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先日の投稿でも少し触れた、最近東大から職員・在校生向けに出されたというガイドライン。
これが、作成者側の努力がよくわかるもので感心した次第です。
一部を抜粋して紹介します。
普段の自分の言動や考え、視点などと比較しながら読んでみると面白いと思います☺︎
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● 名簿掲載名から性別を推測したグループ分けをしたり、「男子」「女子」としての発言や行動を期待したり、あるいは要求したりする。
● 名簿あるいは外見から推測される性別に従って呼称の使い分けをする(「〜さん」 「〜くん」の使い分け)。
● 「今どきは『世の中には男と女しかいない』と言ってはいけないんでしたね」と、 あたかも発言に気をつけているかのように装い、その実は性の多様性について暗に揶揄する。
● 「男子はみんな彼女が欲しいだろうけれど」などのバイナリーかつ異性愛を前提と した発言をする。
● 「この研究者は私生活ではコッチの人だったんだよね」と冗談や軽口として言った り、「特殊な性癖があってね」と言ったりするなど、同性愛差別的な発言をする。
● 「私もよくわからないのですが、最近は LGBTQ とかいう人たちもいるんですよ ね」と、自分は無関係である風を呈示して、あたかも LGBTQ 当事者が自分たちと は異質な「他者」であるようにふるまう(LGBTQ 当事者の「他者化」を行う)。
● SOGI や LGBTQ についてよく知らないまま、「人間には体の性と心の性があって」 「日本は伝統的に同性愛に寛容で」など、通説のように受けとめられていながらも、 現時点では学術的に不正確とされている内容を授業で発言する。
● 学生の安全を守るための情報共有やファシリテートが不十分なまま、差別発言が出 ることが容易に予想されるトピックで、学生同士に授業やゼミなどでの議論や討論 をさせる。
● 「彼氏/彼女いないの?」「好きな男性/女性のタイプは?」「合コン行こうよ/行か ないの?」「イケメンなのになんで彼女ができないの?」等、バイナリーかつ異性愛を前提とした発言を行う。
ーーーーー
(本文はリンク先のPDFファイル内にあります☺︎)
いかがでしたか?
「え?これの何が問題なの!?」
「何も考えずに普段から口にしていた!」
など、疑問や驚きを感じられた方もいらっしゃるのでは?
人によっては「全くもって新しい、自分にはなかった視点」であるでしょうし、全てを理解し納得することは難しいかもしれません。
私はこのガイドラインを読んで、結構感動したんですよ。
「今の世の中いろいろうるさいから、とりあえずこういうことをいうの禁止ね」と頭ごなしに形だけで書かれたものではなく、
具体例を上げながら、性の多様化に関して理解・考察が深い方々によって丁寧に書かれたこと、ちゃんと当事者に向き合っている姿勢が伝わってくるなと思いました。
これらが「全く新しいこと」だと感じる人もいるでしょうし、「何が悪いのかわからない」という方の方が多いかもしれません。
「こんなの急に言われてもよくわからない!」
「なんでこんなに気を遣わなければいけないの!」
…と反対したいという気持ちが湧いてくるかもしれません。
ただ、今は理解ができない内容が含まれていたとしても、
「とりあえずこういう見方があるんだな」
ということを知っておくだけでもいいのかなと思います。
もちろん理解することは必要ですが、まずは自分とは異なる、全く想像が及ばなかった視点を持ち心を痛めてきた人たちがいたという事実を知ることが大事なのかなと。
現在は、その理解を社会全体に促すための過渡期ですしね。
「何がダメなの!?」
という疑問が湧いた時点で、100点。
よくぞ言ってくれた!と思えたら、500点。
さらに、「どういうことなのかもう少し知りたいな」と思えた人には1億点!
笑
また、前回の投稿とこれがどう結びつくのかと言いますと、
このガイドラインは「LGBTQ+」に関するものなわけですが、ここでいう「性の多様性」って、
いわゆる「男たるもの…、女らしさとは…」
という昔ながらの性差別が基礎になっているものなんですよね。
そのため、ここに書かれていることは必ずしもLGBTQ+に限定されるものではなく、むしろ性別関係なく全人類に当てはまるものでもあるよなー、と。
これってこれまでの「性区別・性差別」の当たり前の概念や決まりごとを壊していくということ。
前にも書いたかもしれませんが、
ご自身の中にある「女だから大人しくしなきゃ」「男だから我慢しなきゃ」みたいに何の疑問も抱かずそういうものだと思ってきたことに気づくきっかけにも大いに役立ちそうだったので、紹介させていただきました☺︎
(*サムネイルは、大好きなアンドリュー・スコットとポール・メスカル。アンドリューはゲイであることを公表していて、最新作『異人たちとの夏』でもゲイのライター役で主演☺︎ 早く観たい。)
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