どこ鉄189 〜さまざまなトリック | 菅野貴夫の野球電鉄

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俳優・菅野貴夫のブログです。
「どこ鉄」とは、友人から送られてきた鉄道写真を、それがどこで撮られたものかを推理・検索・悪戦苦闘しながら解いていくシリーズです。

こんにちは、どこ野鉄夫です。


もう6月ですね。

だいぶ間があきましたが、今回も様々な写真をやっていきましょう。



まずはりえさんから「簡単な暇つぶしにどうぞ」と送られてきた1枚。

暇つぶしにしては恐ろしく何も写ってないぞ…と思いかけたところで「ヒントは湖です」との親切な追加コメントが。



線路、平原、湖、山………



何となく匂いがする。



疑わしい地へ。

↓↓

長野県から新潟県へ、北アルプスのふもとを走るJR大糸線。


仁科三湖(にしなさんこ)と呼ばれる湖のあたりからは、りえさんと親しい人も含め過去に何度も写真が届いている。



というわけで。


線路と道路が近く湖までの間に平原が広がっている地点↓↓↓

JR大糸線・海ノ口駅付近の木崎湖遠景、すぐさま確保。



小田急線に乗ってる最中に届いたんですが、各停で2駅とかからない間に解けてしまったので暇つぶしとはなりませんでした(ニヤリ)





続きまして市川さんからの1枚。

JR西日本の323系。

大阪環状線の新型車両ですね、



こんなの秒だろうと思ったのも束の間、、、大阪環状線に、こんな広い駅あったかな?

商業施設やデザインなどがリニューアルされてるとは言え、構造的には国鉄の残り香が濃厚な駅ばかりだったような…(数回乗った時の記憶)


上に大きな構造物が覆い被さっているという事は、大きな乗り換え駅か商業施設か、、、



大阪駅は構造自体が違う(斜めの大屋根が駅全体を覆っている)から、他の乗り換え駅…?


天王寺は駅が道路より下にある(新宿駅南口みたいな構造)。



京橋・新今宮など大阪環状線の上に別路線が通っている駅もことごとく違う。そもそも大阪環状線はほとんどが高架駅。



初心に戻って拡大。

…なんと「エキスポライナー」と。

行き先はおそらく「ユニバーサルシティ・桜島」だろう。



考えてみれば、もともと桜島線とは運行が一体になってるんだった…大阪環状線専用車両だと思い込んでいたからこその初動確認ミス!


すぐさまユニバ駅にてエキスポライナーの経路を確認。

新大阪始発なのか!



こんな連絡列車が走っている事(=323系が東海道本線にも足を伸ばしている)は知らなかった!


エキスポ〜というくらいだから、おそらく終点の桜島駅から万博会場の夢洲までシャトルバスでも走ってるんだろう。知らんけど。

(直接会場に行ける路線は、もっと南を通っている大阪メトロ中央線)



さて。

問題の写真↓

やや斜めに通っている上部構造物。

まあそうだよねという構図。


見つけた写真↓

新大阪駅、おめおめとトリックに引っ掛かりながらも何とか確保。


すぐ思い込みでミスするのが悪い癖!





続きまして九州のよしむらさんから「難しい写真ばかりは申し訳ないので…」と1枚。

踏切で重厚な存在感を放つ車両。


ゆふいんの森ですね。

JR九州にはD&S(デザイン&ストーリー)列車という楽しい列車がたくさんありますが、ゆふいんの森はそのはしりと言える列車ですね。



さて。

車両が分かることと場所が分かることは別問題。

車両の上部、電線がゴチャゴチャしているけど架線は通ってなさそう=非電化区間。


道路にオレンジラインということは、県道クラス以上の道路か。


そして踏切脇にあるのは、お地蔵さん?

踏切の名称看板は読めず。


車両で景色の大半を隠されている写真において、これは重要な要素。



さあ久留米〜大分を結ぶ非電化路線・久大(きゅうだい)本線を捜索開始。

初っ端から良い感じの踏切発見。

どうだ??

お地蔵なし。



地道に東へ。

問題写真の道路と列車の角度から、こういう踏切は勇気を持ってスルー。



SL型の踏切標識、まだあるんだ!

非電化路線だからかな?



捜索を継続。

ぐあっ惜しい!けど道路は白線でお地蔵なし!



久大本線全線捜索無事完了。




うーむ!


これだけみみっちい捜索だから、どこかで見落としてしまったか、、、



こんどは大分側から折り返し捜索。

重点的に探した由布院駅付近でも見つからず、線路は山間部へ。

山あいだから行きはスルーしたような。


とりあえず見てみよう。

あーーーっ!!!

お地蔵っ!!!!



すかさず角度を変えてみると。

………やっぱり山あい過ぎるかな?


↓↓

うーむ、お地蔵と踏切の距離感が……電柱もこっち(問題写真)には立ってる。

あと空の広さと山の遠さ、やはり平野部か盆地だろう。。



ひたすら西へ。

のどかな所だな!

こういう所をのんびりドライブしたい!

(この踏切は非電化だけど電車型の標識)


盆地に入っても、市街地だと踏切ではなく立体交差になっている箇所も多い。(というか見づらい)



再び久留米に無事到着。

むむう。。。



しかし車両・地蔵から考えて絶対にこの路線のはず……!

