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妄想最終処分場

好きなジャンルの二次創作ブログです。
現在はス/キ/ビメインです。
ちょいちょい過去活動ジャンルも投入予定。

*出版者様、作者様とは一切関係ございません。
*禁:無断転載、二次加工、二次利用

完全に自分のための記事です。

ピグを始めてはや三ヶ月。

なかなか引っ込み思案でピグはお部屋よりライフ中心なのですが、最近徐々に親しい方ができて、お部屋にインしたり遊ぶ時間が増えてきました。(お陰で書くのをさぼりがち←オイ)
こうなることが分かっていたからピグには興味を持たないようにしてたのにー!
スキビマスターさんや読者さんと交流できる魅力には勝てませんでした(苦笑)


そんな右も左もわからぬピグ初心者。
初心者と言うのが許されなくなってきた三ヶ月目を過ぎたと言うのに超初歩的なことを知らないままで、失礼を働いてたかもしれないことが発覚しました!
今までピグでお会いした方々、不快な思いをさせてしまっていたのをお許しください~(平謝り)

と言うわけで、知らなかったこととか、はっきり人様の口から聞いたことなかったけど何となく察してたとか、そんなルール的なことを自分のために書き出してみようと思います。

※ピグマナー推進委員会とか公式に発表されてるマナーは前提条件です。

あとは『ピグ マナー』で検索してみて、参考になることはもちろんたくさん書いてあったけどちょっと古かったり(ピグのシステムが旧体制)、ホントにストカさんとかそういった対策が多かったので、私があれ?と思った事とかそういった事を中心の覚書です、あしからず。

なに言ってんだ、常識だろ!?ってとこも多々だろうなぁ~。



★退室時の作法
お邪魔したお部屋のドアの前まで戻って、顔が見える方向に向き直る。退室のご挨拶(ありがとうございましたとか、お邪魔しましたとか)やアクション(お辞儀とか手を振るとか)のちに移動。


妄想最終処分場
こんな感じ・・・??


↑ドアまで戻ることを知らなかった私…。お辞儀とご挨拶はしてたけどね。

★写真撮影は同席者の同意を得て!なうやブログアップも確認後に
これは当たり前かなー。リアルなら肖像権ってことよね…。通常の感覚でこれはできてたので良しとしよう!

★魂抜け中は画面に背を向けて
これはマジで知らなかった!よくインしたままライフに行くようになったので気を付けなきゃ。ほっとくとピグが寝るし、双葉マークや買い物カートがでるから中身ないのはそれでわかると思ってた!

妄想最終処分場  妄想最終処分場

上二つがNGらしい…私いつもコレでした…orz


妄想最終処分場

正しくはこう…??でいいのかな?



その他、気を付けてみてることやこれでいいのかな?みたいな私の疑問点。

☆時間がないときに『来たよ』で遭遇した場合はお辞儀だけでもOK?失礼にならない??

☆お話弾んだときでも椅子には勝手に座らないよね?皆さん、「どうぞ座って?」と言うまで立ったままが多いし…

☆先客がいてお話し中は、遠慮する。
知ってる方だとついつい混ざりたくなるけど、雰囲気で会話が止まったりしてれば退室がいいかなと。

お話続行なら聞かれても構わない内容よね?(少なくとも私はそうなる)
混ざりたければいいですかと聞いてみたり、「お邪魔したした、出直します」とか「また今度」とご挨拶して退室。混ざってもOKなら『もしならどうぞ』って声がかかるのかしら?

☆雑談中にお相手のお客さんが来たら。
だらだら雑談なら切り上げて退室し時かな。お話し続行中だと黙ってホストの方が来客対応してるのを待ってますが、お辞儀とか(知り合いなら簡単なご挨拶)してますけど…


自分だったらトークを使えない今密談するならお相手がお部屋やお庭に入ったら一時的に設定を誰も来ないに変更するのも手かなと思ってますけど。


きっとまだまだ知らないピグルールがあるはず!
超初歩的なことでも、気がついたことがあればぜひぜひ教えてくださいませ~

得た情報は、この記事に追記でちまちままとめていこうかと思います。

スイマセン、どうにも書くのが停滞気味です。


書こうと思って広げては、読書やピグに浮気し気が付くと時間が過ぎている。マズイです、ひじょーに。

今までほんのさわりていどしかやってなかったピグライフのクエストにやや熱を上げ


そして・・・・



ピグに登場した麻雀に…!!!!

まずいわ、暇な時入り浸っちゃうわ!

