禁酒生活を続け2か月余りが経った。酒を飲みたい気持ちは変わらないが、以前ほど強くはない。ただ「物足りなさ」はずっと感じている。それでも、「いつまで続くか」ではなく「いつまでも続ける」でなければならないと念じて朝を歩く。
そんな中、今日は同業者の集まりの年次総会の日。当然のごとく宴席がある。
オヤジ、試練の一夜である。
近くの川べりの風景
ゴルフ練習場のネットを見上げる
広がる田んぼ
空との境の白い一直線の構造物は新幹線高架
実は敦賀方面に向かう車両が写っている
農道から望む白山連峰
希望の陽でありますように
さて、先日はセンターファイア化されたマルシンのS&WM39について少し触れた。併せてユーチューブの方でも3マガジン分動画をアップした。
私のほかにも発火動画をアップされた方がいらっしゃるが、総じて作動は快調な様子。さすがセンターファイアといったところか。
ただし、それなりに調整は必要と思う。特にキットモデルは素組ではほぼ動かない。懐に余裕があるならば素直に完成品を買った方がよいだろう。
我が家に生息するM39とM439
手前が今回入手したM39
奥で黒く光るのがABSのM39、その隣がHWのM439
この2挺はもちろんサイドファイア
ここにまもなくセンターファイアHWのM439が加わる
…終活はどこへ行った
さて、キットのHWモデルを入手し、組み立て・調整・発火・調整を繰り返して1か月余り、改めてこのモデルを語ってみようと思う。前回と重複するところのあるのはご容赦願いたい。
〇キット組み立ての印象
発売当時(サイドファイアモデル時代)から言われてきたことだが、複雑なダブルアクション構造でありガバメントなどと比べると組み立ての難易度は高い。しかも、サイズが似通った細かなピンやスプリングが多く、これが困難さに拍車をかけている。
取扱説明書(丁寧さにマルシンの良心を感じた)にはピンやスプリングのイラストと寸法が表示されているのだが、残念なことにイラストが現物のサイズと合っていない。そして、長さを図ろうにもスプリングが対象となると、ノギスを当てるわずかな力でサイズは変化する。直径に至っては2.5ミリ、2.6ミリ、2.8ミリとくる。コンマ1ミリの差など、老眼乱視のジジイにどうやって見分けろというのだろうか…。
とにかく、一度すべてのパーツを開き、取説と突き合わせてどこの何にのパーツであるかの目星をしっかりつけてから組み立て作業に入ることをお勧めする。
〇以下は留意箇所というか難関
①デトネーター
まずはマルシンご自慢のXデトネーター。
これがバレル内に入らなかった。取説にはちゃんと入れる際のデトの向きがイラストで表示されており、そのとおりに入れたつもりなのだが入らない。仕方なく4.5ミリのドリルでチャンバー内を軽くさらってようやく入れた次第である。
②デプレッサープランジャー
リアサイトの下に取り付けるデプレッサープランジャー。
実銃ではマガジンセイフティに関連したパーツらしいが、これが最初どうしても入らなかった。あとでよく見るとスライドに小さなバリがあることを発見。これを取り除いたら少し改善したが最終的には取り付けるのはやめた。
その理由は、ブリーチを取り外した状態、つまりスライドおよびブリーチそれぞれ単体の状態で同プランジャーを差し込むとスムースに動く。しかし、スライドをブリーチに取り付けた状態で差し込むと、とても動きが固くまともに動いてくれない。どうにも面倒になり、マガジンセイフティなどあると面倒だと、さっさと省略することにした。(③に関連)
③リアサイト
スライド内部(下から上に向けて)からネジ2本で固定するのであるが、そのネジがうまくリアサイトのネジ穴に入らない。ほんのわずか、1ミリ以下、0コンマ何ミリかリアサイトのネジ穴が後ろにずれている感じ。
別角度から言うと、ネジはスライドに取り付けられたブリーチのネジの通り道を抜けてリアサイトのネジ穴に届くようになっているのだが、そのブリーチのネジの通り道がほんの僅かサイトのネジ穴と合っていない。もうあとコンマ何ミリか後ろにずれれば固定できるという状態。
下はスライド上部からの見たところ。下に2つ並んでいるのがリアサイト固定用のネジが通る穴で、その奥に見えるのがブリーチに設けられている穴(U字型に見える)。ネジはこの中心部を通るのだが、ブリーチの穴の位置が微妙に前寄りに見える。
後で気付いたのだが、最初無理に入れたら左側のネジが斜めに入ってしまい変な風に固定されてしまった。これではいかんとブリーチも含めスライド内を完全分解した上で、くだんのブリーチの穴の後ろ側をやすりでほんの少し削って広げてちゃんとネジが通るように修正した。(マルシンの伝統、ブリーチは簡単に外せる)
デプレッサープランジャーに次いでリアサイトの固定用のネジ穴まで微妙な位置ずれとくるとブリーチとスライドのマッチングがずれているのかも…、あるいは、スライドとブリーチの接着(ほんの少し接着剤が使われている)の不具合で、想定外の個所についた接着剤が両者の適切なマッチングを妨げていたのかもしれない。
私の購入したキットモデル単体の不具合ならばよろしいが(個人的には迷惑)…
外したブリーチとスライド
接着剤はほんのごく一部に使われているだけ
スライドとの隙間に細いマイナスドライバーを差し込んで捻ると簡単に外れる
タイトに組み合わさっているので無理しないように
よい子は見ちゃダメな写真
