朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~ -61ページ目

朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

「もっとも高貴な娯楽は理解する喜びである レオナルド・ダ・ヴィンチ(イタリア 芸術家)」

 

勉強の勘所や要点が分かりやすく、科学的根拠も記載されていた。勉強方法やコツや姿勢が学べる。実践したい参考となる箇所が多く、また読み直したくなる内容だった。

 

教科書を先に読んでから問題集を解いていく、読みのインプットと解くアウトプットの比率が5対5のように、我流で行う勉強が悪いというわけではない。

せっかく勉強するのならば、結果が出やすいよく練られた考えられた方法で、効率よく効果的に勉強していくべきではないかと思う。

以下、3点に絞って引用した。

 

完璧に100%正解にしようとすると、約120%以上の知識を得るための勉強が必要であることを知っていた。だから、例えば、資格試験で6割が合格点であれば、完璧を目指さず8割までの完成を目指すという考えもあってもよいのではないか。

02 完璧を目指すのではなく、完成を目指そう。それが、結果的に完璧に近づく最高峰方法です。

 

速読に繋がる読み方と実際の行動に向けた姿勢。この方向性は間違っていない。

28 究極の読書法は、9割捨てることだ。スキミング、文書全体ではなく、自分にとって重要な部分だけを選んで精読していく方法。効果的なスキミングは、見出し、目次、キーワードをまず見て、自分と関連しそうな領域を探すことから始まる。1ブック・3ポイント・1アクションとは、一冊の本から3つだけ自分にインプットすることを学び、これから行動することをひとつ決める。

 

受験のときに部屋に○○合格と紙に書いて貼り何時でも目に入るようにしていたことがあった。また、資格試験の合格証や認定証は、これまでも目に付く場所に置いている。こうしたことが勉強するための環境の最適解としてよいことがわかっていたのだった。

44 勉強するホームグラウンドを徹底的につくる。学習中にすぐに目に入る場所に、過去に達成した誇らしい実績を表すものを飾っておく。模擬試験の通知表、過去に取得した資格の認定証、マスターした問題集など。過去に実際になし遂げたものが対象。いつも目に入ったことが大切だ。

 

 <目次>

はじめに このひと言を捨て去ったときに、本当の学びがはじまる

第1章 勉強をはじめるときの「迷い」を断ち切る(×人は死ぬ間際に「もっと遊べばよかった」と後悔する ○人は死ぬ間際に「もっと勉強すればよかった」と後悔する、×勉強は、「完璧」を目指すもの ○勉強は、自分なりの「完成」を目指すもの ほか)

第2章 学習目標を定め、計画をつくる(×学習とは、1つでも多く「正解」すること ○学習とは、1つでも多く「間違い」に気づくこと、×試験勉強とは、内容を「読み直す」作業である ○試験勉強とは、内容を「思い出す」練習である ほか)

第3章 何歳からでも結果が出る一生モノのインプット術(×試験で使える記憶術は、時間をかけて習得するべき ○試験で使える記憶術は、たった2行で説明できる、×覚えにくい暗記事項は、何度も書いて覚える ○覚えにくい暗記事項は、手書きイラストにして覚える ほか)

第4章 自分自身で勉強を適切に評価する(×本番までに、モチベーションを上げておく ○本番までに、課題の分析力を上げておく、×ベストを尽くすとは、ひたすらがんばること ○ベストを尽くすとは、ベストを数値化すること ほか)

第5章 勉強法をさらに改善する(×勉強のやる気は、自ら奮い起こすものだ ○見るものを変えると、やる気ゼロでも勉強が進む、×落ち着いて着席できる状態が、学習力をアップさせる ○動かない状態は、むしろ人の学習力をダウンさせる ほか)

あとがき 本気で勉強した人が手に入れる本当の財産

参考文献

 