(一応まだ自粛してほんのちょっとしか打ってません。ええほんのちょっと・・・)



すでに私の部屋は麻雀仕様になりました…。どこのオッサンだ。


妄想最終処分場

しかもなんだか知らないけどネット麻雀って最初の頃ビギナーズラックで結構勝率がいいのよね…。

ま、オープンしたてだし無料アイテムやガチャもお安いアメのガチャなので

麻雀打った事のないヒトも入っているのは分かってはいるけど・・・


そんなわけでリアルで麻雀をたしなみお酒大好きなオッサン霜月の生態がまた一つ暴露されてしまいました・・・。(オッサン趣味でやらないのってタバコ位かもしれない汗


ええ、最近は・・・というか二次にハマってからめっきり外出もへって

毎週雀荘でフリー麻雀を楽しんでいた私の夜の時間は全てアメーバにささげていたんですが

アメーバで麻雀というオソロシイループが発生していることに!


(女子の癖に、フリー雀荘に出入りしているなんて何て不良!不潔よっ!!って思うでしょうねぇ。あ、ちなみにノーレートの健全麻雀です!)



そんなわけで!

お友達と一緒に麻雀部屋にお出かけすれば、セット麻雀ができるじゃないの!ってことに気が付きました。

さて、いい大人女子のスキビ二次界で麻雀をたしなむ大人なお嬢様がどれだけいるかわかりませんが

お暇な方・・・一局(多分それ以上…)お相手してくださる方募集中!


4人そろったら麻雀ルームにお出かけよっ!




さてと、叫んでみました。

どれだけ釣れるかな??


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


最近見ていて思った検索ワードネタ


うちの検索ワード、「スキビ ネタバレ」がほとんどを占めています。

まあ、アクセス見ると本誌のネタバレ感想がすごい勢いで上位に食い込んでますからねぇ…


そして最近のよくある&個人的ヒットなワード。


『変態/仮面』関連

『放置プレイ』『偽変態仮面』『安田顕』等々・・・ほんとゴメンナサイ!

軽い気持ちで映画の感想描いたらH/K絡みでスゴイ検索数…

未だに毎日居ます、変態/仮面様。

でなぜか「テルマエロマエ 変態仮面」というピンポイント検索が!ヒィ


『クレパラ』関連

愛蔵版全巻でましたからね。ええ、買いましたとも!

そしてブログで叫んだね!描き下ろしに。

クレパラ関係はおもに『愛蔵版』『描き下ろし』検索できます。

細かくは中には

『司×竜二』(←おい) 

『司 初めて 痛い』司坊の初体験をお望みですか?クレパラ二次をお求めですか??

『竜二×司 蓮キョ』あの…某大御所様のお話をお望みなんでしょうね??迷い込んでますよ~?



さて、戻ってスキビ内の細かい検索


『京子 マネージャー 好きな人 年上』

・・・もしもし?うちには社キョは存在しませんよ??汗


『黒崎×キョーコ』

あの、それ私がストカ公言してる某様の・・・。大ファンですけど!!なぜうちに迷い込んだ??


『強引 妄想 ネタ』

私のこと、ですか??


『吸い寄せられる肌の女性』

うんうん、キョコさんのことですね!


『スキビ最終話 どっちとくっつくの?』

はぁ!?質問の意味が解りません!!どっちとかありえないから!唯一だから!!


『蓮キョ 姿を消した こども 怖い やめて離して』

どんな鬼畜ネタをお好みの方だろう・・・?


『モー子 マッサージ 破廉恥』

ちょっ・・・モー子さんの桃需要ですか!?


『スキップビート 兄弟編 キスマーク』

あの…漢字間違いなだけで一気にBL臭いんですけど。


『ラブミー部員になる抱負』

なりたいの??



その他

『最終処分』

ブログタイトルだから仕方ないんですが、大体『画像』『エロ』『マゾ』とか危険な方向のワードとせっとですねぇ・・・。


後は参加企画名や私のHN、ブログ名、親しくしている作家さんのお名前などがヒットしていたり。

たまに見返すと面白いものが紛れ込んでますね。



えっと、いろんなサイトさんでお知らせとしてアップされてますが、ピグトークに関してです。


ネットに疎い私ですし、ピグ自体短時間inなのでトークはタイミングが合えばおしゃべりで結構な時間使いますが、基本的に使用頻度は高くありません。


良く分からないモノは手を出さない方がいい。

・・・というわけで、ピグトークは現段階では使用しないことにしました。


あんまりトークは使わないのであんまり困りませんが、御用のはピグかライフで直接話しかけたり、メッセージやコメントで連絡を下さい。(コメントは承認制ですので、公開されたくない方はその旨書き添えてください)


よろしくお願いいたします。


霜月さうら

メロキュン研究所のカルタ企画で書いたSS

Call my name   の続きのキョコさんと思ってくださいませ~。



前のお話

Call my name-2- 前編


Call my name -2- 後編





コンコン


思考の海に沈んでいたら、ドアをノックされる音で意識を引っ張り上げられた。

時計を見上げれば、楽屋に入ってからたっぷり30分以上は経過している。

ぼんやりと取り留めのないことを考えていた自分の馬鹿さ加減に呆れるしかない。

いくらなんでも仕事が終わったのに長居しすぎだ。


(いけない、局のスタッフさんかしら?)


