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一年ほど前の投稿。
この投稿には、いろいろな意見が寄せられました。
そのくらい、思うことがあるという方が多いトピックだったということです。
中には数件批判も含まれており、
「私の周りの女性は皆女性らしさを楽しんでいる！だからあなたの言っていることは間違っている！」
という内容で、興味深いのは全員が全く同じ誤解をしていたこと。
念の為に言っておくと、
「女性らしさ、反対！」とは一言も言っていないし、そもそもそんな内容ではありません。
ものすごく簡単にいうなら、
女の私だから他の女性が求めているものがわかる！
全ての女性はもっと”女性らしさ”を楽しみたいし憧れているはず！
だから私が女として人生を楽しむ方法を教えてあげる！
…という押し付けをすんな
という内容。
女性と一言で言ったって、好きなファッションも髪型も趣味も興味の対象もさまざまなわけで。
私は髪も長いしスカートも履くし、世間一般の基準として「女性らしい」と言われる格好は好きだけど、別に「女性だから女性らしい格好をしたい」と思ってそれをしているわけではないし、
「女性らしくて素敵！という言葉が、全ての女性に対しての褒め言葉にはなるわけではない」という話です。
（私が敬愛するお二方。全くタイプの違う女性二人ですが、どちらもめちゃくちゃかっこいい！）
（ちなみに、左がジュリアン・ムーア、右がティルダ・スウィントン。二人の共演作が発表されたとのことですごく楽しみ！）
それらの批判に関しては、幸いなことに誤解されている点を説明すると最終的にはご自身の誤りや早合点を認め、
「文章をしっかり読まずに誤解して、すみませんでした」
と謝罪される方がほとんどでした。
（こちらこそお話の機会をいただき、ありがとうございました☺︎）
こういう発言をすると、
「そんなの屁理屈。女性らしいというのは褒め言葉なんだから、素直にありがとうと喜んでおけば角が立たないのに」
という方もいるでしょう。
角が立たないことを優先するならその通りなのですが、それって違和感を感じている人は我慢して黙っておけということ。
これは確実に言えることだけど、今後10年、15年で、この「常識」は必ず変わっていきます。
また、このやりとりを通して学んだこともたくさんありました。
特に面白いなと思ったのは、届いた批判こそが私が言いたかったポイントでもあったということ。
あらためて気付かされたのは、
「女とは・男とはこうあるべき！」という意識は本当に根深くて、特に一般的に言われるそのイメージと自分の好みが一致しているに人には、その問題自体が見えにくい…ということ。
また、好みは一致していなくても「女だからこうしなきゃ」と刷り込まれてしまっている人は、そこにハマらない自分を責めながら、必死にそちらに合わせようと努力を続け苦しさから逃れられなくなってしまう。
これ、以前紹介したNHKのドキュメンタリーでも触れられていたこと。
その状況・環境で不便さを感じない人は、そもそもその問題点に気づきにくいし、仮に気づいていても「別に今のままでいいじゃん！」と変わることや新しい視点を得ることを拒絶する傾向があること。
これって、個人の問題というよりは、人間の性みたいなものなのだと思います。
それでも、どんなに時間がかかっても、変えていく必要があるからこそ議論が起こっているわけで。
これって「女性らしさ・男性らしさ」という話だけでなく、「こうでなければいけない」という思い込みって、日々の生活の中で私たちがストレスを感じたり自分を追い詰めたりする原因の一つでもあるんですよね。
また、社会の構造や視点の歪みがブログ記事の反応ひとつにも如実に現れるほどに根深いんだなというのもとても興味深かったです。
そして、常識であるという認識が強いからこそ、投稿を批判する人が出てくることはある意味当然だということにもあらためて気づき、納得をしました。
（念の為に言っておきますが、これは反対意見を批判しているわけではなく、事実に対する私なりの考察です！）
一番の気づきは、
こういう内容の話をするには、いろいろな具体例を挙げて「基本的な概念」をまずは説明をする必要があるということ。
例えば、
「女性らしい・男らしい」という言葉は、一般的には長らくポジティブな意味しかない褒め言葉として受け取られてきました。
「しかし実際は、ポジティブには受け取られない場合もあるんですよ。その言葉には、マイナスの意味が含まれていることがあるんですよ。それは具体的にはこういう事例があって、現在議論がなされています」
くらいの説明が必要だったんだなと。
そして、説明をしてもそれを理解してくれるかどうかはまた別のこと。
これは逆に、私が「その知識や概念はすでに多くの人が持ち合わせているはず」という思い込み・決めつけをしていたゆえのこと。
そして、だからといってそれを一から説明するのはこのブログの趣旨とはちょっと異なってくるな…ということにも気付かされた出来事でした。
ちょっと話が変わりますが、
つい先日、東京大学があるガイドラインを発表しました。
それは、
『東京大学における性的指向と性自認の多様性に関する学生のための行動ガイドライン』
このタイトルだけでは、意味不明かもしれませんが。笑
実はここに書かれている内容こそが、私が説明を省いた具体例を明確に文章にしてくれていました。東大、ありがとう！
次回は、ここにどんなことが書かれているのかについて、できるだけわかりやすく触れたいと思います☺︎
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【遠隔セッション】 60分 80ポンド（12,000円） or 90分 110ポンド（16,500円）
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小さなお子様がいらっしゃる方でも、ご自宅にお伺いできますのでお気軽にご相談ください。
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