昭和32年山梨県生まれ。上智大学卒。30年間の「勉強法」研究から、成果に直結する学び方を体系化した「何歳からでも結果が出る本当の勉強法」提唱者。ヴォルテックス代表。1冊15分で読めてリターンを最大化させる「4C読書法」、夢実現を加速するツール「宝地図」、世界に広がる癒し「レイキ」、セルフ・イメージを90分で書き換える「エネルギー・マスター」提唱者。国際レイキ普及協会主宰。著書累計95万部発行。7ヶ国語に翻訳出版。36歳のとき、借金6000万円を抱えリストラされるも、1年でV字回復。これまで学びに億単位の投資をしてきて、65歳を超えた今でも、新しい知識の吸収と自己成長が生きがい

 

【No1380】本当の勉強法 何歳からでも結果が出る 世界中の研究から導き出した学びの結論46 望月俊孝 すばる舎(2023/03)

人生100年時代、定年後に働くのが当たり前になりつつある。

現役とは違う働き方をするべき。

人生の後半戦を楽しむための仕事やお金、健康、人間関係のヒケツなどがわかる一冊だ。

郡山さんがこれまで生きてきたなかで得られた数々の教訓や生きるための働く意義を説いている。

健康が一番かな。仕事自体が健康管理になること。毎日規則正しく決められた通りの仕事ができるから。働く高齢者ほど健康でいられるものだと教わった。僕もそのつもりで準備していく。

 

143P 仕事には、自営業、自由業という形もあるわけだが、基本的には「雇われる」働き方をしたほうがいい。特定の時間に特定の場所に通勤する毎日のおかげで、生活リズムが整うし、それだけで脳の老化、メンタル不調、老人の孤独などの諸問題を、一気に解決できる。

 

80P 競争から共存へと、働き方が変わる

競争に勝つことではなく、共存共栄であり、助け合いの精神である。

 

53P プレイヤーからサポーターへと役割が変わる

新しいものを生み出す能力が衰えていても、生産性の高いプレイヤーたちを補佐する仕事ならば、まだまだできる。高いレベルで野球のプレーをするのは無理でも、グラウンド整備ならできるし、喜びを感じることができる。

 

184P 変わる時代のなかで、幸せに生きるために

時代の変化にさらされてもなお、面白く生きる方法はないのか。どんな時代でも、幸福に生きる方法はないのか。

働くことで、人は誰でも幸せになれる。年をとるほどに、それが人生の本質であると、確信できる。

もっと正確に記すならば、「年をとっても働く」ことで幸せになるのだと、私は結論づけたい。

 

 <目次>

はじめに 仕事は人生を楽しむ最高の方法だ

序章 87歳ビジネスマン。いまが一番働き盛り―「働かされる」から「働きたい」自分に変わる(87歳のビジネスマンが今日も会社に行く理由、週5で働くために、日課にもひと工夫 ほか)

第1章 人生の定年を決めるのは、自分自身―「チャレンジ精神」が毎日を面白くする(待ち遠しかった「定年後」、「定年後も引く手あまた」という大いなる勘違い ほか)

第2章 「人生後半戦」がうまくいく働き方―いくつになっても求められる人になる(働いてみてわかった「定年前」と「定年後」の違い、「競争」から「共存」へと、働き方が変わる ほか)

第3章 働き続けるために必要な「10個のK」―人生後半戦のお金、家族、健康…のヒント(幸せな働き方を実現するために大切なこと、1番目のK…金 少々の蓄えは必要 ほか)

第4章 87歳まで働いてきて見つけた「働く幸せ」―定年後からはじまる「人生最良の時間」(働くことには2つの意味がある、「国のために働け」。井深大さんの教え ほか)

おわりに 

 

1935年生まれ。株式会社CEAFOM代表取締役社長。一橋大学経済学部卒業後、伊藤忠商事を経て、1959年ソニー入社。73年米国のシンガー社に転職後、81年ソニーに再入社、85年取締役、90年常務取締役、95年ソニーPCL社長、2000年同社会長、02年ソニー顧問を歴任。04年、プロ経営幹部を紹介する株式会社CEAFOMを設立し、代表取締役に就任する。人材紹介業をおこなう傍ら、これまでに5000人以上の定年退職者をサポート。

 

【No1379】87歳ビジネスマン。いまが一番働き盛り 人生を面白くする仕事の流儀 郡山史郎 青春出版社(2022/12)

 