「はいっ」


楽屋を空けるようにと怒られてしまうかもしれないと思いつつ、慌ててドアを開けて叱られ体勢で目線を上げられずにいれば飛び込んできたのはスタッフにしては高級そうな革靴だった。


(あれ?)


見覚えのあるそれに、ゆるゆると顔を上げてればそこにいたのは予想外の人物。


「やぁ、最上さん」

「お疲れ、キョーコちゃん」


呼ばれてドキリと心臓が跳ねた。

目の前には多忙を極める私の恋人。

さっきまで彼に呼ばれる声を思い返していた私の心臓は、急に現実に耳に届いた彼の音声に反応した。


そう、気が付いたのだ。

『キョーコ』と呼ぶ彼の声は特別。


でも、今は…


でも思考はついていかず、思わずぽかんとして敦賀さんの顔を見てしまった。

今日の敦賀さんのスケジュールは聞いていた。

どう考えても今日は接点もなく会える可能性のない日だったのに。


「キョーコちゃん良かった~!まだ楽屋にいて。蓮のスケジュールが変更になってね。今日はこれで上がりなんだ!キョーコちゃんはだいぶ前に収録終わってたから行き違いかなと思ってたんだけど会えてよかったよ~」


社さんが嬉しそうな顔で私の完全予想外の遭遇理由を教えてくれた。


「・・・おーい、キョーコちゃん??」

「最上さん?」


ハトが豆鉄砲を食らったような顔をしていたと思う。

固まったままの私の目の前に社さんの手のひらがひらひらと舞っている。

怪訝そうな敦賀さんの表情が、なんだか不満の色を帯びたあたりでやっと私は我に返った。


「…俺は会いたかったけど、最上さんはそうでもないんだね?」

「へ、えっ?あのっ…」

「お、おい、蓮・・・」


急に温度が下がった敦賀さんに社さんが狼狽した様子を見せた。

長い事呆けていた私の反応が、敦賀さんには不満だったようだ。


あ…マズイ。

このままだと似非紳士が出るか、大魔王が出るか、それとも…

最近気が付いたが、拗ねた子供のような敦賀さんも存在する。


そしてどうも出現パターンを見ると、私にかかわることで出てくるようだった。


「とっ、とにかく!今日は珍しくもう上がりなんだ!キョーコちゃん!頼むまでもないかもしれないけど蓮に夕飯、しっかりたべさせてね~!」


そんな敦賀さんの冷気に耐えられなかったのか、社さんはそう言い残して敦賀さんを私に押し付けて逃亡してしまった。

どのみちいつもの彼なら、お邪魔虫はすぐ消えるから!とウキウキした乙女顔で足早に立ち去るのだから、結果は変わりなかったのかもしれない。


「ねぇ、最上さん。こんな風に会える時間が出来た事、喜んでくれないの?」

「そ、そんなこと…ないです」


狼狽して後ろに後ずさると、開いた距離を縮める様に敦賀さんが楽屋の中に踏み入ってくる。

逃げるような態度を取る身体とは裏腹に、心臓はドキドキと別の意味でその振動を大きくしていく。


「…最上さん?」

「………っ!!」


(もうっ・・・!!)


