【初就職・瞬間瞬か間が命がけ】
Wハウジング入社後の配属は、最初から戸建て住宅の設計部門で、いわゆるフリー設計住宅のプレゼン図面作成と見積もりといった仕事からでした。
「営業が顧客から希望を取って、僕が1日2日で図面を引く。図面と見積もりを取って、営業がそれでプレゼンするんです。
契約が決まった後は僕ら設計がお客さんと細かい打ち合わせをして、あんなこともできる、こうしたらかっこいいですよと提案する。これは夢を膨らませる作業なので、楽しい仕事でした」
という小川さんですが、やりがいの反面で、「瞬間瞬間が命がけだった」とも言います。
「学生時代は適当に間違えてもごまかせたけど、仕事は本当に間違えたら信用がなくなる。仕事でミスしたらクビになるし、ここをクビになっちゃったら他では絶対に働けないと思っていたので、しがみついてました。
計算は電卓を使えば何とかクリアできますし、顧客との打ち合わせは要望を図面に書きながら聞き取るので、記憶の問題はそこには発生しなかったんですが、やはり何かで仕事を中断したり声をかけられたりトイレで離席するだけでも記憶が飛んじゃう状況で、本当に、瞬間瞬間が命がけ」
加えてこの就職一年目の段階で夜間の学校に通い、二級建築士の資格も取得した小川さん。
あくまで障害は誰にも打ち明けずにクローズですが、健常者の同僚たちと肩を並べて働くために、この時期に小川さんなりの仕事術を構築したようです。
講演会のお知らせ
3月27日(日)13時〜
当事者無料です。
申込み頂ければ、いつでも視聴可能です。
僕の話は当事者の糧になると思います❗️