病気の捉え方、病院や医師の選択方法、健康診断や薬、食生活など、日本医療界の異端児と呼ばれる和田秀樹の個人的な考えが書かれています。

 

テキトーといえば、タレントの高田純次さんを思い浮かべます。

その姿勢のよいところだけを取り入れればよいのかと思いますね。

246P テキトーに自由に生きるという健康法

病気の壁を超える究極の健康法は、イライラ、ハラハラ、オドオドしないことだ。

自分がテキトーにフワフワ生きていると、他者に対しても細かいところが気にならずに許せるし、鷹揚になるものです。どうでもいいやと思えば、こわいものはなくなります。

還暦を超えたら「思いわずらうことから卒業して、好きなことだけする」と決めるのも一案だ。

 

健康診断は、その時の状態を図るためのひとつの基準として捉えています。体の健康と同様に精神的なこころの健康の問題もあります。健康診断の数値が悪ければ、そこら辺を気つけていかないといけないというような警告として、このままほったらかしておくと病気なりますよという風に転ばぬ先の杖として悪い数値を受け止めています。運動をしていなかったら運動をするようにして、また、甘いものでの間食が多いなと思えばセーブしていきます。つまり、健康診断結果は、今後の生活をどうしていけばよいか考える良い機会だと思うのです。

200P 健康診断は受けるな

健康診断は「このままではマズイかもしれない」という仮説を振りかざして、標準値からちょっと外れている人までも薬漬けにして生活の質を下げてしまう装置のようなものです。そもそも人が健康に生きるための方法に正解はないのです。

身体に不具合がなく、快適に暮らしているのに、この数値だと将来病気になると脅かされて、薬を飲まされ、食事や酒を我慢させられる。

 

ぼくにとって良い医者かどうかは、まずは相性が一番です。そしてぼくの拙い質問や疑問にちゃんと答えてくれるか、病気の説明をわかりやすくちゃんとしてくれるか、カルテやレントゲン写真の画面だけでなく僕の目を見てしっかりと話してくれるかなどですね。

181P いい医者を見極めるためのチェックポイント

1 初診のときにとくにじっくりと症状や経過を聞いてくれる

2 その医者と相性が合う

3 医者が病状についての自分の意見をきちんと話してくれる

4 副作用、調子が悪くなった時の対処法、どのように治療するための薬かなど、薬の説明をきちんとしてくれる。

5 通って調子がよくなっている、良くならなかった際の対応の手段を持っている(薬の変更や他の病院への紹介)

6 家族から見た評価がよい

7 検査データだけを見てむやみに多剤併用していない

 

 <目次>

はじめに 病気はこわくない、壁を超える。

第1章 病気の壁―「病気」は誰も避けられない。ではどうする?

第2章 うつの壁―「うつ」はこうして増殖していく

第3章 医者選びの壁―「医者」選びを間違えれば早死にする

第4章 健康診断の壁―「健康診断」が病気をつくる

第5章 健康寿命の壁―「健康寿命」をのばす効果的な方法

 

1960年大阪府生まれ。東京大学医学部卒。精神科医。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学学校国際フェローを経て、現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長。高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたって、高齢者医療の現場に携わっている

著書に「70歳が老化の分かれ道」「80歳の壁」「80代から認知症はフツー」など多数。

 

「頭のよさは他人が決める」「人はちゃんと考えてくれてる人を信頼する」「知識はだれかのために使って初めて知性となる」など、知性と信頼をもたらす7つの黄金法則と、深く考えるための5つの思考法(客観視、整理、傾聴、質問、言語化)を身につけて“頭のいい人”になれ!

