どこ鉄 〜存続の危機 | 菅野貴夫の野球電鉄

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俳優・菅野貴夫のブログです。
「どこ鉄」とは、友人から送られてきた鉄道写真を、それがどこで撮られたものかを推理・検索・悪戦苦闘しながら解いていくシリーズです。

こんにちは。



今週は久しぶりのコンクリート仕事に行って参りまして、コンクリートの施工、ウッドデッキ設置の手伝いや、セリフの撮影(ガチ施工との頭の切り替えが大変)と3日間バタバタしておりました。



その道中でFacebookにあげた殺風景写真、

多くの方が捜索に挑戦してくださったようで、大変嬉しいです。ありがとうございました。


正解は東海道新幹線の三島駅です。以前にもこの駅で、その時は在来線ホームの写真を出題しましたね。



ただ1人正解したのは、おなじみの大野遙くん!

こんな写真からすごい!おめでとうございます。

偉大なる捜索を表彰して「どこ野鉄はる」の名前を進呈します(ヒザイさん命名)。




そのほかの皆様からも、捜索方法や気づきに大きな刺激を受けました。



曲がりなりにも本家として、さらに精進していきたいと思います!





さて今回。

まずは初めましての、愛知県芸術劇場プロデューサー・山本麦子さんからの1枚。

実はまだお会いした事のない方です。演劇関係者のシェア(おそらく世莉さんかな?)からこのトンチキなブログが目に入ってしまい、読んでいてくださったそうです。嬉しい!!

ほう、モノレールですね。どこ鉄では珍しい。




実は、、今回載せようと思っていた別写真でもモノレールがありまして(後で掲載)、ひとしきり日本のモノレールを見た直後という、幸か不幸か肩が温まった状態でした。





これは大阪モノレールっぽいです。





大阪モノレールは、門真市という大阪北東部のベッドタウン?から北側をぐるりと回り込み、吹田の万博記念公園などを通って伊丹空港までを結ぶ、日本一距離の長いモノレールです。


写真の右側に、高速道路の入り口が見えますね。



先日捜索をした時に、大阪モノレールはほぼ全線にわたって高速道路と並走している事を認識したので、この路線から始めるのは自然な流れ。





まずは終点の伊丹空港付近に適当に着陸。飛行機じゃないので適当な着陸でよろしい。

おっ!橋脚についてる謎の○も似ているぞ!




脈ありだな。




そこから沿線を辿って、料金所と駅が隣接した場所を探します。

んっ!



料金所がすぐそこにある!



さらに問題写真のように、線路が膨らんでいる。




そしてどう見ても目的地になりうる場所の雰囲気と陸橋。





では元の写真↓


目的地へ向かう橋からの写真↓

大阪モノレール・万博記念公園駅すぐそばの陸橋、順調に確保!




山本さんの目的地はもちろん万博記念公園だったようです↓

太陽の塔が怪獣みたい。




初めての方から写真を頂けるのは大変嬉しいものです。今後もお待ちしております。




もちろん馴染みの方や、久しぶりの方の写真も嬉しいです!






お次は、恵理さんからの1枚。

お、これは久しぶりに岡山県っぽい写真ですね。




私が去年岡山駅で撮った写真↓

問題写真に写っているのは、彼に間違いないでしょう。213系。(前面がぽってりしているのは中間車を先頭車に改造したため)




彼は岡山駅から南に、瀬戸大橋線や宇野線で運用を任されていたはず。




宇野線の末端にある宇野駅は、かつて瀬戸大橋が開通する前に、本州と四国を結ぶ「宇高連絡船」が発着していた、重要拠点だった駅です。

(乗換路線図アプリより)




四国へのメインアクセスとして、寝台特急「瀬戸」が東京〜宇野間を結んでいた時代もありましたね。



ちょうど今現在の、私の家鍵キーホルダーは瀬戸のヘッドマーク↓

まあ、これはどうでもいいんですが。




まずは行き止まりになっている宇野線から探してみます。




しかし、、

ここは、果たして駅なのか?



電車の右側に、斜めの手すりのようなものが見えるけど……あれがホームの端っこなんだろうか?



電車の左側にも小屋があるから、そっち側が駅なのかも知れない。




そもそも駅じゃないのかも知れない。





上空からの捜索では、この不確定要素に頭の中で絵が描けず、多少難儀しながら行ったり来たり。次第に土手と駐輪場、駐車場に注意を払うようになって……

細い路地にペイント!



