一昨日、昨日と…
夜、私が畳の上で、涅槃仏のよう寝ていると、カリ~、カリ~、カリ~っと音がする。
ネズミが天井裏をかじるような音だ。
伸び上って見ると、タンスの上から私を観察しているシモーヌの両手が、右、左、右、左…と、グーパーグーパー。
爪とぎじゃないみたい。
手の先だけ「乳モミ」。
※猫が仔猫の時に、母親の母乳を押し出す動作で、成猫になっても、仔猫気分に時によみがえる。
顔はポーカー・フェイスなのになあ。
実は先日、首の後ろを撫でてやった時も、口では「ニィ~ィ(嫌~だ~ぁ)」と言ったくせに、少ししたら、目はとろんとして、やがて横になり、指先が交互にグーパーグーパー。
「嫌よ、嫌よも好きのうち」というやつだな。
とは、思ったんだが、私は性格上、表面上でも嫌と言われることをするのも難儀と思ってしまう、親心のない性格なので、ここ何日がナデナデもしていなかったのです。
だから、タンスの上で、カリ~、カリ~っと音がしても、そのまま無視をしていて、寝ていた。
そのうちに、ブツブツ言いながら降りてきて、体をあっちに擦りつけたり、こっちに擦りつけたりして、意を決したのか、腹を見せて仰向けに横たわった。
「遊んでください」
と、見えたので…
私も神主のように、その辺に転がっている「猫じゃらし」をブンブンブンブン。
シモーヌは、小躍りしてピョンピョン。
こういうのが、楽しいのかな?
それから、一時間もつき合わされた。
昨日の夜も、一昨日の夜も。
懐いていない癖に、意外と寂しかったんだな…猫と言うのは、変な性格だな。
いや、よく考えると、大概は私の方が面倒くさがっているから「この人間は、全然、懐かない・・・」と思っていると思う。
そして「遊んでいる」のではなく、きっと「可哀そうだから、遊んであげてる」と思っているだろう。
それから、布張りの椅子の上で満足そうに毛づくろいを始め、後ろ足の内側を舐めている時に、丸まりすぎて、バランスを崩し、真ん丸のまま、そのまま椅子から落下して「ニャァァァアア」と言っていた。
バカだ。
こういうところを、写真に収めたい気がする。
こんな文字ばっかりじゃ、つまらない。
でも、私のカメラは10年前に1万5千円で買ったデジカメなんだけど、よく映らない。
アイフォンの方が、まだマシなんだけど…。
夜の営みは「夜10時」、「和室の昔ながらの赤い光の電球の薄明りの中」の、「黒猫」。
これは、一眼レフという代物なら、撮れるの?
それとも、撮ってから、ソフトで細工するの?