 

思考を整理してから話す。

頭のよい人は、相手が何を知りたいのかを考えて話をする。

自分が言いたいことではなく、あくまで相手が知りたいことを。

ビジネスでは、結論から話すことが求められる。

結論は何かをまず考えて話す。

事実と意見を分けて伝えることは、正に基本でありかつ大切なことだ。

 

精度を上げるための構造化面接と呼ばれる手法を取り上げてみた。

 

 何をしたのか?(過去の行動)

 その時どんな状況だったのか?(状況の深堀)

 その状況で何をしたのか?(行動の深堀)

 その結果どうなったのか?(成果・結果の深堀)

 仮にこういう状況になったらどうするか?(仮定の状況における行動)

 

この5種類の質問は肝だ。

「過去に行った行動」と「仮定の状況での行動」の2つの質問と、そして「状況」、「行動」、「成果」の3つの深堀質問をしてみたら、短時間で相手のことを深く知り本質に迫ることができる。

相手の話を引き出したい、会話を盛り上げたい、プラベートでも使える万能質問術を意識して使っていきたい。

 

 <目次>

はじめに 

第1部 頭のいい人が話す前に考えていること―「知性」と「信頼」を同時にもたらす7つの黄金法則(頭が悪くなる瞬間、頭がよくなる時間、頭のよさを決めるのは「だれ」だ?なぜ、コンサルは入社1年目でもその道30年の社長にアドバイスできるのか?4 頭のいい人は、論破しない5 「話し方」だけうまくなるな ほか)

第2部 一気に頭のいい人になる思考の深め方―「知性」と「信頼」を同時にもたらす5つの思考法(まずは、バカな話し方をやめる―「客観視」の思考法、なぜ、頭のいい人の話はわかりやすいのか?―「整理」の思考法、ちゃんと考える前に、ちゃんと聞こう―「傾聴」の思考法、深く聞く技術と教わる技術―「質問」の思考法、最後に言葉にしてインパクトを残す―「言語化」の思考法)

おわりに 

賢くあり続けるための読書リスト

参考文献

 

ティネクト株式会社代表取締役。1975年生まれ。筑波大学大学院環境科学研究科修了後、理系研究職の道を諦め、給料が少し高いという理由でデロイトトーマツコンサルティング(現アビームコンサルティング)に入社。品質マネジメント、人事などの分野でコンサルティングに従事し、その後、監査法人トーマツの中小企業向けコンサルティング部門の立ち上げに参画。大阪支社長、東京支社長を歴任したのちに独立。現在はマーケティング会社「ティネクト株式会社」の経営者として、コンサルティング、webメディアの運営支援、記事執筆などを行う。また、個人ブログとして始めた「Books&Apps」が“本質的でためになる”と話題になり、今では累計1億2000万PVを誇る知る人ぞ知るビジネスメディアに

小林医師の主張は首尾一貫しています。

交感神経と副交感神経の自律神経のバランスと腸の調子を整えると健康的になれます。

 

小林さんの格言から抜粋しました。

当たり前のことを当たり前にちゃんとやっていく。

やれることを今日からやっていきたい。

 

11「ゆっくり、早く」

ゆっくりものごとを行うと、一見後れを取ってしまうかのように思えます。その分集中力が増して状況判断が的確になり、最も効率的な方法でことにあたることができます。

ゆっくり深い呼吸をしているため、血液が脳にもたっぷり行き渡り、頭も冴えています。結果、思っていた以上の成果を、スピーディに出すことができるのです。

 

42「忙しいときは空を見上げる」

上を向くだけで気道が真っ直ぐになり、体内に入ってくる酸素が急増します。すると、末梢の血管が一瞬で拡張し、全身の細胞のすみずみまで酸素と栄養が行き渡ります

自律神経のバランスが安定し、体はもちろん心まですっきりと晴れていくわけです。

 

131 期限を決めて徹底的に悩んだあと万全の準備をする。「迷ったら動いておくと、流れをつかむことができる」

 

141 「準備を徹底的にやり抜くことが自律神経のバランスを整え成功を引き寄せる

 

142 「交感神経と副交感神経が高まったとき、ゾーンに入る」

意識せずとも体が勝手に動く状態である。交感神経と副交感神経の両方がハイレベルで高まったときに出現しやすくなります。交感神経が極限まで高まった時の集中と、副交感神経が極限まで高まった時のリラックスした状態が、いわば絶妙のバランスで混ざっているというわけです。

 

144 「ぼんやりする時間が無意識の力を目覚めさせる」

デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)という脳内システムに移行します。このシステムが活発になると、人間はイメージや思考をもとに次の行動に備えはじめます。ぼんやり自分を見つめながら次の意識的な行動の準備をするのです。ぼんやりしているときほどよいアイデアを思い付いた経験がある人は多いと思います。

