バーのカウンターに僕一人・・。
ジョアン・ジルベルトを聴きながら・・。
そこへ一人の男が来店し、
僕の顔を見つけると隣の席についてきました。
一見、堅気に見えない武骨な風体の男は
既に大分酔っている様子・・。
彼もこの店の常連で、
僕のことを
「死んだ弟に雰囲気が似ている」
と言って、気に入ってくれているよう・・。
ワイルド・ターキーを浴びるように飲み、
いつも酔っている彼は、
会うたびに弟さんの話を繰り返しますが、
僕はいつも初めて聞いたように振舞います。
しかし昨夜はいつもと様子が違っていました。
話を聞くと、飼い猫が臨終の際で、
これから注射を打たなければならないのだと・・。
16年前にマンションのエントランスに
捨てられているところを拾った時の話や、
当時来日していたシンディー・ローパーに
ちなんで“シンディ”と名付けた話・・、
シンディの思い出を愛おしそうに話していました。
グラスを倒したところでマスターに促され、
広い背中を丸めて、店を後にして行きました。
「彼はすごくモテる」・・
他の常連がしていたそんな話を思い出して、
頷ける気がしました。
彼が去った後の、
カウンターに散らかったタバコの灰を見て・・
心配です・・
武骨だけれど猫を愛する優しい男。
・・この話の流れで“明太子スパゲティ”の
話は如何かとも思いましたが・・。
明太子のスパゲティ。
麺を茹でている間、ソースを準備します。
ボールにバター大さじ1くらいと
顆粒昆布ダシ少々、レモン汁少々、
それに辛し明太子の
小さいものなら1本分を用意して、
その半量をボールに入れたら、
残りは別にして置きます。
茹で上がった麺と、レードル1杯分の
熱い茹で汁をボールに加え混ぜます。
さらに残して置いた明太子も加え混ぜます。
明太子を2回に分けることで、
加熱され固まった粒と生の粒の両方の
味と食感を楽しめます。
明太子と茹で汁の塩分で
塩は入れる必要ないと思いますが、
明太子の塩加減により調味します。
大葉、刻み海苔、
貝割菜などのスプラウトなどを
薬味に乗せるとよく合います。