拗ねて意地悪な表情をにじませた敦賀さんが、呼びかけてくる。

心臓に押し上げられた熱が頭に集まってきて頬が熱い。きっと見る間に耳まで赤くなってしまっているんだろう。

じりじりと後ずさり続けると、背中にとんと壁がぶつかった。

もうこれ以上逃げるスペースはない。

後ろ手にドアを閉めた敦賀さんの背後で、かちりとドアの鍵がかかる音がした。

後ろは壁、唯一の出入り口は鍵をかけられ敦賀さんが立っている。


密室に二人きりになったことに、さらに危機感が募った。

ゆっくりと追い詰める様に、でも自然な動作で近づいてくる敦賀さんに、こんなにも過剰反応して逃げ惑う私はとてもとても滑稽だ。

あと2、3歩の距離まで近づいた敦賀さんに、私は壁の中に埋まるんじゃないかという勢いで背中を壁に押し付けていた。


「よっ、呼ばないでくださいっ!!」

「……え?」


追い詰められて、口から出たのはそんな言葉。

訳の分からない私の言動に、敦賀さんは困惑以外の何物でもないだろう。


さっきまでの似非紳士と拗ね気味なお子様を足して2で割ったような表情が消えて、不思議そうに私を見ている。

思案するかのように私の顔をじっと見つめた後、視線を足元、天井にぐるりと向けて、また真っ直ぐ見据えられた。


そして、しばらく思案した後に彼の柔らかそうな唇がにっと吊り上った。


数歩の距離をゼロにすべく、大きな手が私に向かって伸びてくる。

頬を包み込まれて、もう片手で腰を引き寄せられた。

壁とくっついていた背が浮いて、服越しでもひやりとして背中にまで汗をかいていたことが分かった。


至近距離で覗き込んだ彼の表情は今度は『夜の帝王』のソレで。


「キョーコ…呼んじゃダメって、どうして?」


いつもならベッドでしか呼ばれない私の名前を囁く敦賀さんは、完全な確信犯だ。

しかも艶を含んだ夜の男の顔を晒して。


恥ずかしさでこれ以上熱くなれない顔の代わりに、今度は涙が滲んできた。


でも、今日の要求はそれじゃない。



「ちがっ…、ああ、もうっ!それもダメですぅ!!」


「……………も??」






ああ、言ってしまった。



気が付いてしまったのだ。

私を『最上さん』と呼ぶのはもう敦賀さんしかいない。


特別に特別だった『キョーコ』はもちろん

私は彼に『最上さん』と呼ばれることだけでも、心臓が壊れそうだ。








「敦賀さんは、私のこと呼んじゃダメです!!」


結局攫われるように、マンションに連行されて

さんざんキョーコと呼ばれて、ベッドで啼かされて

私の奇行の理由を白状させられた。


「俺は特別って思っていいの?」


そんな奇妙な理由を聞いて

敦賀さんは少年のように顔をほころばせて

嬉しそうに笑った。


~~~~~~~~~~


すみません~

なんてことない小話になってしまいました。


特別な呼び方が増えてしまった事に気が付いたキョコさん。

ま、要は蓮さんは特別ってこと!

最近どうもダメです。

脳内に妄想を描いて文章も考えるのですが、打ち込みというアウトプット作業でバラバラと崩れていってしまいます。なんか、文章ってどうかくんだったけ??って鳥頭状態!!


そんなわけで、思いつきで大したオチもストーリーもないのですがつらつらと書いてみます。


メロキュン研究所のカルタ企画で書いたSS

Call my name   の続きのキョコさんと思ってくださいませ~。



Call my name -2-



「京子さん、入りまーす」


入り時間の5分前、スタジオの扉を開けると私の顔を見たスタッフさんがスタジオ内に声を張り上げた。

スタジオ内に響いた自分の名前に、今でもドキリとする。


「よろしくお願いしますっ!」


ザワザワと人が行きかうスタジオ内にやや声を張ってぺこりと頭を下げると、ディレクターさんがこちらをチラリと見て片手を上げた。


「あ、おはよう京子ちゃん」

「いつも丁寧だね、京子さんの挨拶」

「京子さん、よろしくお願いしまーす!」


スタジオに入っていけば目の合ったスタッフや共演者から声をかけてもらえる。


「はいっ、よろしくお願いします」


何度目かの収録になるトークバラエティ番組。

ありがたくもレギュラーでお仕事をいただけて少しずつこの現場にもなれてきた。

事務所の影響力か、素うどん風味の私の役柄とのギャップからくる物珍しさか…

番組スタッフや同じレギュラーのタレントさんにも顔と名前を憶えられてこうして気軽に声をかけてもらえるようになった。


「よう、キョーコ。久しぶりだな」


急に呼び捨てで名前を呼ばれてピクリと肩が揺れてしまったが、聞きなじんだ声に振り向けば今日のゲストの黒崎監督がいた。


「黒崎監督!今日はよろしくお願いします。ご挨拶が遅れてすみません」

「相変らず、礼儀正しいな。キョーコ」


楽屋にあいさつにも行ったがすでに黒崎監督は楽屋におらず、挨拶もできずに現場入りとなってしまった。ぺこりと頭を下げると、黒崎監督は気にした様子もなく私の頭をガシガシと撫でてきた。

その感触にほっとして、自分で思っていた以上に緊張していたことに気が付いた。

黒崎監督はいつも通り派手な服装に、自信ありげな笑みを口元に湛えていた。聞けば衣装は自前で、アートを自負するだけある。


「今日はお手柔らかにお願いします!デビューCMを手掛けていただいたので、それ絡みでお話を振られると思います」


司会はゲストやレギュラーを軽妙なトークで内情を掘り下げるのが得意なお笑い界の重鎮だ。

鋭い角度で切り込んでくるトークが実は苦手に感じる時もある。

周囲から面白いと揶揄される私の妄想癖とか奇妙な行動はいつもトークのターゲットにされてしまう。


「手加減って…撮影中一人女子高生ライフ妄想してたこととか、ドピンクツナギでオーディションに来たこととかか?」


私の顔をじっと見て、黒崎監督はにやりと口の端を引き上げて笑った。

面白かったよなぁ、お前と顎に手を当ててどうやらその当時の私の様子を思い出しているようだった。


「だからっ!そういうのって…」

「なんだ、この世界、目立ってナンボだろ?キョーコ」

「だって恥ずかしいですしっ」

