どこ鉄193 〜困ったときの | 菅野貴夫の野球電鉄

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俳優・菅野貴夫のブログです。
「どこ鉄」とは、友人から送られてきた鉄道写真を、それがどこで撮られたものかを推理・検索・悪戦苦闘しながら解いていくシリーズです。

こんにちは。


少し前の話ですが「みんなが書く戯曲のコンテスト」リーディング公演がありました。

宣伝がとても限定的になってしまいましたが、ご来場くださった皆様、関わってくださった皆様ありがとうございました。


久しぶりに人前に出ましたよ。

次は来年までありませんので(泣)何かありましたらお声がけください☆




さてさて、ではいつも通りにやっていきましょう。



まずは加瀬さんシリーズから1枚目。

深い紺色の車体は相鉄(相模鉄道)。


最近念願の都心直通を実現したので、この"ヨコハマネイビーブルー"の車両は新宿や都心の地下鉄でも見かけるようになりましたね。



注目するのはその車体に映る景色。

車体が綺麗だから見やすい。

ホームの後ろは壁になっているようだな。


いろんな構造物の感じ、JR東日本の匂いがプンプン。

背後のビルを見ると、それほど構内は広くなくシンプルに2面2線の対向式ホーム駅である可能性が高い。



相鉄の車両が乗り入れる駅で2面2線のJR駅……

パッと武蔵小杉が浮かんだものの、少し考えてみるとこの構造である南武線のホームに相鉄車両は入らない。

武蔵小杉駅で相鉄車両が来るのは東急東横線と横須賀線(&湘南新宿ライン)のホーム。

東急線は2面4線、横須賀線はホームと線路が交互に2つ並ぶ構造なので当てはまらない。

もうちょい言うと東急に入る相鉄車は車体断面がストレートで、問題写真の車両は裾絞りなので(以下、人が離れていく音がするので略)。



話が逸れましたが、↑青いほうのJR横須賀線の隣駅・西大井へ。ここはシンプルな対向式ホーム。



では問題の写真↓


見つけ出した写真↓

後ろの建物、右側に見える構造物が一致。

あの構造物は背後を走る東海道新幹線を支えるため(そして足元で横須賀線をまたぐため)幅広になっている橋脚でした。



というわけでJR西大井駅、普通に確保。



ほとんどの方々が1.2度当てられると車両を写さなくなる中、最古参でも無謀いや勇敢に車両を入れてくれる姿勢がありがたいです!




加瀬さんからの2枚目。

2年以上前にもらっていた写真。

こちらもJR東日本の駅であることは一目瞭然。

何やら4つ重なっている標識=両数の異なるさまざまな種類の列車が乗り入れてくるんだろう。



そして最大の要素。

右側に見切れている紺色のホーム標。


この色を使っているのは横須賀線と中央本線(山梨・長野方面へ向かう列車)、常磐線(取手以遠)。



最初横浜駅かな?と思ったけど、横浜駅にはホーム上をまたぐ通路は存在しない。



その後他の写真を解いていくうちに↑ホームに書かれた青と黄色の乗車位置案内が横須賀線のものであると確信、各駅を見てまわったところ湘南新宿ラインの終点にもなっている逗子(ずし)駅とほぼ確信。

しかし。

構内画像をどれだけ漁っても、


こんな中途半端な場所から撮った写真は出てこない。



うーむ。

(JR逗子駅構内図)

エスカレーターが並んでて線路が見える、この場所である事はほぼ間違いないんだけど。。



とりあえず半年前に正解は得て、あとはどうやって証拠写真を見つけるか…SNSで逗子に行く人に頼もうかと思ったこともありましたが、こんな映えない写真をわざわざ撮ってもらうのも申し訳ない。



そんな最近、コンクリ仕事で葉山の現場に行くことになりまして。

逗子駅集合でピックアップして頂く予定だったので電車を降り改札へ歩いている最中「あっ!ここ逗子駅!!」と思い出した瞬間いま来たホームへUターン。ここまで完全に仕事モードだったけどよく気がついた!



それでは問題の写真↓


ついに現地確保した写真↓


嬉しいので連写。エスカレーターの看板は撤去されたけど他は全て同じ!待ってる人の立ち位置まで笑



というわけでJR横須賀線・逗子駅、無駄に長い年月をかけて確保!



あースッキリした!