 

157 他人のペースで自分の生活を動かされる、「疲れの原因は忙しさではなく、自分の自由な時間がないこと

 

217 生活が変わると、「何歳からでも人生は変えられる。いつまでも初心者たれ

何歳になっても新しいことに挑戦し、いつかやろうと思っていたことに踏み出していただきたい、毎日が刺激があると、自律神経がいいバランスになり生活も規則正しくなります。

 

 

 <目次>

はじめに

1 自律神経がわたしたちを支えている(自律神経は、わたしたちを24時間365日支えている、男性は30歳、女性は40歳をめどに自律神経が乱れる ほか)

2 ゆるぎない心と体をつくる(大事なことほど、「手書き」で記録することが大切、3行の手書き日記で、自律神経が整う ほか)

3 自律神経を整えるセルフコントロールの方法(能力を発揮するには、たった1ミリ意識の向きを変える、コントロールできることを突き詰めれば、自由に生きられる ほか)

4 迷いを手放す習慣(問題を書き出し優先順位を付け、時間をかけずに解決する、失敗を書き出してはじめて、失敗は成功のもととなる ほか)

5 「免疫力」を高める最強習慣(疲れがたまるのは、環境をコントロールできないから、疲れの原因は忙しさではなく、自由な時間がないこと ほか)

コロナ禍特別メッセージ 心と体の免疫力をグレードアップして、しつこい疲れを解消しましょう

 

順天堂大学医学部教授。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。1960年、埼玉県に生まれる。順天堂大学医学部卒業後、1992年に同大学大学院医学研究科修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属医学研究センター、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、順天堂大学小児外科講師・助教授を歴任。国内における自律神経研究の第一人者として、アーティスト、プロスポーツ選手、文化人へのコンディショニングやパフォーマンス向上指導を行う

 

【No1376】自律神経が10割 心と体が整う最高の習慣 小林弘幸 プレジデント社(2023/06)

フランスに住んで7年、インスタグラマーのロッコさんがフランスに来てから100のやめたことです。

何点か気になったところを取り上げてみました。

国外から見てみると、日本との景色の違いから日本の良さなどまでがよく見えてきます。良い所は取り入れて、良くないと思うことは手放していこう!

 

たとえ世界中どこで暮らしていても、自分であることは変わらない。

だから、日本人の心がまえでいることです。

188P「フランス人になろうとする」

他人や社会とのかかわりの中で、自分が自分であるという感覚を持つこと、自分がどういう人物であるかを認識すること、その自分が過去も未来も変わらない感覚を指します。

 

人生100年時代で世の中の変化が激しく未来が予測できない現代。世界的なパンデミクのなかでは、特に生涯学び続けることの重要性は、世界では共通の認識のようです。

186P「学ばない人生」

教育とは、学校教育を終えて社会に出てからも、必要なタイミングで、独学、講座受講、異文化体験などを通して得た知識・技術を仕事に反映する。仕事と教育を繰り返すことを指します。

 

否定的は、日本人的な姿勢なのかな。

144P「否定の姿勢」

否定的な意見は相手を怒らせてしまうことだってありうるのです。

それよりも、まずは物事を肯定的に受け取り、「よりいい考え方もあるかもしれない」という姿勢で話を聞くことが大事なのだと知りました。

 

毎日朝に新聞や本を読んでいます。

ぼくは、日本でなくても世界のどこに住んでいても、自分の意見を言いたいな。

142P「意見を言わない」

フランスでは家族の話題だけでなく、社会、環境、政治、経済、科学、医療、宗教など多岐に渡ります。

「あなたはどう思う?」「日本ではどうなの?」

新聞や本を読み意見や話題を要約して残すことにしました。

意見を言えなかったのは準備不足だっただけです。

 

他人と波風を立てないなど、これも日本人らしいかもしれない。

138P「必要以上に謝る」

私はかつて、「すみません」「ごめんなさい」が口癖でした。

こんなフレーズを新聞で見かけました。

ごめんなさいよりもありがとう。

感謝する方が心地いいですね。

 

