星のや富士の1日目の続きです。
星のや富士の宿泊施設は、キャビンと呼ばれる建物です。
外見はこんな感じです。
不思議な形の建物ですねぇ。
中はいたってシンプルな造りになっています。
シンプルだけと清潔感があって、とても気持ちがよい。
そして大きな窓の外には絶景が見えます。
テラスもあり、テラスに出ると河口湖と富士山を独り占めできちゃいます。
この日は霞がかかっていて、青空と富士山の景色は見えませんでしたが、富士山の姿は見えたので良かったです。
富士山見るとなんだかテンションが上がりますね!
寒い時期にはテラスにコタツが設置されています。
このコタツに入りながら、富士山をぼーっと眺めるのが最高の贅沢ですね!
外気が冷たくてもコタツに入ると温まります。
コタツってすごいねぇ。
レセプションで貸してもらったリュックを壁に掛けると、なんかオシャレ。
リュックの中には、森の中を散策するときに便利なグッズがいくつか入っています。
バードウォッチングに使える双眼鏡や、飲み物を入れて持ち運べるボトル、夜歩くときに便利なヘッドライトなどなど。
ボトルと森のビスコッティはプレゼントなので、持ち帰って良いものです。
そして、部屋の鍵にはバードコールがついていました。
バードコールは、きゅっきゅっと回すと、鳥の鳴き声のような音が出るもので、スタッフさん曰くうまく使えると鳥が返事をしてくれるそうな。
僕はうまく使えませんでいたけどねぇ(苦笑)
森を楽しむ心遣いがにくいですね!
コーヒーや紅茶も自由に飲めるように置いてありました。
特にコーヒーは豆にこだわっているようで、ドリップして飲めるように道具も置いてあった。
僕たちは普段コーヒーは飲まないんだけど、せっかくなので滞在中何度か楽しみました。
洗面所もシンプルだけど清潔感があります。
そして風呂場の窓からは富士山が見える。
昼間お風呂に入れば、富士山を見ながら湯舟に浸かることもできますね。
キャビンはさほど広くないけど、とても快適に宿泊できる造りでした。
テラスのコタツにいた時間がとても多かったような気がします(笑)
夕飯は18時に予約していたので、それまではキャビン内でゆっくりしていました。
そして夕食の時間になったので、敷地内にあるフォレストキッチンの方に行きました。
今回予約した夕飯は、ダッチオーブンディナーという狩猟肉をメインにしたディナー。
それをグランピングの醍醐味、自分たちもちょっとだけ調理に参加していただくというものです。
フォレストキッチンの入り口につくと、灯りを持ったスタッフさんが席まで案内してくれます。
キャンプのようなお料理をいただくので、外でのディナーです。
なので、寒い!
でもテーブルはコタツのようになっているし、ストーブもそばにおいてくれていたので、何とか大丈夫でした。
冬は防寒対策はしっかりしていった方がいいですね。
最初の料理は、「猪ベーコンと里芋のみぞれスープ」です。
鍋に入ったスープをコンロで温めていただきます。
ここでの作業は、塩コショウとゆずの皮削りくらい。
猪ベーコンがギュギュっと味が濃縮されていて美味しかった。
ゆずを入れると、味が爽やかになってとても美味しいお料理でした。
続いて、「猪ハムの藁スモークと冬野菜のジャーサラダ」です。
ビンに入った野菜とドレッシングを思いっきりシェイクします。
良く混ざったら、木の器に入れます。
そして、藁でいぶした猪ハムをのせて完成。
藁でいぶしたりするのも自分たちで行います。
スモークすること猪ハムが香ばしい香りがついてとても美味しいです。
サラダのドレッシングが苺のドレッシングなんだけど、程よい酸味があってこれまた美味しい。
次の料理は、「鹿レバーと香味野菜のスチーム ウイスキーと醤油の香り」です。
具材をちょっと炒めたり、塩コショウ、ウイスキー、醤油麹をかけたあと、少しスチームしていただきます。
お野菜がどれも甘く、そしてウイスキーの香りがほんのりしてそれがアクセントになって美味しかったです。
僕はレバーが苦手なんだけど、臭みはそんなに気にならず美味しくいただけました。
とは言え、苦手なものは前もって伝えておく方がいいですね(笑)
次は、「猪肉と味噌のリゾット」。
水気が少なるまで炒めて、そのあとにクレソンを入れます。
その上からチーズを擦りいれて完成。
炒めているときから味噌の香りがほんのりしていました。
食べてみるととてもまろやかな味。
チーズとの相性も抜群で、とても美味しい。
チーズはたっぷりと入れるのがおすすめです。
そしてメインディッシュ、「鹿ロースのグリル 冬野菜のロースト」です。
まずは鹿肉に焼き目を付けます。
美味しそうに焼き目が付きました!!
