Trois Noëlトロワ・ノエル【聖夜:La nuit sacrée】(33)

第一話

前回のお話

「桔梗さん・・」

ヒカルの声にどこか元気がない
ここ二日ほどあきらかにおかしかった

「どうした?元気ねぇな」

「あ・・いえ・・」

「あの写真のこと聞いたか?それでか?」

だがそれを知ったのはオレも含め今日のはず
他に?

「それもあるんですが・・」

ボクは桔梗さんに全て話した
話さないとつぶれそうだった。
誰かが歌ってたっけ・・この気持ちの名前を教えてくださいって。。
エグザイルだったかな・・

話を聞き終えた桔梗が呟く

「小早川さんか・・
なぁヒカル知ってるか?Enchanté(アンシャンテ)って言葉」

ボクはその言葉を聞いてドキっとした
あきさんが手がけたワイン・・ボクと一緒に作ったと言っても過言ではないかもしれない
あのワインと同じ名前だった
でも。。言い過ぎかな・・

「これは美園から聞いたんだがな」

「姉貴から?」

「あぁ・・魔法をかける
喜ばせる・心を奪うなんて意味もあるらしい
はじめましてとかな
美園から聞いたのか知らねぇが
オレたちは11年逢えなかった・・
逢おうと思っててもそれができなかった

オレのせいでもあるがな・・
だが再び出逢ったあの夜、美園はこの言葉が一番最初に浮かんだらしい」

11年・・この年月って。。ボクに比べたら桔梗さんはもっとじゃないか。。

「だからヒカル
今日必ず逢え何があってもだ
またはじめればいいじゃねぇか

その先に何があったとしても
行かないのはきっと後悔するぜ」

「はぃ!」

この返事を聞いて急に笑い出す桔梗
ヒカルは意味が分からなかった

「わりぃ
つい5年前のお前を思い出した
あの頃のヒカルはどこ行ったんだ?
こんなもんじゃねぇだろ?」


はっとし思い出す

「そうでしたね・・あの時は必死でした」

「だろ?
だったら想いは届くはずだぜ?
それとな行く途中誰が見てるか分からねぇから
用心しろよ?
悪かったな本当はオレだったかも知れなかった」

「いえ。桔梗さんならこんなことにはなりませんよ
ボクのせいです
それと今夜楽しみにしてます」

「ああ
明日はちょっと忙しくなるかもしれねぇが
また頼むぜ」

「はぃ!
ありがとぅございました!」

「ヒカル。お前が義弟で頼もしいぜ
ありがとうな」

「とんでもないです」


携帯を切ったボクには


Enchanté(アンシャンテ)


この言葉が胸に深く響いた
桔梗さんと姉貴の想いと一緒に・・

Trois Noëlトロワ・ノエル【聖夜:La nuit sacrée】(34)
Trois Noëlトロワ・ノエル【聖夜:La nuit sacrée】(大阪Lovers)前編
Trois Noëlトロワ・ノエル【聖夜:La nuit sacrée】(大阪Lovers)後編

☆あきままさまver
第一話

Trois Noëlトロワ・ノエル【聖夜:La nuit sacrée】(53)


→全話登場人物一覧 こちら

いつもご協力多謝!ぽちっとなっとお願いします>w<
両方押していただくと泣いて喜びます (。>0<。)ブワッ

※キーボードのCtrlボタンと一緒にポチっと押すと
別のタブで開きますので便利ですよぉ ィー(。・ω・)ゝ

携帯の方は→こちらへ

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(愛欲)へ
にほんブログ村