゃんも好きだもんねぇ~」

「もよもちゅきぃ~」

ねぇーと頭を傾げニコニコする二人


おぃマテ!
・・早智子。。笑えねぇ・・
う・・さっきのパンチ(冗談)がきつすぎた
腹が・・
どうなってんだ早智子・・

「この子『もよこ』っていうの
私にそっくりでしょ?」

「もよママにちょっくりぃ~」

早智子は立ち上がると再び もよこの手を握った

「少し歩きましょ
この子散歩好きだから」

「もよ おちゃんぽちゅきぃ~」

「あ、あぁ・・」

益々顔面蒼白な杜夫
腹痛もピークを迎えていた

Trois Noëlトロワ・ノエル【贈り物:Un présent merveilleux】(18)

Trois Noëlトロワ・ノエル【聖夜:La nuit sacrée】第一話
Trois Noëlトロワ・ノエル【聖夜:La nuit sacrée】(最終話)

☆Trois Noëlトロワ・ノエル【聖夜:La nuit sacrée】あきままさまver
第一話
Trois Noëlトロワ・ノエル【聖夜:La nuit sacrée】(最終話)

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