執念の2往復目。


広大な筑後平野を再び久留米から東へ。


同じ踏切を何度も見たりと進歩のないまま平野部の端に差し掛かり。


ここ、何で今まで気づかなかったんだろう??


とにかく平野部であること、踏切の角度、いま探している踏切に当てはまる要素しかない。


いざストリートビュー。

いたーーー!!!



ようやく見つけましたぜお地蔵さんっ!!




それでは問題の写真↓


2往復目でやっと見つけ出した写真↓

電柱の感じも一致。

JR久大本線・筑後大石〜夜明間の踏切(荒瀬踏切)、地道な捜索でなんとか確保!!



いやー踏切ばかり見て疲れる問題だった!





続きまして、カシマさんから送られてきた2枚。

ちいかわが新幹線に乗ってるんですかね。かわいい。


もう1枚。

ほほう。

先ほどの写真に似た緑色の車両ですが、こちらはJR西日本の高級クルーズトレイン・トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)ですね。


車両基地に停まってるように見えるので、所属を確認。


宮原と。

(強調されている「網干」とは全く違う場所にあるのがミソ)



宮原は新幹線の新大阪駅を出たところで見える、あの広大な車両基地ですね。

この車両基地を、上から見下ろせるような場所は、、、


ここだろう。

しかしストリートビューでは柵に阻まれてよく見えない。



では問題の写真↓


こういう時はGoogle Earth頼み↓

新大阪駅付近の陸橋から見た車両基地(網干総合車両所宮原支所)、難なく確保。



すると返信が。

え?

これはネタじゃないんですか…?正式などこ鉄の写真という事ですか??



えーと、とりあえず検索してみよう。

なるほど、こういうグッズがあるんだな。


えーと、

背景はどう見ても新幹線の駅っぽい。

ということは、、新幹線の窓際にちいかわを置いて撮った、という事か??


ここに???


そうなると完全に見方が変わる。

もはやちいかわは視界に入らず。

横長の窓は新幹線駅によくありそうな構造。

しかも国鉄時代に造られた駅の質実剛健な感じ。


左上端に架線柱というか架線を支える部材が見える→向こう側(外側)にも線路がある。

すなわち全列車が停まる駅か。



新大阪は外側がホーム、新神戸は山の中なのでともに除外。



まずは京都駅。

おおーーっ!!

ぽい!ぽいぞ!!!!



駅の外も確認。

茶色系のビル。


どうだ……?ちょっと違うような、角度が違うからそう見えるだけのような……



いちおう他の駅(全列車停車駅)も見てみよう。

岡山。

窓が違う!



広島。

こちらも違う。



以外と横長の窓はないのか?



小倉。


うむ。



博多駅は周囲をビルに囲まれていてガラス張りではないので除外。



京都駅の疑いが非常に濃くなってきた。。



しかしさらに念のため東京までの区間や、同じく国鉄時代に造られた東北・上越新幹線の駅も確認。



結果、横長の窓は京都以外に考えられない。


思い切って送信!!!


↓↓

無念。。。



完全なる失意のなか仕事から帰宅するべく小田急線に乗っていた時、さんざん探していた横長の窓が、突如視界に飛び込んできました。


その駅の外観↓↓

え、経堂!?!?


いやいやまさか、こんな近所では、、

そもそも通勤電車の窓辺にちいかわ広げないだろうし、いやロマンスカーならワンチャンありか?しかし経堂には停まらないぞと混乱した問答を疲れ切った脳内で展開。


いちおう駅前の茶色ビルはキープしたものの、


鉄骨が曲線で見事撃沈。

まあそりゃそうだ。何というか、早めに間違いだって分かってよかったよ。



その後は憔悴のままに、

JR中央線の高架駅など探してみたものでした。

こんなとこにあるはずもないのに。



日を改めて。



やはり新幹線駅であることは疑いようがない。

ひとつの望みをかけ、満を持して配線略図大先生召喚。


新幹線(特に東海道・山陽新幹線)で通過列車のある駅は外側にホーム&それに接する待避線・その内側に通過線という構造が基本なのですが、例外的に「片側だけ待避線を持つ」駅もちらほらあるのです。

東海道新幹線は豊橋など知っているけど、山陽新幹線(JR西日本)はあまり乗ったことがないので分からない→ようやくちゃんと調べようという流れですね。

↓↓


いた。


(西明石駅が一般的な通過構造)




姫路駅前へ。


出た横長ァァッッッ!!!
一度失敗してるから分かる、これで間違いない感覚!!!

それでは問題の写真↓


やっとのことで辿り着いた写真↓

横長の窓、よく見ると天窓?にX型の補強部材が入っていること、文句なし。

それにしても殺風景。


あのビルはこのビルだっっ!!!


というわけで山陽新幹線・姫路駅に停車中のちいかわ、確保!!!



うーむ最初から大先生をお招きしていればここまで苦労することはなかっただろう、、それは後の祭りか。とにかく大変な問題でした!


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今回は以上です。


楽しんでもらえたり、一緒に捜索した気になって疲れてくれたりしたら幸いです。



ではまた次回!