どこ鉄173 〜暇さえあれば | 菅野貴夫の野球電鉄

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俳優・菅野貴夫のブログです。
「どこ鉄」とは、友人から送られてきた鉄道写真を、それがどこで撮られたものかを推理・検索・悪戦苦闘しながら解いていくシリーズです。

こんにちは。1ヶ月ぶりのどこ野鉄夫です。



現在絶賛舞台出演中でありまして、

新作書き下ろし公演、しかも【伏線編】と【ネタバレ編】の同じようで違う2本の作品を同時並行でつくるという大変な日々だったため、すっかり更新が滞りました。


ようやく怒涛のスケジュールが終わって余裕ができたので(ネタバレ編18日まで上演しております。ぜひお越しください‼︎)、すかさずコチラをやっていきましょう。





まずはKANSさんからの1枚。

ふむふむ、線路が複数ある=大きな駅の構内の端。

遠くには山。


ガイシは大きな3連(→交流電化?)、そして架線柱に白く巻かれた数字。


JR東日本の東北地区が怪しい


さらに、奥に見える高架橋。

架線柱と重なって見づらいけど、あれは東北新幹線の高架橋ではないか?


東海道新幹線の高架橋とは明らかに違う。

同じJR東日本に上越・北陸新幹線もあるけど、どうも東北に思えてならない。(父親の郷里が岩手なので、幼少期から東北路の景色は刷り込まれている)



狙うは東北本線の交流区間・黒磯駅以北の大きめかつ新幹線が停まらない駅。



まず思い当たるのは福島県の白河駅。(隣の新白河が新幹線停車駅)


GO。

駅から望む新幹線の方向も良さそう。

(最近Googleマップの駅文字が青から白に変わり非常に見づらくなった。不満)


駅へ接近。

線路脇に興味深い施設発見。

KANSさんはプロの音響スタッフさん。この施設で仕事があった時に撮ったんだろう!


さすがにあんな景色を撮った写真は載ってないか。


絶対このテラスの端から撮ったはずなんだけどな!

(この点在するストリートビュー地点(青丸)はほぼ全てチェック)



では問題の写真↓


探し出した写真↓

これが限界!


念のためこちらの看板を仕留めておきます↓

タイヤショップの看板と新幹線高架。


というわけでJR東北本線・白河駅、一直線に確保。





続きまして手をつけるのは、ワッティさんの奥様からの1枚。

こちらも構内が広い駅。ホームの裏に隣接しているのは駐輪場か。屋根の形が特徴的。


交流電化区間確定。



他の要素を見ても、東北の疑いが濃厚。

KANSさんの写真から続いて取りかかったのは、同じ東北だったら今なら仕留めやすいだろうと判断したため。(どこ鉄にも「流れ」があるのです)



まずは同じく東北の岩沼駅へ。

東北本線と常磐線が分岐する大きな駅。

しかし駐輪場があるのはホーム裏ではなかった。

(いつの間にか駅文字が青に戻ってた。一安心)


次は、、常磐線いってみよう。

配線略図大先生召喚。


岩沼から南下していって(図では上下逆)、最初の大きな駅は原ノ町。以前の記事では北陸などを巡った末になんとか確保した、思い出のある駅です。



どれどれ。

駅の横に特徴的な屋根!



では問題の写真↓



探し出した写真↓

ヨシ。

常磐線・原ノ町駅、確かな嗅覚で確保!





続きましては、稽古と仕事の日々のなか、新幹線に乗った時にてっしーさんから届いた1枚。

新幹線の乗車時間は50分ほど、他にする事もないから解いてみるか。



というわけで狙いを定めたのは東武鉄道の日光(鬼怒川)へ行く路線。



窓の外に見えるのは太陽光発電パネルと、奥には工場。都心からはある程度離れて、しかし山は見えないから関東平野の中(日光付近までは行っていない)場所だろう。


そして太陽光パネルの設置方向から見て、都心から栃木県へ向かう列車の車窓と断定。



新幹線の中で出発。

進行方向右側に太陽光パネルのある場所を探す旅。

ちょっと離れてるか。



北へ北へ、丹念に歩を進めて。

ここは住宅地。



けっこう頻繁に設置されてるもんだな。


とにかくあとは時間の問題。


では問題の写真↓


探し出した写真↓

奥の工場も一致。


東武日光線・藤岡〜静和間の車窓風景、10分で確保。




なぜこの路線に絞ったかと言えば、問題写真の窓の形です。

あんな特徴的な六角形の窓は、東武鉄道の新型特急スペーシアXを置いて他にはありませんからね!