ここだな!



すごい所に入り口があるもんだ……




では元の写真↓


探し出した写真↓

JR宇野線・備前田井駅、茂みの中から確保!




ほんとに駅の入り口だったのか。

マップで探すのも苦労しましたが、これは実際現地で駅を探すほうが大変そうですね。車だったら簡単に通り過ぎてしまいそう。







続きまして、綾香さんからの1枚。「地方の地上の写真」です。ありがたい!

素朴な電化ローカル線。味のある信号機。




地域や鉄道会社が特定できそうな要素は皆無。





(よくこんな地味な景色を撮るよな…)





まず最初に向かったのは三重県。




線路の幅が、もしかして狭い?と思ってしまったからです。




三重県には全国でここだけの、軌間762mmのナローゲージを採用した鉄道会社が2つもあるのです。

(厳密には富山県にも黒部峡谷鉄道がありますが、あちらは観光のトロッコ列車&ゴリゴリの電力会社専用線なので同列とは言えません)




まずは四日市あすなろう鉄道を捜索。(信号機を加えているのは、2灯しかない信号機が珍しいと思ったから)

線路の幅が狭いので、電車も小ぶりです。



どうです。かわいいでしょう??



僕は日本一かわいい電車だと思っています。もちろん知っているだけで乗ったことはありませんが(どこ鉄に出てくるローカル線はだいたい乗ったことない)




全線を捜索、いちばん近い感じと思った日永駅。

線路の先の踏切もいい感じだ!




さあストリートビュー↓

違った!!景色までぎゅっとし過ぎか!!



問題写真↓

……あれ、線路の幅は普通(1067mmの狭軌)かな……?




枕木が素朴だから、勝手にミニマムに考えてしまったようだな……



もう一つのナローゲージ・三岐鉄道の北勢線もいちおう見てみますが、

こちらは設備がさらに立派で人違い。




皆様にこの可愛い電車たちを知ってもらえたらそれで満足です!





さて、、どうやっていったものか。


やはり2灯しかない信号機が珍しいので、ここから辿っていくことにします。




「鉄道 信号機 2灯」と大きな検索から、

「○○電鉄 信号機 2灯」と絞った検索まで、



少しでも似た感じの信号機や線路の感じを見つけたら、すかさず捜索へ。

ムッ!


青森県の弘南鉄道、線路や柵の感じも似ているぞ!!期待大!!!





(全線捜索、SUKA)




静岡の岳南電車!信号機の錆び具合もほとんど同じ!!期待大!!!





(SUKA)





その後も上田電鉄、江ノ電を無事終了。





徐々に期待は小さくなってきます。





その後も様々な語句を入れ替えて捜索するも、進展は見られず。

最近、信号機や跨線橋、架線柱などの細かい検索をしていると、たまに自分のブログを見かけます。



ああ、またあの時と同じような苦労を繰り返してるな。




(鉄道運転士がすれ違う列車の運転士と挨拶しあうような気分)




よし、もう少し頑張ろう。





検索の中で掴んできた、より効率的な語句を使ってさらに検索。

あっ!





急に出てきた。メッチャすごいのが出てきた。





こちらの記事に潜入させて頂き、どこの駅かを確認。




では元の写真↓


急に出てきた写真↓

伊予鉄道・高浜駅、0からいきなり100の確保!!!




伊予鉄だったか……!!




伊予鉄道は、愛媛県の松山市内に路面電車・周辺地域まで走る3つの鉄道路線を持つ名門私鉄です。

(乗換路線図アプリより)



実は捜索の最初のほうでもチラッと見たんですが、線路や架線柱が立派だったのですぐ離れちゃってました……市街地から郊外まで広範囲を走っているので、様々な表情があるんですね。




まだまだ道は長い!!!






そして今回もまだ続きます。

最近おかげさまで写真が着々と届いておりまして、嬉しい悲鳴でございます。今解けている写真は全部記事に上げて、スッキリと次の写真へ向かいたい!



