あなたは、どんなテレビドラマが好きですか？
恋愛ドラマ
サスペンスドラマ
出世ドラマ
学園ドラマ
時代劇
など…
僕の高校時代には、トレンディドラマなんてものが流行っていました
都会の男女が、華のあるとされる業界や夜のカフェバーなどで恋愛を繰り広げるという。
今の若い方は知らないでしょうね(笑)
ドラマには、必ず主人公がいて、人物像が設定されていますよね。
西村京太郎ミステリーなら、十津川警部(右)が主人公で、
真面目、部下思い、冗談をほとんど言わない、仕事第一など…
さて、テレビドラマから離れても、
現実世界にもドラマと同じように、
主人公がいます。
その主人公とは、あなたです
家族、同僚、友達などの周りの人たちは、
言ってみれば、助演や脇役、端役です。
逆に、周りの人たちから見ると、あなたは助演であり、脇役であり、端役でもあります。
では、あなたという主人公は、どんな人物像に設定されていますか
性格、趣向、価値観、仕事など、事細かに設定されていますよね。
では、今のあなたの人物設定を変えたいと思ったら変えることができるのでしょうか
答えはシンプルで、
変えられると思えば、変えられるし、
変えられないと思えば、変えられません。
変えなくていいと思えば、変わりません。
人物像を変えるには、
その役に「なり切る」こと
が超大事です❗
それには、
性格、趣向、価値観、仕事など、
どんな自分でありたいのかを設定し直さなければなりませんね
演出家や脚本家になったつもりで、人物設定を考えるのです。
もしあなたが人物像を変えたいと思っているのなら、
今の時点でいいので、
なりたい1人の人物を、性格、趣向、価値観、仕事などの観点から、設定してみてください。
もし、テレビドラマの主人公に理想とする人物がいたら、それでもいいですし、
身近な人にそういう人がいたら、その人を思い浮かべて設定します。
そして、
今からその人物になり切ってください。
現実がどうだからとかは関係ありません。
欧米では、成功を目指す1つの方法として、
「尊敬する誰かになりきるのが有効」
という考え方があり、
これは
ヒューマンスキル
という言葉で表されています。
なぜ、なり切るのがいいかと言うと、
なり切った瞬間から、
自分の意識が一致するからです。
顕在意識と
潜在意識とがあります。
顕在意識は、人間が意識的に感じている意識です。意識のうち、3～4％と言われています。
潜在意識は、人間が無意識のうちに感じる意識で、意識のうち96～97％を占める言われています。
そして実は、潜在意識よりもさらに奥には
集合的意識があると言われており、
集合的意識には、
過去・現在・未来の全ての情報、つまり全宇宙の叡智が貯蔵されているとされています。
量子論的には、
ゼロポイントフィールドと呼ばれています。
1人の役になり切れば、
つまりその役に決めれば、
意識、行動、人格が一致するので、
顕在意識
潜在意識
集合的意識
が一致し、望む役を引き寄せやすくなります。
きっと俳優さんや女優さんは、
その人物像を深いところまで染み込ませるから、
その人物をあたかも実在するかのように、引き寄せくるのでしょう
ある俳優さんは、
「僕がその役をやるんじゃない。その役が僕を通して表れてくるんだ」
とも言っています。
さらに、
脳には、RAS(脳幹網様体賦活系)というフィルターが存在します。
人が意識していることだけを脳に送るという役割を担っています。
マンションを買いたいと思ったら、急に新聞や電車で不動産広告に目が行ったり、建物の「モデルルーム公開中」の文字が次々と目に入ってくるでしょう。
また、司法試験を受けると決めたら、法律関係の予備校がやたら目につくようになったり、新聞を読んでも、裁判の記事が真っ先に目に飛び込んできたりすることでしょう。
でも、マンションのことで頭がいっぱいの人には、法律予備校には何の印象も残りません。
RASには、関心のない情報は排除するという性質もあるのです。
その役になり切っていたら、
脳がその役に必要な情報を取り込んでくれるようになるのです。
脳科学的に、
理想の人物に
たった今から
なり切ってしまうことが、理想の自分になるために大切なんですね
あなたは、この世界の主人公です。
どんな人物像でこの世界を演じていきますか？