 <目次>

はじめに ひとつひとつ手放すことで、「本当の幸せ」が見えてきた

1章 私がフランスでやめた「生活習慣」―「こうしなきゃ」から離れたら、暮らしがシンプルになった

2章 私がフランスでやめた「考え方」―「これがおしゃれ」を捨てたら、心地よさが見えてきた

3章 私がフランスでやめた「家族のこと」―「受け身の姿勢」を手放したら、ストレスがなくなった

4章 私がフランスでやめた「お金事情」―「新しいもの集め」から卒業したら、人の温かさがわかった

5章 私がフランスでやめた「人付き合い」―「無理する関係」に距離を置いたら、心がずっと軽くなった

6章 私がフランスでやめた「生き方」―「これまでの常識」を捨てたら、自分軸でいられるようになった

おわりに 一度きりの人生、悔いなく楽しいものにするために

 

東京出身。ロンドンで写真の勉強をした後、ロンドンにてフォトグラファーとして勤務。フランス人の夫・子ども2人の4人家族。2023年8月に第3子出産予定。コロナウイルス感染対策のためのロックダウン生活をきっかけに、Instagramにて「フランスでやめたこと」をテーマに、写真と共に毎日の暮らしを発信したところ、フォロワーが急増。一気に話題となり、今では約3.5万人に支持されている(2023年5月現在)

 

【No1375】フランスでやめた100のこと「当たり前」を手放したら、人生が豊かになった ロッコ 大和出版(2023/06)

 

329P

晴川が壁の時計を見て立ち上がり、午後の相談の準備を始めた。その微笑みをたたえた横顔は、相談者に与えるべき光と、相談者からわけ与えられた光の両方に満ちあふれている。

 

コロナ禍中の、2020年7月立倉市役所に、光に満ち溢れることになるであろう、こころの相談室が開設される。

夢や希望、生きゆく術を奪われたと感じ絶望した人たちが助けを求めてくる。

コロナで人生を狂わされた人たち。

コロナさえ無ければ!との思い、モヤモヤした心に持つ5人の相談者がいた。

カウンセラーの晴川あかりと正木昭三は、相談者の悩みや不安や不満を聞きとって救っていく。

晴川が相談者のちょっとした言動から彼らの隠し事に気付くのは、やはりプロのカウンセラーだと思う。

オレンジ色の糸で「N」と刺繍されているお守りが終わりにまで繋がっていた。

相談の最後に添えられた真実を解き明かすひととき、心の奥底にある真実や秘密を見抜いていく晴川さんたちは、この物語を引き締める立派なさまとなっていた。

 

 

自分との対話は、とても大事だと思う。

263P

「つくづく思います。カウンセラーって無力だなぁ、と」

「晴川さんが以前、教えてくれたじゃないか。カウンセリングとは、相談者が自分自身と対話する場なのだと。私たちはただ、彼らを映し出す鏡になればいい」

「ええ、限りなくピカピカに、いつでも磨いておきたいものですね」

つられるように目元を緩ませた晴川の顔を、最後にひときわ強く照らし、朱色の陽光は影を潜めていった。

 

 <目次>

白戸ゆり(17)

諸田真之介(29)

秋吉三千穂(38)

大河原昇(46)

岩西創(19)

 

1992年神奈川県生まれ。東京大学法学部卒。2015年、第13回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞し、『いなくなった私へ』でデビュー。2021年、『十の輪をくぐる』が第42回吉川英治文学新人賞候補となる。’22年、『トリカゴ』で第24回大藪春彦賞を受賞。同作は第75回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)の候補にもなる。

「美鈴は不倫相手から栗の渋皮煮を作ってほしいと頼まれるが、そもそも食べたいと言っているのは、彼の妻だった。」

普通では考えられない。

妻の彩香が渋皮煮を食べたいからといって、馬鹿正直に愛人の美鈴にそれを作らせるなんて。

妻が既に関係を知っていて、彼の妻の悪意がこもっていることに美鈴がやっと気づいた。

ひとつだけ黒い穴が開いている栗が入っている瓶を作った。

それを彼に渡した。彼の妻への意趣返しで。

それを知らずに、彼はそれをつまんで食べてしまう。

彼は、黒い悪意の毒に染まってしまうのだった。

 

