戦略策定・実行・評価ツール「マイストラ」 -70ページ目

戦略策定・実行・評価ツール「マイストラ」

戦略の作り方、戦略実行と評価の仕方を紹介する「マイストラ」君

バランススコアカード(BSC)は、まず四つの視点を設定します。


基本は、上から財務の視点、

          顧客の視点、

          業務プロセスの視点(内部プロセスの視点)、

          人材と変革の視点(学習と成長の視点)

の順に設定します。


人材と変革の視点で人に投資することにより、新たなものが生まれ


業務プロセスの視点で形となり、顧客の視点に伝わります。


それが財務の視点に行き、有形の資産に変わっていきます。


これが基本ですが、視点の順の変更、また環境の視点、


社会的責任の視点など、新たな視点を追加し実践されている場合もあります。

BSCを作成する組織は、企業全体の全社のBSCであったり、戦略ユニット


である、事業部の戦略マップ、部門、グループであったり、または個人のBSC


であったりします。


しかし、全てのBSCは基本の四つの視点が有ります。


でも、どの視点が最も重要であるかはその組織の活動内容によって異なります。


企業では、財務の視点の利益、売上向上に向けたBSCを作ります。


官公庁では、住民、市民の視点がポイントになります。


病院では、患者の視点が重要ポイントの視点となります。


間接部門では、業務プロセスまたは人材が重要な視点となります。


視点を設定すれば、戦略目標の設定です。


その視点の中で何に秀でなければならないか、


何を良くしなければならないかを設定します。それを戦略目標といいます。


戦略目標を設定する時には、戦略目標間の因果関係を考え


それを戦略のシナリオとして作り上げることが大切です。


シナリオを作るのはその戦略マップのオーナーであり、


その戦略マップはオーナーの名前で呼ばれることが有ります。


戦略マップの作り方は、論理的に説明できる必要があります。


戦略マップは、確実に戦略を実行するためのマップです。


ビジョンを立て、それを実行するために、目標を可視化し


明確にさせて実行をより確実にするのです。


戦略目標を設定すれば、その戦略目標を測定するKPI


を決めます。


KPIが決めると次にはそのKPIの目標値を設定します。


戦略目標を設定するKPIの目標を達成し、戦略目標が確実に


良くなるようにアクションを設定し、実行します。


BSCでは、戦略の実行結果を可視化し、その達成度合いを


信号色、赤・黄色・緑で表します。戦略目標が


全て緑色になると予定通りの戦略実行状況と判断できるのです。

キャプラン教授の著書では、


視点 (Perspective)

戦略目標 (Objective)

業績評価指標 (Measure or Key Performance Indicator)

アクション (Initiative or action)


と解説されております。



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日本でのバランス・スコアカードの始まりは、2000年の8月です。


バランス・スコアカード提唱者のキャプラン教授の日本講演が


東京の明治記念館で2日間開催さrました。


これが日本でのバランス・スコアカードへの取り組みのスタートです。


第2回目にキャプラン教授が来日されたのは、2007年10月で、


BSCアジア太平洋サミットとして同じく東京の恵比寿で


2日間開催されました。


私は、いずれにも参加をしました。


特に2回目は160名の参加があり、そのうちの半数は、


中国、韓国その他東南アジアの国々とアフリカ、オーストラリアからの


参加で、米国、欧州、日本に引き続きバランス・スコアカードによる


経営マネジメントが広く全世界的に展開されつつあることを実感しました。


BSCサミットでは、その年にバランス・スコアカードを上手く活用している


組織を表彰し、殿堂入りをさせています。


このときも4組織の殿堂入りがありました。日本の企業では、


2006年の三菱東京UFJ銀行の殿堂入りに続いて、


日本ベーリンガーハイム社が殿堂入りを果たしました。


そのほかインドのInfosys、インドネシアのSOHO_GROOPが


殿堂入りしましたが、特筆すべきは韓国の政府「MOGAHA」が


BSCを上手く活用して戦略を実行しているということで殿堂入りをしました。


翌年2008年度のBSCアジア太平洋サミットは、韓国にて開催された事を


見ても、韓国及びその他の東南アジアで戦略をいかに上手く実行するか


及び戦略的なコミュニケーションをとることを重要視する


バランス・スコアカードは、今や企業での活用のみならず、


官公庁、教育機関、ヘルスケア、NPO等に応用され、


実績を上げて来ています。


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●戦略を立てるためには、相手を知る必要が有ります。


自分が戦う相手は誰か。


ビジネスでは、自分の方へ相手を向かせることが必要、また、


自分の商品・サービスを気に入ってもらうことが重要です。


その為に相手を知ります。


「敵を知り己を知らば、百戦すれど危うからず」です。


●自分の周りのステークホルダー即ち利害関係者を抽出します。


抽出したステークホルダーを、外部と内部に分けます。


そして次に、それらを影響力の強いもの、直接的影響力と


弱いもの、間接的影響力のものに分類します。


●分類したステークホルダーの中から、戦略を打つ必要が有る


相手、即ち顧客(この顧客のことをセグメント顧客と呼びます)を


選び出してくるのです。


相手がわかることで戦略が作成できるのです。



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