続きです
こちらからどうぞ
飲み会に参加していた3人目の男性
サラ男くんは
IT関係の仕事をしている商社マン
言葉の使い方からも
頭の良さを感じたが
その割には気取った所がなくて
おおらかな雰囲気が好印象でした
ネクタイ引っ張ってキス
ハイブランドが上品
同じ電車に乗った私達は
互いに向かい合うような格好で
密着していました
そこそこ混み合っていた電車内の真ん中で
あろうことか
ディープキス
(えーーーっ)
離れようにも
どうにも身動きがとれず
避けることができませんでした
強引に舌を絡めるサラ男くんは
周りが全く目に入っていない様でした
なんとか唇を避けた私は
なんで?
私が好きなの?
好き
嘘だ
嘘じゃないよ
信じない
そう言ったところで
口を塞がれるかのように
再びディープキス
(待ってーーー)
おそらく目撃した人も居ただろう
たまらず
駅に着いたところで
私は一旦、電車を降りた
が
終電に乗っていた事を思い出した私
これに乗らなきゃ帰れない
急いで隣の車両に乗り込んだ
サラ男くんも一緒になって着いてくる
どこまで着いてくるつもり?
再び向かい合わせになった私達
サラ男くんは私の腰に手を回し
グイッと自分の方へ引き寄せると
本気だよ
真っ直ぐな瞳で私を見つめるサラ男くんに
戸惑いながらも…
サラ男くん
私が居ない飲み会にも参加してるじゃん
うん
ダメ?
本気だって言うなら
私がいる時だけ参加して
分かった
私は何を言ってるんだ
結局、サラ男くんは
私の最寄駅まで一緒に乗っていた
さすがにこれ以上着いて来られたら困る
私だけ降りて電車を見送ると
じゃあね
サラ男くんはそのまま
電車に乗って去って行った
ふぅ…
結局、私は
飲み会に参加した男性全員と
キスした事になる
Kくんのキスはこちら
黒ちゃんのキスはこちら