“DOKOTETSU” | 菅野貴夫の野球電鉄

菅野貴夫の野球電鉄

俳優・菅野貴夫のブログです。
「どこ鉄」とは、友人から送られてきた鉄道写真を、それがどこで撮られたものかを推理・検索・悪戦苦闘しながら解いていくシリーズです。

こんにちは。

週末にコンクリート関連のお仕事に行ってきまして、間が空きました。


前回の記事の最後に「海外はもうこりごり!国内の写真をください!」と書いたのですが、そこから立て続けに海外の写真が送られてきました。本当にありがとうございました。
日本の「フリ」の文化をちゃんと考えられていなかった私のミスでございます。



まずはこちら、ムーチョ先輩が「うちの娘から」と1枚。
どこ鉄を親子で楽しんで頂けているようで、嬉しい限りです。
そして子供が期待してくれてるなんて、そりゃあやるしかないでしょう!
どこの国でしょうか。


まずは紺色の看板の「Sortie」なる言葉を調べます。

フランス語で「出口」とのこと。


ほう、フランスね!
フランス語が公用語の国はいくらかあるでしょうが、このオシャレそうな雰囲気からフランス本国と仮定しましょう(無知丸出し)。


そしてこの大きなスロープ。
空港など、スーツケースを持った旅客が大規模に移動する拠点の駅でしょう。右側にチラリと広場のようなものも見えます。


というわけで、まずはフランスの空港アクセス駅を当たってみます。
パリのシャルル・ド・ゴール空港とオルリー空港を見てみて、そのデカさに度肝を抜かれました。日本より土地が広いとはいえ、これは迷子になったら絶対に助からないですよ。


海外に対しての過度な恐怖心も手伝い、捜索も空振り。


もう1度写真に戻ります。

看板の表記から、おそらく3番線ホームと思われます。
それにしては他にホームも見当たらず、不思議な構造…。

そして白飛びしていますが、線路の向こうに大きなドーム状(半円状)の建築物が見えます。これは大きな特徴。ストリートビューなどで確認する時の大きな手がかりです。



「フランス 空港 3番ホーム」と実直に入力。
「3番ホーム」なんてフランスで通用するのかって感じですが、他にやり方があるなら教えてください。



そんなわけで検索した画像を見ていったところ、気になるものが出てきました。
なんとなく、線路の向こうに見えた建物に似ている気がします。

アヴィニョンにある駅だと。
アヴィニョン……世界的な演劇祭で有名な都市です。


パイセンは映像作家。


ここだな!!!



アヴィニョンの大きな駅は、歴史ある「中央駅」と新しい「TGV駅」がありますが、先ほどの写真ではTGV駅とのこと。
TGVというのはフランスの新幹線みたいなもので、昔から日本の新幹線と最高速度を競い合って?います(現在はどちらも最高320km/h)。


さて鉄道マニアなら小学生でも知っている知識をひけらかした所で、元の写真↓

探し出した写真↓
というわけでフランス・アヴィニョンTGV駅、ボンボヤージュ。



どうかな、娘さんに楽しんでもらえたかな…?




お次は、またもグリークス女子の奥村そらさんからの2枚(同じ駅)。ブログを読んで真っ先に外国の写真を送ってきてくれました。熱心な読者に恵まれて僕は幸せです。

まず、斜めなのが気になります。





それはさておき、国を特定するところから!
塗り潰されているのは、おそらく駅名などの決定的な表記でしょう。
1枚目の写真の看板から「Peron」を調べます。
ポーランド語で、プラットホームの事だと。


ポーランド!!

またいい感じの国を……!!



しかし隣の「Tor」も調べたところ、ドイツ語で「門(ゲート)」と出てきました。


あれ、、、ドイツとポーランドは隣合わせとはいえ、どうしよう。国境地帯の駅かな……面倒なことになりそうだ…


海外を航空写真でつぶさに当たるのが大変なのは、前回の記事に書きました。馴染みのない国なのでなおさらです。


とりあえずポーランド1本に絞っていこう。
ドイツって、デカそうじゃないですか。ポーランドのほうが絞れそうな気がしません?



次は、車両に注目します。
日本では、車両を見た瞬間に大まかな地域の特定は済むのですが、海外の車両は知らないので優先順位が変わります。
独特の色遣い。色で調べようにも、どう入力したらいいものやら。


僕が注目したのはこの車両が「客車」じゃないかという点。

客車というのは、大まかに言うと「自らは動力を持たず、機関車に引っ張ってもらう車両」のことで、客車の花形であったブルートレイン亡き現在の日本では、SLにくっついて観光路線で走っているくらいで、ほとんど残っていません。


海外では普通に走っているんですね。鉄道文化の違いです(世界的には日本が特異なようです)。


なぜ客車と思ったかといえば、なんとなく構造がブルートレインに似ているな、って程度なのですが、
とりあえず「ポーランド 客車」で調べてみます。
これだ。

模型とはいえ、これだ。


PKP InterCity という、ポーランドの鉄道会社で走っている車両ようです。


よしよし、絞れてきたぞ!!!


ホームページを見てみよう。
手に負えない画面が出てきました。


そこでポーランド語の「地図」を調べて追加します。(またmapaだった!)
おお、思ったよりシンプル!!

これは行けそう!


ここで、実はずーっとチラチラ見ていたこちらを↓
塗り潰されているとはいえ、ほんの少しだけ文字が見えます。
おそらく、そらさんの優しさなのでしょう。
「ほんの少しくらい、読ませてあげよう」って。


もう1枚の同じ部分と照らし合わせると、どうやら1文字目がMかNで、最後がKに読める。




上の路線図と照らし合わせて、該当しそうな駅名を探す。



当てはまった駅は、ただ一つ。




さあ、元の写真↓

どこにも出掛けずに探し出した写真↓

こっちも↓

というわけで、
ポーランド・マルボルク駅、はじめましての握手!!!



(絶対言わない……海外も楽しいな…とか、絶対言わない……)



いや本当に、海外と日本では調べ方が全然違います。同じ競技と呼んでいいものか。(競技?)



今回もお読みくださり、ありがとうございました。


最近また久しぶりに国内の写真も頂いたのですが、非常に難儀しております。


なんなんだろう。


ではまた。