「よく言うよ、労せず目立とうってピンクツナギでオーディション受けに来たヤツが」


そういや、今日は相方はどうしたとモー子さんを探すそぶりを見せる監督に苦笑するしかない。


「お前女優もやるけどタレントもだろう?素のお前と女優とのギャップだって魅力の内だろ」

「ううう、ほどほどでお願いします…」

「ま、俺だってキョーコを被写体として買ってるんだ。商品価値を貶めるようなことは言わないさ」


分かってはいたけど、不要なからかいの対象にはなりたくない。監督だってこの世界に身を置いて生きてるんだ、これ以上はしつこいかなと落としどころを見出したけれど、どうにもさっきから呼ばれる度に引っかかる。


「あの・・・黒崎監督。私『京子』ですよ?」

「んぁ?そんなことは知ってるけど」

「デビュー前だったからオーディションは『最上キョーコ』で応募しましたけど、今は…」

「細けーな。大体京子だろうがキョーコだろうが耳から聞けば大差ないだろう?どうかしたのか?」

「いえ…」


ホント、何を言っているんだろう。

監督は私を最上キョーコとして知っていて、監督のCMで京子を名乗ることになったのだからおかしなことではないのに。


「ま、いいけどな。よろしく女優『京子さん』?」


私の顔をじっと見つめ何かを探るような黒崎監督の視線に、私は言いようのない感覚を覚えた。自分でも何とも表現しがたいこの感覚を、監督という職業の人は見抜いているのだろうか?


にっと笑った黒崎監督はひらひらと手を振って、収録前の一服の為ににスタジオの外に歩いて行った。



*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆


(やっぱり、わたし・・・どうかしてる)


収録を終えて楽屋に戻るとぐったりと、楽屋の机に突っ伏した。


ありがたくも仕事は徐々に増えてきており、LMEの京子としてスタッフやタレントさん、俳優さんに声をかけられることが多くなった。

そして知名度が徐々に上がるにつれて、個人情報保護の観点からもデビュー前からの知り合いの人にも芸名の『京子』で呼ばれるのが常となってきている。LMEでの最初の接点、椹さんですら最近は私のことを『京子君』と呼ぶようになった。


『京子』、『京子さん』、『京子ちゃん』


芸名に苗字のない私がそう呼ばれるのは当たり前。

顔見知りが増えるにしたがって、私の本名『最上キョーコ』を知る人間は相対的に少なくなってきている。

いや、知っていても事務所の関係者は『京子』で呼ぶのだ。


(だから・・・なによ)


敦賀さんと付き合い始めてから…彼はベッドの中の甘い時間は私を「キョーコ」と呼ぶ。

呼ばれなれない名前の呼び捨てに、心臓が跳ね上がる。

敦賀さんに「キョーコ」と呼ばれると、破廉恥にも彼に愛されている時間を思い出してしまうのだ。

重ねられた特定状況でのみ呼ばれることで「キョーコ」と呼ばれることは私の中で特別なんだと思っていた。


でも違った。

久しぶりに会った黒崎監督は私を最上キョーコとして認識する人だった。

「キョーコ」と呼ばれて一瞬反応しかけたけれど、やっぱりあの特別な「キョーコ」呼びは敦賀さんだからこその魔法の言葉なんだって思い知った。


私はあの時間に、彼にだけ「キョーコ」と呼ばれたいらしい。




そしてもう1つ。


気が付いたことがあった。




短いですが後篇に続く

久々の?続き妄想です

ネタバレものなので、未読の方、コミックス派の方はバックプリーズ!!






続き妄想はACT196妄想で燃え尽きてもう書けないと思っていたのですが・・・(っていうか長編のラストまでは無理だな、もう)

この前、ピグでおしゃべりしていたら・・・あれ?これって続き妄想??って具合になりまして。


その場にいる全員に書け!!と背中を押されたしだいです。

ま、いつも通りの展開ですがあしからず~~


最近何書いても、前書いたパターンになってしまいます…orz

もうね、かぶりとか言わないであきらめてください。





ACT200妄想





「……失望した」



耳を擽る美声が私に向けられている。


私の『我ながらなんてリアルな予想』、が




・・・・・・ただ今絶賛現実となっております。




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆


今日の私はナツ。

BOX-Rの撮影のためセツカはお休みだった。トラジックマーカーも主演のスケジュールで今日は撮影が無い。

敦賀さんも敦賀蓮の仕事が入っており、今日の夜からまたホテルでヒール兄妹に戻る予定だ。


セツカ自体がラブミー部の仕事ではあるのだけど、BOX-Rの撮影が早く終わりテンさんの秘密の美容室に出向くには早い時間帯でやる事もなく、かといってだるまやに戻るまでは時間がない中途半端な状態だった。


暇だからって遊んでいていいわけでもないしね…


『急ぐもんじゃないから空いてる時間でいいよ。モノはラブミー部室にそのまま入れてあるから』


スケジュール確認のために事務所の椹さんのところに出向いたので、ラブミー部の雑用が無いか確認したところ事務所に届いた郵便物の仕分けを依頼された。


久しぶりに入ったラブミー部室にはファンレター等ファンからの贈り物が山積みになっており、今日できるところまでと早速宛先別に選別を始めた。


「・・・やっぱり数が違うわね」


LME所属の俳優・タレント別に分けていけば、一か所だけ明らかに量の違う一角が出来上がる。


「こんな人と仕事とはいえ一緒のホテルの部屋に寝てるなんて知れたら、私…確実に殺られるわね」


ただ殺されるだけなんて生ぬるい。さまざまな拷問を受けた挙句に絶命しそうだわっ!


思わず敦賀さんのファンに囲まれる想像をして我が身の行く末にぶるぶると身震いしてしまう。



『一緒に寝てるなんて…』



身震いしていたはずが、ポンと自分で言ったセリフがリフレインした。

今度は抱きしめられて寝た夜のことを思い出し・・・

芋づる式に敦賀さんの生肌とか、首筋の肌の滑らかさとか、抱きしめられた力の強さとか・・・




途端に自分の顔が熱くなって頬が緩んだのがわかった。