続きましては前回AIの力を使って海外編を解いてしまった、ワッティさんからの別の海外編。

これはAIに頼らなくとも解けるだろう、という事で本腰入れてやってみます。


どこかの国の山岳鉄道だろう。

文字はアジアっぽくは無いか?



青い機関車と客車。


ここから調べるに限る。

単に「海外」と入れても絞りづらいか。。



文字はアジアっぽくない。

景色は……どうもヨーロッパな感じでも無さそう。行ったことないけど。



となれば、、南米?

これだっ!!!



マチュピチュという圧倒的ワード。



記事をいくつか拝見すると、アンデス山脈中の歴史ある都市クスコからマチュピチュまで走る観光路線とのこと。


いざ現地へ。


クスコの街で路線を見つけて追っていこうとしたものの失敗。



もういいやとマチュピチュへ。

問題写真は終着駅に見えたから、この山あいのどこかにあるんだろう。

一番近い駅みたいなところも捜索不能。



ならばと右上に見える集落アグアス・カリエンテスへ。

あったーー!!!


あの鉄道はここまでで、別の交通手段で山の上の遺跡まで行くんだな!高野山みたいな感じなんだろう!



それでは問題の写真↓


探し出した写真↓

南米ペルーのマチュピチュ駅、AIの力を借りずに(Google検索は使ってるけど)確保。

まあこれほどの観光地であれば。

それにしても色んな国に行ってるな!(ワッティさんは現在ネパールの4000メートル高地に滞在しているもよう)



ちなみに僕はてっきりクスコが山麓の街で、そこから登って山奥のマチュピチュに着くものだと思っていましたが、


なんとマチュピチュのほうが都市クスコより標高が低い。

山登りというより谷下りだったとは。

これは知らなかった!





さあ続きまして、ムーチョさんからの1枚。

はい。


屋根の上にピョッと飛び出た窓だけの写真。

後ろに架線柱らしきものが見えるけど、、こんなもの見つかる気がしない。



とりあえず赤い屋根と飛び出た窓で検索。

深くまで探しても出てこない。

(国立駅推しがうるさい)



そこから屋根にある窓の名称を徹底的に調べ、「ドーマー」なる語句に行き当たり。

なるほど、、似ているような少し違うような。


改めて検索。

ちっ!旧国立駅にもドーマーが付いてやがった!



他に捜索を広げられそうな要素は皆無。

こんな写真だけで全国行脚に出るのは爆死不可避。


という事で2年以上放置しておりました。



しかし今は。Googleレンズがある。

こんな写真なので遠慮なく先生の出番です!!


まあ、これは見たまんまの事。


問題は「画像で一致」の検索結果がどこまでのものか。

↓↓

…どうも背後の茂みに持ってかれてるようだな……

いかにGoogleレンズと言えども、さすがにあんな写真じゃ無理か??


結果、最後まで出て来ず。



くーっ、、、、、

ならばこういうのはどうだ??


茂みをカットし屋根だけに絞ってみる。

ほうキューポラと言うのか。先ほどまでと解析が違う。

何かが変わったな。


↓↓↓

ああーー出たーーっ!!!!


用宗(もちむね)という駅名まで!!!



というわけで問題の写真↓



Googleレンズ先生により辿り着いた写真↓

JR東海道線・用宗駅の駅舎、確保!!!



またしてもAIの完勝!

解けた事を喜んでいいものかどうか。。





今回ラストは込山さんからの1枚。自力で解くぞ。

平原を快走する電車からの車窓。

背後には分岐する多くの線路(!)や道路の高架など、興味深い要素。


Liveフォトだったので他の時間も見てみよう。

これが撮り始めのコマ。


ん、左端に見えるのは、、、

あの高架は新幹線だ。


在来線が2つに分岐し、線路がたくさんあり、その横を新幹線が通る平原。



仙台の北、利府あたりとしか考えられない。

ここだ。道路も完璧な位置を通っている。



では問題の写真↓


車窓画像は見つけづらいのでGoogle earthで↓

ウム。


JR東北本線・岩切駅付近の本線支線の分岐地点、一発で確保。



かつて東北本線鈍行旅を何度もしましたからね、風景はやんわりと頭に入っております!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


さて、恒例の(?)Googleレンズ答え合わせ。


西大井駅→車両は解るけど場所までは困難


逗子駅↓

これはダメらしいw


マチュピチュ→もちろん一撃


東北本線↓

景色が茫洋としすぎているので特定不可能。



まだまだ人間も戦える!!



ではまた!