SIMPLE MINIMAL -35ページ目
ボートセイリングの帆が
数を減らす頃、
東京湾の漣は黄金色に照り返し、
雄大な富士山のシルエットが出現します。
乾いた空気が冴えるこの季節、
その姿は更に際立ちます。
富士山のシルエットの直ぐ隣に
太陽が沈む壮観はこの季節ならでは・・。
そして、もうひとつのスペクタクル、
日没後の数十分のマジックアワーの
グラデーションと、
富士の上に輝く宵の明星。
サーモンのポワレ、赤ワインソース。
赤ワインソースを作ります。
・赤ワイン 約1/2本
・バルサミコ酢 大さじ2くらい
・玉ねぎ 1/4個 スライス
・塩・胡椒 少々
材料を鍋に入れ火にかけ、
大さじ2~3くらいの量になるまで
じっくり煮詰めます。
そこへ大さじ1くらいの生クリームと、
バター大さじ1くらいを混ぜ込み、
玉ねぎを濾したらソースの準備完了。
マッシュポテトは茹でたじゃがいもを裏ごして、
温めた牛乳を混ぜ込みます。
塩、胡椒、ナツメグで調味します。
生鮭の皮に切り込みを入れ、
塩胡椒をします。
フライパンにオリーブオイルを入れ
皮目を下にして弱火から焼き始め、
焼き油をすくってかけながら
ミディアムくらいの加減に焼きます。
今回はミディアムは過ぎてしまいましたが、
皮目はパリッと香ばしく焼けました。
皿にソースを敷き、
サーモン、マッシュポテトを
盛り付けたら完成です。
もし赤ワインソースが多く余ったら、
翌朝の卵料理に使うと、
少し豪華な朝食が楽しめます。
※生クリームでつけた“ドット”は・・
皿のバランスが悪く
“間抜け”てしまったので、
模様をつけてみました。
意味はありませんが
こんなことをして、
一人で照れたりしております・・。
バーのカウンターに僕一人・・。
ジョアン・ジルベルトを聴きながら・・。
そこへ一人の男が来店し、
僕の顔を見つけると隣の席についてきました。
一見、堅気に見えない武骨な風体の男は
既に大分酔っている様子・・。
彼もこの店の常連で、
僕のことを
「死んだ弟に雰囲気が似ている」
と言って、気に入ってくれているよう・・。
ワイルド・ターキーを浴びるように飲み、
いつも酔っている彼は、
会うたびに弟さんの話を繰り返しますが、
僕はいつも初めて聞いたように振舞います。
しかし昨夜はいつもと様子が違っていました。
話を聞くと、飼い猫が臨終の際で、
これから注射を打たなければならないのだと・・。
16年前にマンションのエントランスに
捨てられているところを拾った時の話や、
当時来日していたシンディー・ローパーに
ちなんで“シンディ”と名付けた話・・、
シンディの思い出を愛おしそうに話していました。
グラスを倒したところでマスターに促され、
広い背中を丸めて、店を後にして行きました。
「彼はすごくモテる」・・
他の常連がしていたそんな話を思い出して、
頷ける気がしました。
彼が去った後の、
カウンターに散らかったタバコの灰を見て・・
心配です・・
武骨だけれど猫を愛する優しい男。
・・この話の流れで“明太子スパゲティ”の
話は如何かとも思いましたが・・。
明太子のスパゲティ。
麺を茹でている間、ソースを準備します。
ボールにバター大さじ1くらいと
顆粒昆布ダシ少々、レモン汁少々、
それに辛し明太子の
小さいものなら1本分を用意して、
その半量をボールに入れたら、
残りは別にして置きます。
茹で上がった麺と、レードル1杯分の
熱い茹で汁をボールに加え混ぜます。
さらに残して置いた明太子も加え混ぜます。
明太子を2回に分けることで、
加熱され固まった粒と生の粒の両方の
味と食感を楽しめます。
明太子と茹で汁の塩分で
塩は入れる必要ないと思いますが、
明太子の塩加減により調味します。
大葉、刻み海苔、
貝割菜などのスプラウトなどを
薬味に乗せるとよく合います。
夕照が街を琥珀に染める頃、
学生たちが無邪気にはしゃぐ
バス停横の花壇に、
木立アロエが個性的な形状の
花を咲かせてていました。
夕日に染められたような
鮮やかな朱色の花でした。
牛すじとコンニャクの煮込み・・
“スジコン”を、うどんにかけて、
土鍋でグツグツ煮込みながら頂きました。
牛すじは一度茹でこぼします。
コンニャクは叩いてコシをなくし、
茹でてアク抜きしてから
スプーンでちぎるように切ります。
大根はいちょう切りにし下茹でします。
圧力鍋でニンニク、生姜、タカノツメを
ゴマ油で炒め香りが立ったところに、
水、酒、味醂を注ぎ入れ
昆布といりこのダシを加えます。
味醂の量はこの段階で味見をして、
やや甘めに感じる位が
美味しいと思います。
一口大に切った牛すじを入れ
短時間加圧します。
コンニャク、大根を合わせ、
じっくりコトコト煮込んだら、
スジコン煮込みの出来上がり。
ご飯ともお酒とも美味しいです。
土鍋にうどんと煮込みの汁をかけ、
グツグツ煮立たせたら、
卵、柚子、たっぷりの刻みネギを
入れて頂きます。
うどんは冷凍うどんを使いました。
辛さと熱さで汗が出て、
極寒の夜に最高の一品です。