~~~~~~駄目駄目駄目!!絶対アホ面になってる!

おポッポコピーにはなりたくないって思ったんじゃないの!

このバカキョーコ!!!


ギュッと目を瞑って眉間にしわを寄せて顔をを引き締める。


何考えてるのよ!一緒の『ホテルの部屋で』寝てるだけじゃない!

絡んだり縺れたりして毎晩寝てる訳じゃないの!!!


きっと赤くなったり青くなったり、ブンブンと頭を振る私はかなりの不審者だろう。

数分経ってようやく表情が元に戻ったことを確認し、ふっとため息をついた。


…よかった誰も居なくて

だってこういう時っていっつも……


「相変らず挙動不審ね、アンタ」



うん、そうこんな風に声がかかるのよね

そうそうお約束!



「………その声…」


聞き覚えのある耳に心地よい綺麗な声。


「あら、親友の声忘れちゃったの?薄情ね。帰ろうかしら?」


振り返れば麗しの私の親友

モー子さんのラブリーボイスを忘れるわけないじゃない!!!



「モー子さぁぁ~~ん!!久しぶり~~」

「はいはい、抱きつかない!」


モー子さんはペットボトルを持った手を真っ直ぐ伸ばして、私の額に押し当てて抱擁を求める私と距離を取る。


ヒドイ!これじゃあリーチの差で抱きしめられない!!

敦賀さんならこの距離でも届くのに~~!!




こんな時まで・・・

毒にしかならない症状は加速度的に進行している



*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆


次のドラマの仕事のことで俳優部の松島主任のところに行ったら、ちょうど行き会った椹主任にキョーコが部室で仕事をしていると言われてしまった。


聞いてしまえば仕事上がりで帰宅するだけの私は気まずい思いをする。

椹主任からラブミー部として仕事をしてねと言われたわけじゃないけど、私がこれで上がりなのは椹主任は知ってる訳だし、仕事熱心なところを見せておいて悪いことはない。キョーコともしばらく会っていないし。


あの『危険なの』な仕事は、いったいなんだったのかしら??


