明治時代に日本人女性として初の海外留学生となり、帰国後は津田塾大学の前身となる女子英学塾をひらき女性の教育につくした津田梅子さん。女性の地位が低かった時代に女性の自立と解放を目指したパイオニアだ。
日本で最初の女子留学生で当時6歳だった。
科学者として優れた才能を持っていた。
女子留学生のために奨学金制度を作った。
ヘレン・ケラーやナイチンゲールに会っていた。
女子英学塾(のちの津田塾大学)を開校した。
津田梅子さんの名言から。
家の外面はすばらしく見えても、内部はそれほど美しくないことがある。人の中には、見た目が美しくても心が良くない人もいる。(アメリカで過ごした少女時代のことば)
始まりは小さくても、着実に前進すれば、素晴らしいことを成し遂げられるでしょう。(女子英学塾開校式にて)
何かを始めることは易しいが、それを継続させることは難しい。成功させることはなお難しい。
<目次>
序 日本の女子教育のパイオニア
1 6歳の女子留学生
2 アメリカでの日々
3 女性のための学校をつくりたい!
4 教師か研究者か
5 女子英学塾を開校!
終 受けつがれる意志
もっとよくわかる 津田梅子とその時代
【No1619】津田梅子 女性の向上に力をつくした教育者 髙橋裕子 針田りん GAKKEN(2024/05)