今でもテレビでよく見るHPV=子宮頸がんワクチン接種推奨CM。これを観ると、若い世代でもこの病気になるのかと心配になってしまう。しかしそれは誤り。以前も申し上げたが、10代、20代でこの病気を発症する方は極めてまれ。一方で副作用の割合はmRNAコロナワクチンが登場するまでは一番高かった極めて危険な薬剤。それをあろうことか、今度は若い男性をも接種対象にし、利益を得ようとしています。悪魔ですね製薬会社は。
製薬会社は「効く薬」を売っているのではありません。
「売れる薬」を売っているのです。
以下は、令和5年6月29日(木)厚生労働省で開催された「第12回 医薬品等行政評価・監視委員会」議事録から(同省HP掲載済)
*取り上げられている議題は「HPV=子宮頸がんワクチン」の安全性について
(一部加筆省略しています。オリジナルは厚労省HPに掲載されていますのでそちらをs参照願います)
○佐藤嗣道委員(以下同じ)
HPVワクチンのベネフィットとリスクのバランスに関してです。ワクチン接種のリスクに関し、平均して接種者1万人当たり10人弱の死亡事例を含む重篤な副作用の報告がある一方で、ベネフィットのほうはどうなのか。子宮頸がんは1万人当たり発症が132人、その内死亡が34人とされているところ、ベネフィットを考えるときには、この1万人当たり132人がワクチンによってどのぐらい減るのか、あるいは死亡がどのぐらい減るのかということになる。このワクチンがカバーしているHPV16型子宮頸がんの感染を何%防ぐのかお聞きしたい。
○厚労省・予防接種担当参事官室ワクチンシステム高度化推進専門官(以下同じ)
2価のサーバリックス(ワクチン名)、あるいは4価のガーダシル(ワクチン名)がカバーしているHPV16型の子宮頸がんについて感染防御効果は9割前後となっております。
○委員
そうすると、これらのワクチンが子宮頸がんの70%(子宮頸がん全体を占める16型の割合)をカバーしていて、その9割の感染を防ぐということですと、(0.7×0.9なので)HPVの感染を予防する効果が6割ぐらいというのがベネフィットなわけですね。
では、感染後の前がん病変あるいはいわゆる浸潤するがんそのものへの発症(悪化の予防)はどうか。1万人当たり何人の子宮頸がんの発症を防げるのか、そして、死亡を何人予防できるのかということに関する具体的な数字というのは出されていないか。
○厚労省
今、お伺いいただいた1万人当たり何人の子宮頸がんを予防できるかという数字はございません。
○委員
現状では、15歳でHPVワクチンを接種した際、子宮頸がんの好発年齢(最も発症する年齢)である40代までこのワクチンの効果が持続するのか、その段階においてがんの発症予防効果があるのかということについてはまだデータがない。
そういう段階で1万人接種当たり10人弱にワクチン接種後非常に長く続く重い症状のリスクがあるということがベネフィット・リスクバランスとしてどうなのかというのはかなり疑問ではないかと思う。
1万人当たり子宮頸がんの発症のリスクが100余りで、例えば本当の意味でそれがワクチンによって半分に減って、1万人当たり60人の子宮頸がんを防ぐとしても、一方で、それの見返りに接種者1万人当たり約10人弱の一生を台無しにするような、あるいはすぐには治らないような接種後の副作用に苦しむような状況と引き替えにするということは、国民全体としてのベネフィット・リスクバランスという観点でいったときにどうなのか。これは成り立つワクチンなのか。
前がん病変の段階でも検診によってそれを発見すれば、ワクチンを打っても打っていなくてもほぼ発症そのものは予防できる。検診で防げるのに、わざわざ1万人当たり8人ないし9人の一生を台無しするような重い後遺症を残すリスクを負わせるということが本当に適切なのか。
任意の接種として個人の判断に委ねるというやり方はあるかもしれませんけれども、接種勧奨するほどのワクチンの効果が見込めているのでしょうかということです。それに引き替えリスクのほうがかなり重視すべきではないかと私は思うのですが、いかがでしょうか。
〇厚労省
ベネフィットとリスクというところのバランスは審議会のほうでも検討いただいて、現在の判断になっていると理解しております。いずれにしましても、HPVワクチン接種後に症状が出現している方々に対する寄り添った支援というところを徹底してやってまいりたいと思っております。
いつもどおりの有り難いお言葉
それだけですけど…