そう思ったのもあって、部室に向かった。



(やっぱり挙動不審だわ・・・)


ドアを開ければ、仕分けされて山積みになったファンレターの前でキョーコが青くなってガタガタと震えていた。

私が開けたドアの音にも気が付いていない様子に、具合が悪いのかと思って声をかけようとすれば今度は赤くなってブンブンと頭を振っている。

その様子に具合が悪いのは頭の方だと分かったので、面白いから気が付くまでそのまま観察することにした。


今日は新しいドラマの撮影後かしら?

カリスマ女子高生役だって言って、髪型もメイクもファッションも変えている。その・・・メイクはあの私のプレゼントであげた色ね。

メイク1つでこんなに変化できるのは羨ましい限りだが、そのメイクも通用しないほどキョーコはいつも通りでいつも以上に挙動不審だった。


よかったわね、そんな姿を見られてるのが私だけで。


その後も一向に自分の世界に入ってしまっているキョーコは私の視線にも気が付かない。

きっと声をかければ全力で抱きついてくるだろう。

そっとドアを閉めて、抱きつき防止と落ち着かせるために自動販売機でペットボトルのお茶を購入した。


買い物をして再度ドアを開けても、キョーコは相変わらずだった。

それでも少し落ち着いたのか頬の赤みは少し引いたみたい。


「相変らず挙動不審ね、アンタ」


数分前から私が見てたなんて気がついてもいないんだろう。

予想に違わず抱きつこうとしてくるので、冷たいペットボトルをの底をキョーコの額に押し付けて腕が届かない様に距離を取る。


額に当たったペットボトルに不満そうな表情を見せたものの、次の瞬間見た事無いような乙女顔で赤面された。


「は?」


どうやら今回の挙動不審はいつもと少し違うようね。



*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆



「…くっ、くっ…、あ~っ、はっ…はっ…、も…ダメ…っ」


モー子さんはお腹を抱えて、笑いをかみ殺していたが結局大声で笑い始めた。

私の奇怪な行動を見てモー子さんにはあっという間に何があったのか詰め寄られ、私は日中にした予想をモー子さんに白状せざるを得なかった。


「なんで!?どうしてそんなに笑うの?」

「だって、アンタ…これじゃ敦賀さんがっ…」


モー子さんに抱きつき防止をされて、その時思い浮かべたのは『敦賀さんの腕の長さなら抱きしめられるに…』だった。

私の脳はもうすでに修復不可能なくらい毒されている。


何をしても敦賀さんとつながって、イチイチ顔が赤くなるやら心臓が爆発しそうだわ。

敦賀さんはやっぱり悪い魔法使いだったのね!

悪い魔法にかかった私に、神様はいちいちアレしない心臓を私に授けてはくれないようだ。


「だって、そう思うでしょ?釘を刺してきた当の本人にこんな悪毒な感情を抱いてしまってるって知られたら…」

「くっ、くっ…アンタね…」


モー子さんはまだ笑ってる。

ヒドイ!私がこんなに悩んでいるのに~!!


「そんな毒感情を敦賀さんにぶつけたら…」

「…ぶつける気、あるの??」


お茶を一口飲んでようやく落ち着いたモー子さんが、返してくる。


もう!どうしてそう、揚げ足を取るようなことを言うの!?


「仮定の話だってば!言えるわけないじゃないっ」

「そう?だったらいいじゃない。ねぇ、これって恋愛話よね?」


認めたくない…けど…そうだけど……!

モー子さん、そんなにはっきり言わないでぇ~~!!考えたくないんだから!


「あの時二度目はないよって大魔王に言われたんだもん。何があってもこの純潔を命にかえてもは守り抜くって誓ったんだから」

「純潔を誓ったって…敦賀さんに?」

「そうよ。それを知ってる本人にこんな気持ちを抱いてるなんて知れたら・・・」

「あんた純潔を守るの意味、分かってるの?」


分かってるわよ!だからこんなに困ってるんじゃない!

キス以前にお付き合いがあって、お付き合いがあるってことは、その前にうにゃうにゃな毒な感情があって…。


「だから!仮にそうなったら、きっと敦賀さんは自分に毒感情を持った私に失望したって言うはず」

「どうしてそこでそうなるのかしら?」


笑の治まったモー子さんその美麗な顔を思いっきり顰めて私を見ている。


モー子さんこそどうして同じ呪いを受けた仲間なのにどうして私の気持ちを理解してくれないの!?


「間違いないわ!私の脳内シミュレーションで、敦賀さんは2回も『失望した』って言ったんだから!!意思もお尻も軽いケーコだって罵られたんだからっ!」


バンっと思いのままにテーブルを叩いてモー子さんに訴えたけれど、モー子さんはますます残念な目をして私を見つめるばかりだった。


「もう、いいわ。・・・それよりアンタ、時間じゃないの?」


もう付き合うのはうんざりという表情で、モー子さんはチラリと壁時計を見やって私に言った。


もう20:00近い!

