業界自体かっこよく見える世界だけれども、見えないその裏で大変真面目に努力をしているのだった。
プロデューサーの苦労話は、リアルによる生々しさがあった。
数多くの番組制作にかかわって、報道からバラエティーまで上司の命令一つで責任を取り番組を統括しなければならない葛藤と苦労話が描かれていた。
この日記シリーズは、ある分野での知らない話や分からない面を赤裸々に伝えてくれるので面白い。
5P テレビプロデューサーの裏の顔
芸能界と二人三脚で疾走してきたのがテレビ局だったのだ。
20余年にわたりテレビ局に勤務し、ある事情で退社したあとも業界の周辺で禄を食んできた。私が実際に目撃し、また体験したことである。
深刻ぶった話ばかりではない。間抜けな話やしょうもない話も数えきれないほどある。
テレビ局とはどんなところで、テレビプロデューサーの仕事とはいったいどんなものなのか?
<目次>
まえがき テレビテレビプロデューサーの裏の顔
第1章 プロデューサーの知られざる日常(雲泥の差:テレビ上方に入ったワケ、初仕事:新人の困りごと ほか)
第2章 番組予算が足りません!(ほ~ら綺麗でしょ:センセイの魔法の言葉、「プール金」活用術:不審な技術費用 ほか)
第3章 役に立たず、尊い仕事(悪酔い:中国国宝の片隅で、ワイドショープロジェクト:そして報道デスクへ ほか)
第4章 視聴率という魔物(生放送ワイドショー:リアルな情報を集める、信じられないほど安い店:芳しくない視聴率 ほか)
あとがき 何も起こらない日々
北慎二さん
1959年、神戸生まれ神戸育ち。大学卒業後、関西の民放テレビ局に入社し、編成部、東京支社、制作部などに勤務。テレビプロデューサーとして数多くの番組制作に携わる
【No1867】テレビプロデューサーひそひそ日記 スポンサーは神さまで、視聴者は×××です 北 慎二 三五館シンシャ フォレスト出版(2025/04)
