
世のなかには、読書に関する本は数多く出ています。これまで約100冊以上の関連する本を読んで、そのなかで自分に合うやり方や読み方など取り入れてきました。
例えば、あまり読んだことがない人には、文字に親しむことが大切なのです。児童書でもよいし漫画本でもよいので、まずは読みたい本や好きな本を読むことです。そののち慣れてきたら読書を習慣とするために、朝、昼、夜と読む時間を決めるほか、スキマがある時間にこまめに読んでいくという方法があろうか。さらに、要点を摑むためには、ゴシック文字だけを読むことや目次、奥付、プロフィールを読むほか、ある一つの主張で納得するのではなく、賛成や反対、中間の意見が書かれた本をそれぞれ読んでいくなど、初級者、中級者などのレベルに応じた読むやり方があるものと思います。
いずれにしても、どんなやり方を取っても共通しているのは、読書していくことが楽しくなるように読んでいくことです。
この本で、気に入った文章、目についた箇所、参考となるところを取り上げてみました。
64P 教養を深めたい人には、新書を読むのがよい。同じジャンルの本を複数冊購入して立て続けに読んで記憶を固める。
92P 本は最後まで読まなくても良い。
142P 斬新なアイデアは既存の概念の組み合わせから生まれる。
174P 登場人物が多い小説を読むことには関係図をつくる。物語の展開を理解しやすくなる。
178P 批判的に突っ込みながら読む。疑いながら読む。
227P 装丁が工夫されている本は内容も充実している。
229P 自分と似た同質性があるため、好きな人や憧れの人が推薦する本は外れが少ない。
262P 面白い本に出会ったら、同じ著書の「処女作」を読む。最初の1冊に込められた著者の想いを感じ取ることができる。
<目次>
はじめに
第1章 なんのために読むのか?(「義務感」「速読」「効率」の呪縛が読書を遠ざける、自分の「好奇心」を引き出して楽しみながら読む ほか)
第2章 「記憶力」を高める読書の技術(丸暗記・穴埋め型で覚えると忘れてしまう、記憶を呼び戻す「5W1H」を常に意識する ほか)
第3章 「思考力」を高める読書の技術(仮説を立てて「世の中」のニーズを探りながら読む、同じテーマのさまざまな考え方の本を読めば「しなやかな思考力」が身につく ほか)
第4章 「楽しむ読書」を習慣化する方法(まずは読みたいように読めばいい、自分の心に忠実に読みたい本を選択する ほか)
第5章 読書を楽しむ工夫、読書に飽きない工夫(心にピンとくるワンフレーズを探しながら読む、未知の分野を学びたいときの工夫 ほか)
応用編としての補遺
おわりに
1974年横浜生まれ。青山学院大学法学部教授(税法)。上智大学法学部法律学科を卒業後、2001年に旧司法試験に合格。2002年4月から1年半の司法修習を経て、2003年秋に弁護士登録(第二東京弁護士会)。2015年4月から現職(大学教員に転身し、教育及び研究に専念)。単著の合計は58冊
【No1394】「記憶力」「思考力」を高める読書の技術 木山泰嗣 日本実業出版社(2020/07)