テンさんとの約束の時間は10分後に迫っていた。


「いけないっ、もう行かなきゃ!」

「はいはい、逝ってらっしゃい」


・・・あれ?モー子さんの言葉、表記が誤っていたような気がするのは気のせいかしら??


「アンタ無駄に声が大きいのよ。誰に聞かれててもおかしくないから気をつけなさいね?」

「…?どういうこと?」

「さっきからノックされてるでしょ?気が付いてないみたいだけど・・・」


言われれば、コンコンとドアが再度ノックされた。


「ごめんね?最上さん、いる…よね?」


今日は敦賀さんも上りが早い。

同じ時刻に事務所駐車場の移動美容室に集合することになっていた。




…………もしかしなくても、聞かれた?



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カインとセツカに変身して、ヒール兄妹の時間が再開した。

…ハズだった。



なのにどうして、私はセツカの恰好でいつぞやのようにカインに組み敷かれているんだろう?



「……失望した」


イヤぁ~~~~!!予想通りのセリフ!!!!


でもっ、でもっ!!!!

この体勢で、この距離で!!

どうしてキラキラ似非紳士スマイルなんですか敦賀さん~~~!!

しかも日本語だしっ!カインはどこに行ったの!?

私は今セツカですよ~~~~!!??


「君は俺に対して、そんなイメージを持っていたの?」

「つつつつ・・・敦賀さんこそっ!た、立ち聞きしてたんですかっ!?」

「あんな大声で叫んでたのを聞いてしまったのを立ち聞きというのか、君は」


モー子さんに言われた言葉を思い出し、ぐっと詰まってしまう。


「最上さん、答えて。君は俺に対してそんなことを思っていたの?」

「そそそ…それは…」


言えるわけないじゃない!

知られたくないと思っている大本命にこのタイミングで!


「俺に対して持っている毒感情って…なに?」

「あのっ…それは…っ」


近い!近いですっ!

これ以上は、お願いだから勘弁してくださいっ!


言葉にする前に顔の熱が上がって瞬時に真っ赤になってし待っているだろう私。

もうこれじゃ、隠しきれないじゃない!!


恥ずかしさと情けなさとすべてがないまぜになって今度は怒りが沸いてきた。

顔の熱さは引かないけれど、キッと目の前の紳士面を睨みつけた。


あ…あれ?

似非紳士スマイルじゃない?


「敦賀さん…?」


さっきまでの似非紳士スマイルは、なぜだか身の危険を感じる神々スマイルに変化していて

どうして?と思う前に今度はアノヒトが表に出てきた。



いやぁ~~~!!!夜の帝王降臨!!!


「純潔を守るっていうのは男とキスしたりすることだけを言うんじゃないよ?」

「も…っ、もちろんですっ。敦賀さんに誓ったんですから!」


負けない様に怒りを前面に押し出したまま、夜の帝王に対峙する。


とにかく!

ここは何とか切り抜けて早くヒール兄妹にならないと!


「うれしいよ。君は俺に誓ったことを守ってくれたんだからね?」

「……へ??」


『純潔を誓ったって…敦賀さんに?』


モー子さんの言葉が脳内に木霊した。


「じゃあその純潔、もらうね?」

「えええぇ~~!!??」


「……もう、黙って」


私のパニックの悲鳴は、文字通り口をふさがれたことで封じられた。


なんだかリクエスト運がついていた年度末。

急激に宝物庫が充実してきて嬉しいです~

音譜

そう今回は、なんとなんと!

末席に座らせていただいたメロキュン研究所で散々お世話になった副所長様・・・


Bubble Shower  のピコさまの10万ヒット企画で

なんと悔しくも100000を逃し100001を踏んだ運のない私 あまりのことに思わずコメントしたら、なんとラッキーなことにリクエスト権利を頂いてしましました!アップ


もうね! 言ったもん勝ち!w

そう思いましたとも。

コメントを残して想いを伝えることで、損をすることはないんだ

イイのかしらこんなに幸運が重なって!

そのうちしっぺ返しがきそうでこわいわ・・・


で、何をリクしたかといえば ワタクシの定番リク!カイセツでございますことよ!

タイトルは『猫じゃらし』


何を隠そう、猫好きの私には2重で嬉しい作品でございます!

しかも最後の方は・・・うふふラブラブ


我が家で紹介する必要のないくらい有名なピコ様のサイトですが、お持ち帰り権利を頂けたのでいただいて帰りました!


ピコ様、ありがとうございました~~ ラブラブラブラブラブラブ