168P くろい穴

彼は最初から、冷たい身勝手な男だったのだ。きっと。私は、こんな男が好きだったのか、五年も。もしかしたらそれも、妄想だったりしないかな。

「また明日、会社でね。おやすみ」

馬淵さんは私の額におざなりに唇を押しつけて、帰って行った。私は部屋に戻って、炊き立ての栗ご飯を食べた。脱落栗はほくほくしてとても美味しくて、二回おかわりした。それから、早々に眠りについた。翌日、玄関の靴箱の上でたい焼きの紙袋が冷たくなっているに気が付く。すっかり忘れていた私は、それをゴミ箱に落とした。くだらない音がした。

 

「くだらない音」って、どんな音?

ぼとっ?

がちゃ?

カーン?

いずれにしても、美鈴の気持ちが離れていったことが感じる愛想ない音だ。

 

主人公は、女性だった。

情けなくなって落ち込みそうな重苦しい展開もやむをえない。

そう思えるようなお話でも決して暗い話にはしない。

明るい気持ちを失わせず前向きな方向性を見出させてくれる。

落ち込みがちな日々を過ごしてしまう生き方と去り方が心地よい力加減で背中を押してくれる。前へ進ませてくれる丁度よい感じかなと思う。

 

 <目次>

おつやのよる

ばばあのマーチ

入道雲が生まれるころ

くろい穴

先を生くひと

 

1980年生まれ。2016年「カメルーンの青い魚」で第十五回「女による女のためのR‐18文学賞」大賞を受賞。17年、同作を含む短篇集『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』でデビュー。『52ヘルツのクジラたち』で2021年本屋大賞を受賞

人間は必ず死が訪れます。両親など年齢が上の人の方が、先に亡くなる可能性が高いです。

相続にあたって財産がある場合、たとえ少なくても相続者間でトラブルが起きます。

相続のトラブルやもめ事が起きる原因には、コミュニケーション不足に尽きます。

そのトラブルを回避するためには、日頃からの「贈り物」です。

習慣的に贈り物をして関係性を築いておくのです。

自分の意見や主張だけでなく、相手に譲り合う気持ちが円満な解決に導くのです。

勉強になりました。

3P

もめごとが起きる原因を一言で表すなら“コミュニケーション不足”といえます。兄弟であれば、小さいときから一緒に育っていますから、「いまさら意識してコミュニケーションをする必要などないだろう」と思ってしまいがちです。

しかし、相続が発生するころには、互いに年齢を重ね疎遠になっていることもあるでしょうし、それぞれに事情を抱えています。ちょっとした行き違いがもめごとに発展してしまうのです。

コミュニケーションを改善する良い方法は贈り物です。昔からさまざまな地域に贈り物をする風習がありました。それは、生命の存続に不可欠だったからではないでしょうか。

 

 <目次>

はじめに 

第1章 20代・30代編(留学したとき、自立するとき、就職して相続関連の仕事をするとき ほか)

第2章 40代・50代編(実家に帰省するとき、両親がスマホに切り替えたとき、親の事業を継ごうと思ったとき ほか)

第3章 60代以上編(孫ができたとき、子どもに事業を継いでもらいたいとき、再婚したとき ほか)

おわりに 

 

税理士法人レガシィ代表社員・代表、公認会計士・税理士・行政書士。2003年に慶應義塾大学文学部を卒業後、慶應義塾大学大学院文学研究科に進学し、2005年に修了。大手情報システム会社でシステムエンジニアとして勤務したのち、2006年に基本情報技術者資格取得。2010年に公認会計士試験に合格し、2011年より監査法人・コンサルティング会社で勤務。2014年に公認会計士登録、2015年に税理士法人レガシィに入社、税理士登録後は相続・事業承継コンサルティング、デジタル化への推進を担当。2021年より現職

仏教思想家のひろさちやさん(2022年4月ご逝去)は、「死者はお浄土にいるのであり、そこにある骨はものけの殻(抜け殻)でしかない、それを恭しく拝んで供養した気になるのは残された者の執着であり、死者には全く関係のないことです」と仰っておられたそうです。

