仕事が終わらない理由と、その対処法が具体的に書かれていた。
ただやみくもに進めても、見えない「手戻り」が多く、思ったように終わらない。
これまでの自分の働き方――やりながら考え、集中できず、再開時に手戻りが発生する――その無駄がよく分かり、学びが多かった。
本書では、仕事を細分化してゴールまでの計画を立てること、分断を防ぐ環境づくり、そして中断時には未来の自分へ手書きメモで引き継ぐことを提案している。
著者の言う通りにすべてはできなくても、「仕事を終えるための要点」が理解できたので、できるところから実践していきたい。
1 作業のムダ=手戻りが多い
何をどの順番でやれば終わるのか不明確なため、作業が何度も止まる。
⇒ 計画技術
仕事を分解し、ゴールと道筋を明確にする。ステップごとに進め、脳内でリハーサルして成功を検証する。
2 集中力のムダ=集中できていない、切り替えが多い
別の仕事が頭に浮かび、判断や選択が増えて力を発揮できない。
⇒ 実行技術
迷わず手を動かせる状態にする。割込みが来ない環境を整え、他の仕事は事前に考えておく。「やりながら考える」をやめる。
3 自分のムダ=一度考えたことを忘れる
浮かんだアイデアや次の行動を保存していないため、再開時に思い出し直してしまう。
⇒ 中断技術
未来の自分は他人だと考え、「引き継ぎ書」を残す。
「進捗・次・違和感・思考」を含む具体的なタスクを、アクション動詞で書く。安心して「中断」できるようになれば、プライベートの時間も充実する。
目次
イントロ
序章(ガイダンス)仕事が終わらない原因は3つの隠れたムダ
第1部 仕事が終わる3つのモード(「計画モード」で終わる計画を作る、「実行モード」で迷わず手を動かす、「中断モード」で前やったことを忘れない、アクション動詞でタスクを書く)
第2部 計画・実行・中断モードをアクション動詞で使いこなす(計画モードを実践する、実行モードを実践する、中断モードを実践する)
終章 ブーストモード すべての経験を活かす「保管・再生」モード
おわりに
著者紹介
萩原雅裕さん。
企業でのプロジェクト管理・生産性向上の経験をもとに独立し、講演や執筆を行う。タスク管理ツール「Asana」アンバサダーとしてMVPを受賞するなど、生産性向上の専門家として活動
【No2077】「今日も仕事が終わらなかった」はなぜ起きるのか?仕事が3倍速くなる計画・実行・中断の技術 萩原雅裕 ダイヤモンド社(2026/01)
