昨年(2023年)の11月25日に、
まだ子供の愛猫「ウサ」を失ってから、
セミのぬけがらのような日々を送っていました。
2024年、新年早々、とても悲しい出来事が日本を襲いました。
能登半島地震、そこでの人たちの悲劇に比べれば、
私の悲しみは取るに足らないのかな…。
人はどんな時も、前を向かないとね。
2023年の12月から2024年の年始にかけて、
休み返上で仕事に取り組んでいたので、
連休をいただきました。
そこで、思い切って一人旅(傷心旅行)。
船で行く、北海道(苫小牧)への旅行です。
ウサの遺骨と共に。
結論として、この旅は意義がありました。
少し吹っ切れたかな。
これかも「ウサ」と一緒なんだと思えたから。
Little Willow / Paul McCartney
1月10日(水)、前日からの遅番の仕事から帰宅後、
昼の14時に地元・我孫子駅(千葉県)を出発、
常磐線で水戸駅へ行き、鹿島大洗臨海鉄道↓に乗り換え「大洗駅」へ。
大洗駅からはタクシーで大洗港フェリーターミナルへ。
結構、ここまでも大変な距離。
3時間は優(ゆう)にかかります。
船だけでなく、電車の旅も満喫しました。
帰りは飛行機、モノレールにも乗ったので、
この旅は、まさに乗り物三昧の旅でしたね~。
さて、大洗港に着いたのは17時半くらい。
船の旅か…
私が小学生の時、家族で行った、
東京⇔松坂(伊勢)の「富士フェリー」以来です。
※富士フェリーは、今は廃線
大洗港より
フェリー「さんふらわあ」といえば、
昔、テレビのコマーシャルでお馴染みでした。
小学生当時は、結構あこがれていた船でしたよ。
「さんふらわあ♪♪~、さんふらわあ♪~」って、
歌まで思い出せます。
約50年の年月を経て、ようやく乗船できました。
ウサのおかげだね。
ありがとね、ウサ…
19時45分、予定通り大洗港を出発。
さらば!大洗!いざ、苫小牧へ!
私の部屋は、2名定員の特等室。
決して広くはありませんが、バス・トイレはもちろん、
プライベートのデッキもあります。
私一人しかベッドは使いませんが、確かに2名の乗船です。
なぜなら、ウサが一緒ですから。
乗船1日目は、出発が夜なので、ほとんど景色は見れません。
船の中の探索がメイン。
まずは、乗船してすぐに大浴場(サウナ付き)へ。
これは広いわ!しかも、とっても清潔感のある大浴場でした。
何といっても、ポーラ化粧品の石鹸が良いぞ!
あの石鹸で、すごく癒されたわ~(笑)
レストランは、夜・朝ともにバイキングですが、
夜はビールがメインの私は、夕食はパス。
朝食だけレストランでいただきました。
まあ、朝でもビールは飲んでいましたが…
売店・デッキなど、
船の中をゆっくり探索した後、
部屋でゆっくり過ごしました。
「ウサ」の遺骨と乾杯。
涙が出たあと、少し気持ちが楽になりました。
一緒に旅している感覚が、
「これからもずっと一緒なんだ」っという思いにつながったんです。
少し飲み過ぎてウトウトしてしまった。
ハッと目が覚めると、早朝4時。
まだ外は真っ暗な海しか見えません。
ちなみに、船内はインターネットは圏外、「Wi-Fi」は設置されていないため、
室内テレビだけが娯楽です。
徐々に明るくなり始め、
ここから13時30の着岸までが、
外の景色も楽しめるゴールデン・タイムです。
海以外、何もない景色では、
時々すれ違う向かいの船には、
とても親しみがわきます。
「お~い!」って、思いっきり手を振ってましたよ。
アハハ、向こうは全く気付いていないでしょうね。
船からの景色は、
ひたすら海、海、海。
そして、きれいな空。
単純な絵だけど、とても素敵。
ウサ、外は少し(いや、すごく!)寒いけど、
綺麗な景色だね。
この感動をくれて、本当にありがとう、ウサ。
でも、やっぱり悲しいよ、
さびしいよ…
ああーー!