 

先祖代々の墓をどうしていくのか!出生数が減少している等の状況から、墓地の継承者となる墓守問題がとても大きい。永代供養といっても33回忌まで。寺院の少子高齢化と後継者不足があり永代供養していくことが大丈夫なのかという不安もあります。さらに、そもそも単身で墓を必要としない方もいるのではないかと。

 

墓じまいすることや共同永代供養する形、樹木葬や海洋散骨など色々な選択方法があることを知りました。また、葬儀も一般葬(通夜、告別式、火葬)のほか、家族葬、一日葬(告別式と火葬のみ)、直葬(火葬のみ)などの種類や内容があり、一般葬以外の葬儀がコロナ禍以降も増えてきています。

 

離れている兄弟や親戚ほど、なにかあったら口を出したがるものです。

例えば戒名不要、香典や献花等辞退、簡素で家族のみ無宗教で自由葬を執り行うなど、近しい親族の間で事前に話しあって決めておく。亡くなったあとどうするのかをはっきりしておくことです。終活のエンディングノートにも書いておくことも良いかと。

 

どのような供養の形になっても、墓有り無しいずれにしても、ひと悶着ないように、親族や寺院と良好で穏やかな関係をキープしていけるよう、生きている方も亡くなられた方も幸せになれる方法を選択できたらと思います。

 

14P 生きている方の幸せ、亡くなられた方の幸せ

墓じまいや散骨を終えたご依頼者様には、事後に私の不手際等がなかったかどうかを伺うようにしています。多くの方のお返事はこうです。

「最初は不安や葛藤があった」ことをまず打ち明け、実際に墓じまいや散骨を終えてみると「故人も喜んでいる」「私たちもホッとしました」と胸をなでおろすのです。

墓じまいも散骨も、初めてであれば不安なのは当たり前です。それでも誠意を持ってご依頼者様と接し、丁寧にお話することで「心のこわばり」を少しずつほぐれていきます。

一番大切だと私が感じているのは、「故人が喜んでいる」ことと「私たちもホッとしています」の想いをガッチリと結びつけることです。

遺されたご家族は、生前の故人の想いに寄り添い、その想いを叶えてあげられたことに安堵し心の安寧を得ます。

 

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お布施とは、「仏様へのお気持ち、お礼」の意味です。

相手の「心」が姿を変えて現金となっている。

「心」は数えるものでなく感じるもの。

 

 <目次>

プロローグ 「売る人」から「仕舞う人」へ

1章 坊さんの正体見たり墓じまい―誰のためのお墓?お寺の常識は世間の非常識(お坊さん、ソレやっちゃお仕舞いですよ!離檀、心の切れ目が縁の切れ目、墓じまい攻防戦、その時坊主は?)

2章 現代お墓事情の基礎知識―墓じまいの最前線から見た改葬・散骨のリアル(お寺はちゃんと「永代供養」できる?墓じまいは計画的に!物や形にとらわれない海洋散骨)

3章 心穏やかに送り送られたい―遺された人たちにも安らぎと供養を(今だからこそ見直したい「葬」のあり方、遠くの親戚より近くの…、「世間」が想い描く葬送のカタチ ほか)

エピローグ 自然に、そして自然とともに

巻末付録 5分で書ける!エンディングノート

 

 

散骨・墓じまい・終活サービスを提供する株式会社縁(えにし)の代表取締役。1978年生まれ、東京育ち。運送会社で5年務めた後、石材店を営む親族に誘われ墓石ビジネスの道へ。お客様に満足していただける墓地物件の少なさ、先行きの不透明さに疑問を感じ、2010年に海洋散骨事業や墓じまいの仕事へ。散骨事業では自ら船長を務め、墓じまいでは、多くの離檀交渉に携わる。今では年間700件以上(2019年時点)の問合せをいただく企業へ成長

 

【No1371】墓じまい!親族ともめない、お寺に搾取されない、穏やかで新しい供養のカタチ 小西正道 ブックマン社(2022/09)