
「人間には歩くことが何よりの妙薬となる」(医学の父、ヒポクラテス)
歩いて身体を動かすことが最良の薬となる意味だろう。
人間は、二本足で走行していままで発達してきました。
ヨガ、ピラティス、ウォーキング、エアロビクス、ランニング、ラジオ体操……等々。
なにかしら運動をすることは、少々疲れがあっても元気になり回復につながるほか、鬱積した気持ちを外に発散して鬱憤した気持ちから晴れ晴れとした気持ちへと変化させてくれ魔法のような行為となります。
運動がよいと信じる者として。
信じる者は救われます。
運動は、自分の実体験からして、体と心によく脳にとっても良いことだとなんとなくわかっていましたが、この本を読んで確信しました。
運動をすることが脳にどのような影響を与えるかを科学的に実証した本です。
記憶力の向上、集中力の高まり、ストレスの軽減などの効果が実験によって明らかになってきていると、科学的な根拠を示しながら説明してくれるので説得力がありました。
ランニングを週3回45分以上、大事なことは心拍数を増やすことです。
特に海馬と前頭葉の機能が高まり、記憶力、論理的思考力が向上する。
運動、特にランニングにより、認知症の発症が減少、ストレスを解消し集中力が高まりうつ病に効果がある。アイデアや創造性を増す。
ドーパミン、セロトニン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質のみならず、BDNF(脳由来神経栄養因子)というタンパク質生成によるものだ。
運動は、歩くことより走ることで心拍数を上げることです。
たとえ少しだけ気持ちが滅入っていても、たとえ深く苦悩を抱えていても、運動をすれば晴れやかな気分になれます。
運動は、継続してやるべきかと。今から!?
運動は、お金がかからず、副作用がなく、とっても物凄く効く薬のようだと思いました。
2P 脳にとって最高のエクササイズとは
身体を動かすことだ。
身体を動かすと、気分が晴れやかになるだけでなく、あらゆる認知機能が向上する。記憶力が改善し、注意力が研ぎ澄まされ、創造性が高まる。それどころか知力にまで影響が及ぶという。これぞ正に正解、脳にとって最高のエクササイズに違いない。
心の状態と幸福感への影響だ。運動は不安障害やうつ病を減らすだけでなく、それらを治療する手段として抗うつ剤やセラピーに匹敵する効果があり、その事実はもはや動かしようがない。科学的名裏付けによる観点から、運動を重要な治療法と考えている。
9P 身体を動かすことほど脳に影響するものはない!
運動をすると気分が爽快になるだけでなく、集中力や記憶力、創造性、ストレスに対する抵抗力も高まる。情報をすばやく処理できるようになる。つまり思考の速度が上がり、記憶の中から必要な知識を効率的に引き出せるようになる。
また特別な「脳内ギア」を入れることで、混乱した状況下で意識を集中させ、心が乱れていても平常心を取り戻すことができる。運動によってIQ(知能指数)が高くなるという説さえある。
本書では、運動が脳に及ぼす絶大な効果を紹介し、(具体的な)その理由についても紹介する。
<目次>
アンデシュ・ハンセンからのメッセージ 新版刊行によせて、日本のみなさんへ
はじめに 身体を動かすことほど脳に影響するものはない
第1章 現代人はほとんど原始人―あなたに関する、知られざるとっておきの秘密
第2章 脳から「ストレス」を取り払う―ストレスに負けない頭に変わる法
第3章 「集中力」を取り戻せ!―圧倒的成果を手にする「没頭する技術」
第4章 うつ・モチベーションの科学―目標まで迷うことなく一気に突き進む
第5章 「記憶力」を極限まで高める―試験、ビジネス、運動…他者と顕著に差が出るのはここ!
第6章 頭のなかから「アイデア」を取り出す―最新リサーチが実証した「運動後、ひらめく力」
第7章 「学力」を伸ばす―才能を一気に開花させる最良の方法
第8章 健康脳―認知症、高血圧、高血糖…あらゆる病と無縁な「長生き」の秘訣
第9章 最も動く祖先が生き残った―脳は「移動する」ためにある
第10章 運動脳マニュアル―どんな運動をどのくらい?
おわりに ただちに本を閉じよう
「運動脳」用語集
精神科医。スウェーデンのストックホルム出身。カロリンスカ研究所(カロリンスカ医科大学)にて医学を、ストックホルム商科大学にて企業経営を修めた。現在は上級医師として病院に勤務するかたわら、多数の記事の執筆を行っている。これまでに、医学研究や医薬品に関する記事を2000件以上寄稿。ラジオやテレビでも情報を発信し、とくにテレビ番組『科学の世界』への出演で有名。自身のテレビ番組もスウェーデン国内で持っている。