どこ鉄は続くよ それなりに | 菅野貴夫の野球電鉄

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俳優・菅野貴夫のブログです。
「どこ鉄」とは、友人から送られてきた鉄道写真を、それがどこで撮られたものかを推理・検索・悪戦苦闘しながら解いていくシリーズです。

こんにちは。



木曜金曜と、1ヶ月半ぶりのコンビニ夜勤をしてまいりました。


店長も替わり、店内の配置も(特にバックヤードが大きく)変わり、何より世の中が大きく変わった中でどうなるかと思っていましたが、普通に頑丈に帰ってきました。
とは言え、今後もしっかりケアをしながらやっていくしかないですね。


いちばん思ったのは、あれこれいろんな物や場所、お金に触れるなかで、手指を清潔に保ち続けるのにはかなり神経を使うという事。

しかしコンビニなんて水道も石鹸やアルコールもレジカウンター内にあるので、恵まれているほう。
気を抜けない現場でずっと働いていらっしゃった皆様、本当にお疲れさまです!!




さて本業のほう、前回の予告に従いましょう。


お芝居仲間の、帯金さんからの問題です。
…………。



………今までで一番何もない。



前回の写真で苦戦している中、どんなに気分転換したくても、この写真に手をつけるのはやめようと思っていました。取っ掛かりが見つからないんだもん。
あれが解けたら、こちらはヒントをもらおうとバリバリ企んでいました。




しかし前回の写真、
実は映像作家の先輩が、自力で正解にたどり着いていたらしいのです。全く鉄道マニアじゃないのに!すごい!


すかさず何がヒントになったのか質問すると、「風景からいろんな土地を想像する(要約)」との事でした。山の形とか、これは海が近い場所の景色だとか。



もちろん僕も風景は見ますが、すぐ鉄道のほうの情報ばかりに囚われ、本当に大切なヒントを見逃していました。


くぅ……
しかし僕も大学の文学部史学地理学科地理学専攻卒!感性はともかく、そのような引き出しは無いわけではないはず。



というわけで、さすがのクリエイターの先輩から触発された視点を持って、もう一度見てみます。
奥に見える小山の感じ、その手前の地形……やっぱり前回と同じだけど千葉の小湊鐵道っぽい。


房総半島という所はわりと独特な地形で、平野部も高い山もなく、小高い山(丘陵)と平地が延々となだらかに続いています。
どうしても、その風景に近いように見える。


よし、とりあえずまた小湊鐵道から行こう。



もちろん鉄道要素も確認しておきます。
この影は、踏切ですね。


また踏切から撮った写真か!!


なかよく並んだ2つの箱。


これは鉄道関係の機器に間違いないんですが、何でしょう。


また、元の写真では、線路は直線の先で右にカーブしています。

そのあたりを頭に入れて、見ていきましょう。



途中、とある踏切を見たところ。
おや、この箱は……書いてある文字(1Kとか)も似ているぞ…?


おそらく、踏切を制御する機器の箱なんでしょう。

やばい、一発で鉱脈を掘り当ててしまったかも知れないぞと、がぜん興奮してきます。


もちろん、僕が知らないだけで全国どこの路線でもこういう箱があるのかも知れない、そしたらまた、得意のぬか喜びかも知れない。


それでも、目をつけた路線にこの箱があったという事実は、この果てしない捜索の中で確かな光となります。



沿線を進みながら、確認のため元の写真に戻った時。
丸で囲った部分。
ここが、駅のホームなんじゃないかと勘付きました。

ほほう、だとすると調べる範囲がグッと絞れるぞ!

駅近くの踏切、その先が右にカーブしている場所と…
おや?

おやおや〜?


ピンの位置にはストリートビューがなかったので、突きつけるための画像をハイエナのような目で検索。



では、元の写真↓


探し当てた写真(接近)↓

遠望↓

山の形も、左側の土手も間違いなし。


というわけで小湊鐵道・上総大久保駅近くの踏切(千葉県)、最短距離で捕獲!!!



ここは「トトロのいる駅」として有名で、画像のとおり桜や菜の花の名所だそうです。


帯金さん曰く「わざと季節感のない写真を選んだのに…」とのことです。

また、「なぜノーヒントで!丸裸にされた気分!」ともおっしゃっていました。



非常に良い気分です(笑)
この一瞬のためにやっています。




しかし正直、こんな早く正解に辿り着くと思っていませんでした。



先輩の「風景にフォーカス」という考えを、うまくパクることが出来たのかなと。


今回はビギナーズラックなのかもしれませんが(ビギナーなのか…?)、今後どんな写真を頂いても、解ける可能性はあるぞという自信にはなった気がします。



そして、困ったときはまず小湊鐵道を探してみるというテンプレができつつあります(笑)



そしてその、映像作家ムーチョ先輩からの1枚。

頂いた写真ではかわいいお子さんが写っていますが、コンプラ的なアレで一部を拡大しております。




この写真は見た瞬間に「石勝線かな?」と思いました。



石勝線というのは、北海道の札幌と帯広・釧路などの道東地域を速く結ぶために1980年代に開通した、高規格のバイパス路線です。



・ウェイトのしっかりしたレールを使用

・山間部を直線でぶち抜く

・ポイント(線路の分岐器)は雪からの保護のためシェルターで覆う


こんな特徴があります。




写真に見える線路は、その要素を全て満たしています。



そして、お子さんを連れてくる=観光地じゃないか?という予想。



石勝線は前述のように山間部のバイパス路線なので駅がとても少ない(132キロの間に8つしかない)のです。そのなかで観光地と言えば。

石勝線・トマム駅(北海道)。


記録をみると12:05に捜索願いが届き、この時間に確保。


星野リゾートで有名な場所ですね。




今回は以上です。

お読みくださり、ありがとうございました。




どんな写真が解きやすくて、どんな写真が難しいのか、そのラインは本当に微妙で未だに分かりません。



今後もいろいろな写真に挑んでいきたいと思います。


皆さまからの写真もお待ちしております。