続いてこの鹿肉をお野菜とともにお鍋に入れます。
ソースも入れてしばらくロースト。
そして盛り付けして出来上がり。
鹿肉がとても柔らかくて美味しい。
脂も少なく、なんかヘルシーな感じがしました。
柚子胡椒を付けて食べると、とても美味しかった~。
付け合わせの冬野菜も、ほくほくで美味しかったです。
山梨の美味しい食材を堪能した感じです。
猪や鹿などの狩猟肉って臭みがあるイメージがあったけど、こちらで食べてみて印象が変わりました。
スタッフさんいわく、猟師さんの腕が良くて、捕ってすぐに処理をするから臭みがないんだとか。
なので、ほかで食べる狩猟肉よりも臭みが少ないんだそうです。
鹿とか猪とか増えて困っているそうで、こうやって食べることも良いのかもしれませんね。
最後はデザートを作ります。
デザートは「焼芋のプディングとリンゴのキャラメリゼ」。
まずリンゴをシュガーバターで炒めます。
この時点で、かなり美味しそうな香りがします(笑)
そしてそこにキャラメルとアーモンドを入れてさらに炒め合わせます。
それを小さなお鍋に入った焼芋のプディングの上にのせて完成。
焼芋プディングとリンゴの相性が抜群です。
そして、キャラメルアーモンドの食感がアクセントを加えて、とても美味しいデザートでした。
ダッチオーブンディナーはお客参加型のディナーで、炒めたり味付けしたり自分たちでするのが楽しいですね。
スタッフさんの説明も丁寧だし、会話もフレンドリー。
寒くて手をこすっていたら、カイロをくれたりする心遣いもしてくれます。
とても楽しい時間でした。
そして料理はどれも美味しかったので大満足。
今回ご飯無しのプランで予約したので、このディナーは別料金。
お値段はちと高いですが、星のや富士に泊まるんだったら1回は体験しておきたいディナーかな。
デザートを食べた後は、焚火をよういしてくれていたので、そちらの方でゆっくりしました。
オレンジ色の炎を見つめながら紅茶を飲むのは至福の時間です。
この後、いったん部屋に戻りました。
夜のキャビンはこんな感じです。
夜空に四角いキャビンが浮き上がって見えますね。
夜になるとテラスのファイヤープレイスに火を入れくれます。
さすがに夜は寒いんだけど、コタツに入りながらファイヤープレイスの火を眺めるのもなかなか良いです。
写真で言うと、真ん中の上にあるのがファイヤープレイスです。
そして21時にはクラウドテラスの焚火ラウンジで生演奏会が開かれるということなので、そちらにも行ってみました。
夜になるとライブラリーカフェの前にお酒がいっぱい並べてあります。
こちらは別途料金がかかるんでしょうけど、お酒好きな人はたまらんでしょうね(笑)
この日演奏してくれたのは、二宮楽さんというギタリストの方でした。
夏木マリさんのギタリストなどをやっていると言ってました。
焚火を見つめながら、ギターの生演奏を聴けるのはとても心地が良かった。
すごく幸せな時間だった~。
演奏会が終わってから、木漏れ日デッキによりました。
そこには、コタツが設置されていて、ボードゲームなんかもおいてあったり、白黒映画を放映していたりします。
いろいろ楽しめるようにしてくれてるんですねぇ。
ここでしむしむ嫁さんと、オセロで勝負。
見事に完敗しました。
実はオセロとか将棋とか苦手なんです(笑)
嫁にも意外と弱かったと言われちった。
今度リベンジしてやる!!
星のや富士のお部屋にはテレビがありません。
でも、そんなの気にならないくらい、のんびりといろいろ楽しめる場所でした。
まだ初日なのに、すでに大満足。
すごいところや~~。
2日目につづく
しむしむ日記の旅行記事は、「しむしむ旅行記」でもう少し詳しく書いています。
興味があったら読んでみてください。