さあムーチョ先輩からの1枚。少し前に頂いていたもの。

最初に見た時「これ鉄道?」と聞き返してしまいました。線路がないガーダー橋に見えたので。




落ち着いて見ればモノレールです。お恥ずかしい。



さて、この構造では橋の上をモノレールが走る構造ですね。跨座式(こざしき)と呼ばれる構造です。


ちなみにぶら下がるモノレールは懸垂式と言います。↑この写真では懸垂式だと電線や樹木に引っかかりますからね、跨座式だろうという事です。


(コトバンクより)



さて、日本の跨座式モノレールと言えば、まずは東京モノレールから捜索開始。

ゴツい。



東京モノレールは前回の東京オリンピックの時に開業した歴史ある路線ですからね、構造もコンクリート感むき出しの重厚さがあります。



次!大阪モノレール行こう!

構造はいい感じだ!



全線捜索するも、ほぼ全ての区間で高速道路と並走しているため、問題写真のような市街地は見つけられず↓

両側ともビルが近い。けっこうな市街地だよな……



(この経験が、今回1枚目・山本さんの写真捜索に繋がりました)




次!東京で忘れてたもう1本、多摩都市モノレール!

全線にわたって橋は白い塗装で、青いガーダー橋?は見つからず。




次!北九州モノレール!

なんかさっきから似たようなのばっかりだな!




実際、モノレールは駅の構造も似通っているので、何というか流れ作業でSUKAの量産体制。




無事終了。





うーむ!日本にある跨座式モノレールは全部見たはずだぞ……




ここまでで、見落としてきた駅はないか?たぶん無いよな……




毎度の事モヤモヤしながら、一旦頭を冷やしたりしてボンヤリ考え直していた時。






……ゆいレール忘れてた!!!




ゆいレールは、沖縄県に2003年に開業した日本最南端のモノレールです。

モノレールももちろん鉄道なので、それまでの日本の最南端・最西端だった駅をゴッソリ塗り替えました。




さあ行ってみよう!

飛行機ではないのでダイレクトに市街地へ適当着陸。

おお……2つの線路の幅も、今までのより近い感じがするぞ……




確かな手ごたえを持ちつつ沿線捜索。




では元の写真↓


ようやく辿り着いた写真↓

ゆいレール・美栄橋(みえばし)駅、思いがけない沖縄で確保!!



橋が青く見えたのは、光の加減だったか!

光の加減、また厄介な要素に気づいてしまった……





この写真は2年前との事ですが、こうやってコロナ禍前の自由な写真が来ると(何年前でもいいと僕のほうから募集していますがw)、今後のアフターなのかウィズなのか、ともかく再び自由に旅ができるようになった時に、どんだけの写真が届くのか考えると………ワクワクしますね!!!!!!




〜おまけ〜

昨晩、無事に静岡から帰宅して、冒頭に書いたFacebookの「皆さまへの問題」のコメントを読んだり書いたりホクホクとビールを飲んでいた時、ムーチョ先輩から届いたこちら。

どこ鉄脳が高速回転している時に、飛んで火に入ってきましたね。


ここからの5分間のやりとり↓





みんな頑張ってくれたから俺も!と気合いが入ったらドヤってしまいました。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


今回は以上です。



お読みくださり、ありがとうございました。





お世話になっている劇団・JACROW代表の中村ノブアキさんから、こんなメッセージが届きました。



〜抗議文〜

貴君に告ぐ。

貴君の執筆されたる「どこ鉄」というブログは、〜(中略)〜本来、移動そのものを楽しむ鉄道旅行において、駅に停車するたび、ついつい「写真の画角」を考えてしまうよう、全日本人のマインドコントロールを狙った所業と言わざるを得ない。

この意識支配がこれからも続くようであれば、ぼんやり楽しむ鉄道旅行を、無意識下において血眼で写真の画角を考える気分にさせ、ひいては一億総「撮り鉄」化してしまう恐れがあると私は警鐘を鳴らすものである。

今すぐブログを廃止されたし。

もしそれが聞き入れられないようであれば〜(後略)〜

2021年9月 楽しい鉄道旅行を取り戻す会 会長N



続けて練りに練られた画角の写真4枚ドーン!






やばい、ノブさんの本気怖すぎですwww

マジで練りに練られた画角www



ブログを存続させる為には、、、この恐ろしい写真4枚を驚くべき推理で確保し、会ったことはないけど絶対に怖い人物であろうN会長を翻意させるしかない!!




今のところ、一番手がかりが掴めそうな写真で絶望しているところです!





ではまた!