Trois Noëlトロワ・ノエル【贈り物:Un présent merveilleux】(14)

Trois Noëlトロワ・ノエル【贈り物:Un présent merveilleux】第一話

前回のお話
現在


「それから金を工面しては
国内外に行き沢山の写真を撮った。

$ミラーズ(仮)

一度だけ早智子と出かけた青森。。
あの時が一番幸せだった・・」

杜夫の目には薄らと涙が見える

「結局・・早智子には愛想をつかされたが・・

約束の場所に来てくれなかったんだ。。
あの思い出の場所に・・
5年立っても成果は上がらなかったから
きっとそのせいだと・・
それからは音信不通になった。。」


「逢いには?」桔梗は尋ねる

「もちろん行きました
行くのに1週間かかりましたけどね
遠距離恋愛だったのもあるが。。なかなか勇気がでなくてね・・
今みたいに携帯なんて高くて気軽には持てなかった時代だったし。。
ですがそこに住んでなかった
引っ越していたみたいで・・とてもショックでしたよ

そのうち自暴自棄になり。。借金も増えて・・
だけど食っていくにはこれしかなくてね」

杜夫はデスクの上に置かれたカメラを見やる
不思議とデスクの上だけは綺麗にされていた
よほど想いが深いのだろうと桔梗と真柴は思った。

「そしていわゆるパパラッチになったんです
当時はそんな言葉もなかったですがね

一度美味い汁を吸うとなかなか抜け出せない
楽なんですよ
いつくるか・・二度と来るか分からない瞬間のシャッターを切るより
この時間ここで待ち構えてれば来る
その時を押す。しかも金になるんです・・
タレコミもある・・人って怖い生き物だ」

杜夫は俺を含めと付け加えた

(その瞬間があるから。。
その時があるから輝けるんじゃねぇか・・)

早智子の影響が大きかったんだろうなと桔梗は思った


「そんな生活をしてると今から二年前
早智子から連絡があった・・
偶然俺の雑誌を見て社に連絡くれたらしい
普通はそういうのは断るんだがどうしてもと・・
ただならぬ気配だったらしくて取り次いだと。。

それを聞いた俺は嬉しくてね」

頬を伝う涙を拭う

「だけど・・逢えない。
こんな仕事してる俺に逢う資格なんてあるわけがない
それに・・なんで今さら。。どうして今なんだって・・」

「ですが後悔する
そう思ったのでしょ?」と桔梗

「あぁ・・
葛藤したよ・・日にちも決め、いざ逢う時。。
ちょうどその日にタレコミがあってね。。
あのMisonoの住所が分かったんだ」

桔梗の眉がピクっと動いた


※今回はこういう人もいるのではないかという
空想のもと書いております。ご了承くださいませ

Trois Noëlトロワ・ノエル【贈り物:Un présent merveilleux】(15)

Trois Noëlトロワ・ノエル【聖夜:La nuit sacrée】第一話
Trois Noëlトロワ・ノエル【聖夜:La nuit sacrée】(最終話)

☆Trois Noëlトロワ・ノエル【聖夜:La nuit sacrée】あきままさまver
第一話
Trois Noëlトロワ・ノエル【聖夜:La nuit sacrée】(最終話)

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