【No1996】あいつらの末路 真梨幸子 KADOKAWA(2026/01) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

フリーライターの景子から届いた一通のメール──「助けて」。

婚活サイトで出会った夫と郊外のニュータウンで幸せに暮らしているはずだった彼女の身に、いったい何が起きたのか。

 

真梨幸子さんらしい“イヤミス”の世界。

正気と狂気の境目を揺らしながら進む物語に、いまの私はすっかり魅了されてしまっている。

ページをめくる手が止まらなかった。

過去と現在の殺人事件が巧みに絡み合い、読者を翻弄する構成は見事。

一見華やかに見える人の不幸が、どこか甘い蜜のように感じられてしまう。

嫉妬や絶望の描き方がとても上手く、次の展開を早く知りたくなる安定した筆力があった。

恐ろしいというより、女たちの辿る“末路”はどこか哀れで、そして滑稽でもあった。

 

✦ 目次

1. パワーカップルの末路

2. ニュータウンの末路

3. おひとり様の末路

4. 女子高生の末路

5. 嫌な女の末路

6. 復讐の末路

7. 初恋の末路

 

✦ 著者紹介

真梨幸子san

1964年宮崎県生まれ。多摩芸術学園映画科卒業。

2005年『孤虫症』で第32回メフィスト賞を受賞しデビュー。

2011年に文庫化された『殺人鬼フジコの衝動』が口コミで広がり、シリーズ累計72万部を突破するベストセラーとなる。