バランス・スコアカードのバランスとは?(その1)
戦略を作成するときには、組織を拡大し、継続して存続していくために、何をどの様にしなければいけないかを考えますね。そのときに、目先の売上および利益にのみ固執した戦略を作成しそれを実行すると、長期的に継続した取り組みがおろそかになり組織の維持に必要なバランスを欠くことになります。
BSCで戦略を作成することは、成功するためのバランスを考慮した戦略が作成できるのです。
BSCのバランスとは、次に示す5つのバランスの事です。
① 財務・非財務のバランス
② 過去・現在・将来のバランス
③ 長・中・短期のバランス
④ 外部・内部のバランス
⑤ 先行・結果のバランス
バランスの取れたBSCで戦略を作成すれば財務だけに偏ったアンバランスな戦略ではなく、
財務的に成果を求める戦略
顧客をいかに満足させ財務に結びつけるかという戦略、
作成された戦略が実行出る組織にするための活動戦略、
将来に向けた人材の育成および組織としての取り組みすべき戦略
以上を考慮したバランスが取れた戦略が作成できるのです。
経営戦略術講座では、戦略に必要なバランスについて詳しく説明します。
① 財務・非財務のバランス
財務・非財務のバランスの財務は財務の視点、非財務は顧客の視点、業務プロセスの視点、人材と変革の視点のことです。
企業、組織の価値を考えたとき、財務と非財務ではどちらが企業価値を顕すと思われますか?
戦前・戦争直後は財務の価値イコール企業の価値といわれていました。しかし、現在では企業の価値は80%が非財務が企業の価値を顕しているといわれています。それは、どの様な顧客を持っており、どの様なノウハウがあり、どの様な人材がいて、どのような仕組みで動いているか等々が企業の物理的な財務の価値より重要に成ってきていると言う事です。
しかし、多くの企業でこの重要な非財務の部分が明らかになっていないのです。 財務の視点では、どの企業でも財務指標があり明確に測定されています。しかし、企業にとってその価値を顕わす重要な非財務の部分が測定されていないのです。
何度もお伝えしているように、「マネジメントしたいなら測りなさい、測らなければマネジメントできません。」 財務の視点は、測定の基準がありそれに沿って測定されています。将来的にはIFASが採用され世界基準の尺度になりそうです。
しかし、非財務の視点には基準がありません。たとえそのような基準があったとしても、それぞれの企業により扱い商品およびサービスが異なるため、即ちリソースが異なるためその基準を使うことはほぼ不可能です。
BSCの最大の特徴は、この非財務の部分で独自の測定基準を作り測りなさいと提案しています。各視点の測定基準が明確になれば現状での測定結果が明確になります。どの部分が優れておりどの部分が劣っているのかがそれぞれ明確になると、次への計画&目標がより具体的に成るのです。
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