てっしーさんはこの特急に乗って日光へ行かれたようです。羨ましい!




さて今回ラストは、きみさんからの極悪写真。

前にも言ったように写真とは「何を撮りたいか」だと思うんですがね!「何を撮りたくないか」の写真ばかり送られてくる僕のメンタル具合も察していただきたいものです!



さて。

向こうのホーム裏から下りてくる通路、そのまま踏切になっているという事は構内踏切か。

さらに線路の幅が広く見える。標準軌(軌間1435mm)の路線か?

そしておそらく、ホームが2本の線路を挟む対向式ホーム構造の駅。



若干ローカルな雰囲気も漂っているので、まずは京都の叡山電車へ。

いい感じだが、通路の感じが違う。



他に標準軌でローカルな感じのする路線は「ことでん」こと高松琴平電鉄。

こちらも惜しい!!


しかし両路線とも全線捜索無事終了。



かくなる上は。

困った時のベンチ様。

標準軌私鉄の多い近畿地方から見ていくと。

↓↓

近鉄のベンチがそれっぽい!


近鉄…日本一の路線距離(500キロ超)を誇る大手私鉄。


その規模を考えると気が滅入るけど、他に目ぼしい要素もない。

ローカルな感じがするから、そこそこ末端の路線から探していこう。

まずは鳥羽・志摩・山田線から捜索開始。


志摩線・志摩赤崎駅。

いい構内踏切!惜しい!


同じく志摩線・松尾駅。

ホーム裏の通路!だけど違う!



伊勢志摩エリア全線捜索、当たりは出ず。



他の近鉄ローカル線へ。

鈴鹿線。

うーむ!!



スロープから若干ホームが伸びているような、特異な構造。なかなか出てこない。



と、ここで気づいたのが、そのホームを支える鉄骨の色。

深緑。


フラッシュバックする以前和馬さんから頂いた写真

近鉄鳥羽線・五十鈴川駅。

柱が深緑。



さらに乗換路線図アプリでも、

このエリアのラインカラーは緑!!


勢い込んで伊勢志摩エリアを再捜索、しかし無情のSUKA。

その後メイン路線の近鉄名古屋線を一応見たものの、幹線クラスは枕木がコンクリート。

(問題写真では枕木が木製)


ラインカラーはいい目付けだと思ったんだけどな。。

こちら近畿地方、緑のラインカラーである近鉄南大阪線は狭軌(1067mm)なので除外。



ラインカラーは無視して他の近鉄標準軌ローカル路線、、、田原本(たわらもと)線を見てみるか。


箸尾駅。

あーっ!!!


緑色の鉄骨!!!



全線捜索、いま再び無念のSUKA。




残るは、、、生駒線。

王寺駅側から捜索開始。

信貴山下駅。

枕木がコンクリート。

この路線もないのか……とにかく終点の生駒までは見てみよう。


絶対読めないよ、この駅。



駅の画像へ潜入。

あーーーっ!!!!!


スロープからちょっと伸びたホーム!!!!!



通路はその裏にある!!!!!


ベンチも完全にあの雰囲気↓




やっと、やっと辿り着いた。。。



(ここから画角探しに難儀)




それではお待たせしました、問題の写真↓


ようやく見つけ出した写真↓

これが精一杯!

というわけで近鉄生駒線・平群(へぐり)駅、険しい捜索の末に確保!



いやー厳しい問題だった!




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


今回は以上です。



重ねてお知らせになりますが、舞台は8/18(日)までやっておりますので、お時間ありましたら是非☆




それではまた!