僕のエビスビール!
部屋のデッキで冷やして置いたのに、
船の揺れで、立ち入り禁止エリアに転がっていっちゃったよ!
クスン…
天然冷蔵でギンギンに冷えて、
すごく楽しみにしていたのにな~
さようなら、エビス様。
まあ、まだサッポロ・クラシックは無事だしね。
って、そんな事はどうでもよいのですが、
1月11日、午後1時30分、苫小牧湾が見えてきました。
いよいよ到着です。
これでフェリー「さんふらわあ」でのひと時は終わりです。
とても素敵な船でした。
ありがとう、さんふらわあ。
Thinking Of Laura / Christopher Cross
苫小牧港に到着後、
さあ、ここからが急ぎ足です。
今日(1月11日)の18時には、
新千歳空港から飛行機に乗って、
羽田空港に戻らなくてはいけないのですから。
タイム・イズ・ナマー(生ビール)!じゃなくて、
タイム・イス・マネーです。
港からすぐにタクシーに乗り、約10分。
計画通りに、港町の「魚金食堂」へ直行。
ここは、マスコミでいう一番手のお店ではありません。
私は、マスコミの言うことは全く信用していないので、
自分なりに、ここ(魚金食堂)がいいのかな~って思い、
私の大好きな海の幸を食べに来ました。
色々メニューで迷いましたが、
挑戦したのは、自分の好きな素材を4種のせた、酢飯丼です。
「いくら」「ホッキ貝」「ぶり」「かれい」でどうだ!
本当は「まぐろ」が一番好きなのですが、
個人的には、カレイが一番おいしかった。
ここでも、ありがとう、魚金さん。
食堂からは、苫小牧駅まで徒歩(約30分)。
私は、こうゆうのが好き。
だって、街並みがよく見えるから。
とても寒く、雪も積もっていましたが、
天気は曇り空。
散歩としては悪くない条件でしたよ。
ぐちゃぐちゃな雪道でも、買い物袋を持ちながら、
平然とベビーカーを押していく主婦らしき若い女性。
たくましいな~。尊敬するわ。
ここでは、私が「大変だな~」思う事でも、
当たり前のようにやっているんですね。
苫小牧駅から南千歳駅で空港線に乗り換え、
新千歳空港駅に、16時に到着。
最後は飛行機の旅。
18時の飛行機を待つまでの時間、
軽く何か食べようかなっと思いましたが、
やはり、ビール(サッポロ・クラシック・生!)だけにしました。
結果的に、大正解。
なぜ?って、飛行機内で食事が出たんだもん。
えっ!たった2時間弱の飛行なのに、食事が出るの?
ファースト・クラスだからかな。
とにかく全くの想定外でした。
でも、美味しくて、完食しましたよ(笑)
魚とクリーム・コロッケがメイン。
コロッケのホワイトソース(右下)、絶品でした。
左下の「鶴」の折り紙がJALっぽい。ステキ!
あっ!エビス様!船から戻って来てくれたのね。いい子だね~(笑)
今回は、「死」に対面した時のこれから、を歌にした2曲をあげました。
それぞれ、過去のブログ記事にした曲ですが、
ポール・マッカートニーは病死した人に対して。
クリストファー・クロスは不慮な事故で亡くなった人に対して。
残された人はどうすれば良いのか…
2つの曲に共通していること。
悲しんでいる姿は、亡くなった人は望んでいないよっという事。
ウサ、あなたもそう思う?
うん、きっとそうだね。
ウサはとても優しい猫だったもんね。
でも、最後に、やっぱり言わせて。
ごめんね、ウサ。
とても悲しいよ…
ウサからもらった一人旅、完結。
ありがとう、愛しのウサ…
これからもずっと一緒にいるよ。