小さいピンがデプレッサープランジャー
ファイアリングピンは後ろ寄りにくぼみがある
ブリーチに空いている小さな穴はファイアリングピン固定用のめくらピンを取り外すために開けたもの
なお、このめくらピンを外したままファイアリングピンをセットするのはとても面倒だし
仮にできても何の得にもなりません
やった本人が言うのだから間違いありません
念のため
④すり合わせ
組み立ててからも調整は必至。完成したからと言って、喜び勇んでスライド引いてもほぼスライドは戻らない。頑張ってすり合わせをしよう。
⑤フィードランプ
フィーディングというか、チャンバーへのカートの挿入、送り込みがシビア。
インナーフレームのフィードランプの形状はサイドファイアモデルと同じようだが、サイドファイアカートと9ミリX-PFCリアルカートの先端形状は微妙に違う。サイド用カートはとてもなだらかな形状をしておりフィーディングでは優等生だった。それに比較するとリアルカートは先端が鋭角気味でフィーディングには不利。8発フル装填で初弾突っ込みということがよく発生する。
ここはマガジンをいじるよりもフィードランプを削った方がいいと思う。私は電動ドリルに回転やすりを取り付けて修正。様子を見ながらだが、結果的にはかなり削った。手作業では厳しいができるだけなだらかにするよう頑張りましょう。
⑥エジェクター
あと、取説にも書いてあるがエジェクターはそのままではほぼカートを蹴り出してくれない。ペンチで内側にグッと曲げる必要がある。
サイドファイアモデルのパーツとの互換性はかなりある。フレーム側はマガジンを含めほとんどそのまま流用できると思う。バレルはXーPFC用デトとの関係があるので明確なことは言えないが外寸はぴったり。
ちょっと面白かったのが、リコイルスプリング。
センターモデルのリコイルスプリングは太さが0.8ミリなところ、サイドファイアモデルの方は太さが0.9ミリで長さも少し短い。強さを比べてみると意外なことにサイドファイアモデルのスプリングの方が強い。だから、組み立ててしばらくはあえて強いサイドファイアのスプリングをセットし、スライドを戻りやすくしてすり合わせに利用した。
何とか組み立て、すり合わせが終われば後はお楽しみの発火。かなり快調に動いてくれる(私のモデルではたまに不発が発生⇒火薬が原因の可能性大)。発火音も大きくホールドオープンも確実で気持ちが良い。多少気難しさを感じるがお勧めのモデル。(ただし完成品に限る)
*さて、ここからが今回のメイン
「タナカ製ダブルキャップカートで過激に楽しもう!」
手元にはサイドファイアモデル用バレルが2本ある。
最初はそのうち1本を利用しCPカート用にしようと考えた。しかし、いずれにしてもシングル発火。どうせならと過激にタナカのダブルキャップカート仕様にしてみることにした。
必要なのはデトネーター。これは、サイドファイア用のデトをベースに現物合わせで長さを詰めていき最終的に37.6ミリとなった。
標準のX-PFCデトに比べると随分短い
カートのインナーと接する先端の形状には気を使った
ついで、サイドファイア用バレルなのでカートストッパーを工夫する必要がある。X-PFCではおそらくデトのX字型の出っ張りがストッパーになっていると思われる。しかし、サイドファイア用デトにそんなものはない。
(タナカダブルカートだと構造上、デトそのものがカートストッパーの役割(デトの先端がカート内部の前方のインナーと接触し前進を止める⇒接触しても発火しない)を担うので必要ないと言えばそれまでなのだが、将来的にCPカートを使用することも考えてのこと。)
ここは3Dプリンターでバレル内径にぴったりの直径10ミリ、内径9ミリ、長さ(高さ)5ミリの樹脂製パイプをプリント。これをバレルに押し込むと弾頭とケースの段差でカートはストップする。
その上でフィーディングを確認するが、フィードランプの修正の甲斐あってか全く問題なし。
ということで早速発火。
まずはシングル仕様で発火するが、空キャップやマルシンPFC用ドーナツインナーでは全く動かない。潔くシングルはあきらめダブルで試射。これはうまくいった。音も大きく動きもビシッ!として気持ちいい。これはイケると確信が持てたので翌日改めて発火することとした。
その動画がこれ
途中何度か不発があり完全ではないが、ダブル発火の迫力の一端は確認できると思う。
マルシン製センターファイア「S&WM39」をダブルキャップで発火!
不発の原因ははっきりしないがおそらく火薬かな。ずっと自宅で保管していたのだが、ここしばらく湿気対策もせず放っておいた。ちょうど梅雨入りの時期と重なったため不発が発生したのでは…、
現在、キャップ火薬はすべてカメラ保管用の電動防湿庫(年間を通し概ね湿度50%程度を維持)に入れて保管している。
もう少し様子を見て、それでも発生するようであればファイアリングピン周りを検証し、必要ならばメインスプリングを強化するなどで対応してみる。
なお、発火後はオリジナルのX-PFC仕様に戻している。ダブル発火は過激で楽しいが、モデルのことも考え普段はシングルで遊ぶのがベター。
さて、つい先日ようやく遅れていたM439の発売がアナウンスされた。私も予約してあったので昨日早速代金を振り込んだ。木曜か金曜日には手元に届くだろう。楽しみだ。
ちなみに今度は完成品です(笑)
でわでわ









