10年以上、片づけの仕事に携わっていますが、
12年前、ライフオーガナイザーを受講し、衝撃だったのはタイプによって片づけやすさが違うということでした。
タイプとは、「脳」が得意な方法を見つけること。「利き脳」を味方にし、ストレスのない収納を見つけること。あくまでも、「利き脳は、自分のことを知る一つの手段」として使います。
苦手なこと、得意なことは人それぞれ違います。誰かがうまくいった片づけ法や収納法が、必ずしも自分に向いているとは限らないんですよね。そう、自分が苦手なこと、得意なことは何か?と考えたとき、手助けになるのが利き脳なんです。
このことを知った私は、まずは、自分のことがとても理解できたのです。
例えば、私は「右左タイプ」。
好きな空間は、お店のディスプレイのとうな魅せる収納が理想です。そのため、見せる部分には惜しみなくお金をかけて選ぶ傾向があるんです。素材や色のトーンを揃えることにこだわります。さらに、書類整理をするもんなら、カテゴリー分けから、ラベルまで、完璧な書類整理をしたがるんです。そのくせ、収納スタイルができことに満足。使い始めると、元に戻すことが面倒で、せっかくできたファイルを使ったシステムは使いこなせない。なんてことがあるんですよ。
こんな自分を理解できると、さらに行動の癖からどうしたらいいのかもわかってきます。0か100かの動き方をする私は、「仮だから」という言葉が自分を動かせるようになったり、、。自分のことを俯瞰して見ることができると、部屋のゴールと生活を見据えてた収納、自分を知るきっかけになったのです。
自分のことを知ると、さらに家族は、私と同じゴールを目指さないタイプ?と思うようになり、片づけで衝突する理由が少しずつ見えてきたのです。
例えば、息子。
効率優先、ビジュアルは興味なし。
物事を論理的に捉え、感覚的に表現する、発想や行動が私には思いつかないタイプ。子どもを観察しているうちに、自分の中に答えを持っていることがわかり、私の声かけが変わりました。
「片づけんちゃいよ〜」とざっくりした声かけから、
「なんで片づけんのん?」
「めんどくさい」
「めんどくさいか〜何がめんどくさいんかね?」
と、投げかけて終わる。
すると、
「○○していい?」と、めんどくさいを解消してくる提案をしてくるのです。
忘れもしない一番最初にそれを感じたのは、このこと。
部活動から帰って洗濯物をカバンから出さない息子のめんどくさいは、「カバンの中の物を分ける」ことでした。この分ける作業を、洗濯ネットを持ち出し、着替える時にネットに入れるだけで、カバンの中で洗濯物が分けられているので、考えずにポイと洗濯機に運ぶだけ。
息子とは、片づいた空間のゴールが違うことも、片づけようと思う理由も違うことも理解できると、衝突が減ってきたんですよ〜。
さらに娘は、また違うタイプ。
感覚で動く人です。片づいたゴールは私と似ているけど、片づけようと思う理由はまた違うし、片づけやすさも「瞬間」が大切な人なんです。
「利き脳タイプ」が全てではないですが、
みんな違うんだってことがわかると、これまでの片づけは、
「片づけんちゃい」
「片づけてよ〜」
「なんで片付かんのん」
この声かけだけでは、片づけが難しいことが腑に落ちたのです。
自分が片づけが苦手と思っている方
家族が片づけやすい方法のヒントを知りたい方
利き脳タイプ別片づけがヒントになるかもしれません^^。
先日のミニセミナーでは、タイプ別の好むビジュアル傾向についてお話させていただきました。これは、私のこれまでの500件以上の現場で、リアルに感じた秋山統計の話ですが、皆さん首を縦にふっていただく姿に、ふふふっと、笑。これは、部屋全体を見たときのヒントになるといいな〜と思っています。
そんな、生活が楽になる収納方法や自分の持っている行動の特性を知ってみるミニセミナー。明後日、積水さんのモデルハウスで開催します。
「部屋の見方」も写真を使ってやっていようと企み中なので、直近ですが、お時間ある方は、ぜひご参加ください。
〜片づけ収納〜みんな違う!利き脳ヒントに知れる生活収納
●日時:12月16日(金) 10時30分〜12時
●場所:積水ハウスイズ広島 アスタ展示場
広島市東区牛田新町2丁目2-10-12内
牛田住宅情報スクエア「アスタ」
●参加費:1000円(現地にて)