自分が幸せなのかどうかは、その人の感じ方や主体的な考え方によります。
人生の終わりには、これまでの人生は良かったと思って旅立ちたいものです。
後悔しないための秘訣が事例をもとにして書かれてありました。
35P 他人の視線を気にして我慢しながら老いていくよりも、のびのびと前向きに人生を楽しんだほうが悔いは残りません。大切なのは他人からどう見えるかではなく、自分がどうしたいかに尽きます。
41P 健康で安らかに暮らしていくためには。ストレスを取り除くことが大前提です。ひとりへの恐れは誰にでもありますが、「好きなように生きたい」「煩わしい人間関係から自由になりたい」「ありのままの自分でいたい」という願望を叶えることが健康への最大の投資となります。
74P 55歳以上歳をとっても知的機能が高い人は、その後の生存率が高い。勉強はただの趣味に留まらず、長寿法や脳の健康法になります。
<目次>
はじめに 死ぬまでひとり暮らしが、最上級の幸せ
第1章 自由に好きに暮らす!―ひとり暮らしで死ぬ幸せ
第2章 やりたい放題で老化の壁を超える!―ひとり時間は楽しみ放題
第3章 自分のお金は自分で使いきる!―ひとり暮らし、お金はどうする
第4章 恋に歳は関係ない!―恋愛で若がえる
第5章 食べたいものだけ食べる―ひとりメシはどうする?
第6章 病院、医者、薬、これだけは知っておく―ひとり暮らしと病気のこと
第7章 もっと歳をとったときどう暮らすか―ひとり老後の生きかた
おわりに 死ぬまでひとり暮らしは人生のご褒美
1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、高齢者専門の総合病院である浴風会病院の精神科を経て、立命館大学生命科学部特任教授。ヒデキ・ワダ・インスティテュート代表。高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたり高齢者医療の現場に携わっている。
【No1518】死ぬまでひとり暮らし 死ぬときに後悔しないために読む本 和田秀樹 興陽館(2024/01)