どこ鉄198 〜錆びついた線路 | 菅野貴夫の野球電鉄

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俳優・菅野貴夫のブログです。
「どこ鉄」とは、友人から送られてきた鉄道写真を、それがどこで撮られたものかを推理・検索・悪戦苦闘しながら解いていくシリーズです。

またまたお久しぶりです、どこ野鉄夫です。



4月下旬まで1ヶ月以上にわたり大きな舞台のスタッフに入っていまして、そこそこ責任の重い仕事だったためこちらの筆が進みませんでした。

一度錆びついて止まってしまうと、次の動き出しにかなりの力が要るもので。。



月が変わって余裕ある日々が戻ってきましたので、改めて気合いを入れ直していきたいと思います。



まずは千穂さんから最近届いた1枚。

曇った踏切。

ただそれだけ。


潔いほどに何の要素も写っていない。



これは難儀しそうだぞ、と重たい気持ちで写真を拡大。

あっ!、、、奥に写っているのは車両か???

だとしても画像が粗くブレブレ。色も分かりゃしない。



とにかく強引に脳内に浮かべたのはこちらの車両↓

ご覧のとおり常磐線を走る主力電車ですね。



さて。

・郊外にある複線区間

・線路の感じはローカル線ではなく幹線

・電化方式は、ガイシが少なく見えるから直流区間か?



常磐線でこれに当てはまるのは、茨城県の取手駅から藤代駅までのわずかな区間



というのも都心〜取手駅までは複々線区間で、さらに藤代駅手前から電化方式が交流電化(電圧が高いためガイシが多い)に変わるからです。

直流の架線と交流の架線を直接繋げるわけにはいかないので、両電化区間の間にはデッドセクションと呼ばれる無電区間があります。



ここから取手駅の間までを捜索開始。

架線柱の形が違うか?


取手駅までの直流区間を捜索を完了、いちおう交流区間も捜索。

交流区間になると架線柱が分離。



推理失敗、撤退。



うーむ。


上下線の間に渡り線がある。

配線図を見る時の参考にはなるけど、そこまで絞り込めるのか?



他に何か要素は………

この装置、どこかで見たことある形のような気がする……たしか東武じゃなかったか…?



過去にこんな装置を頼りに答えに辿り着いた記憶があるものの、

今までに解いた写真はこんな枚数があるし、

200本近い自分のブログを読み返して確認するのも億劫というか時間の無駄。



よし東武に賭けてみよう。

とりあえず適当な踏切に接近してみると。

いたっ!

やはり東武の疑いが濃い!!!



ここで配線略図大先生登場。

まずは伊勢崎線(スカイツリーライン)、

複々線区間が終わった北越谷〜館林の間が捜索対象。

問題写真にあったような片渡り線は思いのほか少ない。

東武動物公園駅付近では、隣に引き込み線があり問題写真とは違う。



次は池袋から出る東武東上線。

こちらも郊外にある渡り線は坂戸・森林公園のみ。

(高坂は向きが逆)



坂戸で失敗し、とうとう最終地点の森林公園へ。

森林公園、地下鉄の終点でよく目にする駅名だけど、こんな所に(失礼)来ることあるのか?



ともかく駅付近の踏切に接近してみると。

あーっ!!

あの家!!



では問題の写真↓



ようやく辿り着いた写真↓

東武東上線・森林公園駅付近の踏切、終点間際でなんとか確保!



謎装置の読みが当たってよかった!!!



なお最初に推測したこちの車両ですが、



路線や運用範囲から考えるとおそらくこちらの車両でしょう↓

(Wikipediaより)




さて今までの写真も記事にしていこうかと思った数日後、再び写真が。どうも友人たちとお出かけしているようで(ゴールデンウィークですからね)、その友人がどこ鉄写真を撮ってくれた模様。

いやいやいや。

何?廃線???


とにかく何も写っていませんよ!



こんな何もない写真を探して家の中で幾度も遭難した経験を持つ私は即座に別写真を要求。

届いた写真。

駅のホームが見える!

…これなら何とか、行けるかな…



よし申し訳ないけど他の写真は後回しにして、これを突き止めて周囲の友人達を驚かしてやろう、という功名心が頭の中を支配します。

観光地で遊んでいる人たちの写真を自宅でジットリ解くのが私の人生ですから。



・非電化のローカル線

・ホームの長さから2両編成くらいが走ってそう

・空が広い→平野部か?


さらに拡大。(微妙にボカシが入っているようでモヤモヤする)

ここ、盛り土にある道路にバスが走っている?

高速道路か??



よし、まずは千葉県の房総半島から、高速道路と非電化ローカル線が交差する地点を探っていこう。



JR久留里線・上総清川駅。

高架が高い。



小湊鉄道は、

高速道路の近くに駅がある地点はなく。



もう一つのローカル私鉄・いすみ鉄道のある外房には高速道路は走っていない。



ならば茨城県のひたちなか海浜鉄道へ。

違うな。。



思い切って静岡県の天竜浜名湖鉄道へ。

このあたりは東名・新東名が通っているから、うまいこと交差する地点もあるのではないか?

悪くないがここではない!



さらに進めて。

新東名は高架が高い!



どこだか忘れたけど、ここでもない。



その後も平野部のローカル線をぽつぽつと見たところで捜索中断。



あれは高速道路ではないのかも知れぬ。

仮にバイパスだとすると、候補が広がりすぎて捜索が難しくなる。

今や3桁国道でも立派なバイパスはあちこちにありますからね。



他に要素はないか……?

ん??


あれは、城じゃないか………?

この写真では大きさは分からないけど、、



まず思い出したのが、(厳密には城ではないけど)九州自動車道からお城のような建造物が見えた思い出。




しかしこの建物と高速道路が両方見えそうな地点には、非電化ローカル線は通っていない。



問題写真の城はもっと白そうに見えたので、検索。

ダメだ姫路城に占拠されてしまう!



他に見つけたリストをざっと見ても、非電化ローカル線の近くにありそうな白い城はヒットせず。




うーむ。。。

……この写真、最初見たとき廃線か?と思ったけど、、、


もう一枚の写真だと駅があった。


それにしても線路が錆びすぎている。


今まで捜索したどんな写真でも、線路と車輪が接触する部分は輝いていた。



これは、、、

現在何らかの理由で不通になっている区間ではないか?



そうなると話はググッと変わってくる。


(乗換案内アプリより)


現在日本では、これだけの路線が(主に自然災害の影響で)長期運転見合わせになっている。



この中で目をつけるのは、いすみ鉄道。



最初に房総半島の高速道路捜索ではスルーしたけど、

ここの沿線には大多喜城があったよな!!!



いざ大多喜へ降臨。

なんとも気の利いた駅がある。



それでは問題の写真↓



ようやく辿り着いた写真↓


反対側は、


このとおり↓

いすみ鉄道・城見ヶ丘駅付近の踏切、回り回ってなんとか確保!!!



くそー「不通区間」に勘づくのが遅れたっ!!!




さらに友人のお子さん(鉄分アリ)が解けたという"初心者向け"の写真は↓


脊髄反射で一発確保し大人の面子を保ちます↓


あー疲れた!!



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



今回は以上です。




申し訳ありませんが今回書こうとしていたこちらの写真たちは次回にまわす事にします。




ではまた!