「世の中は、変えようとすれば変えていくことができます」
不平不満を持っていた現世代が、介護保険、DV防止法、不同意性交罪の刑法改正等々を成り立たせてきた功績を踏まえたうえで、「こんな世の中に誰がした?」→「こんな世の中を手渡すことになってごめんなさい」と言いながらも、先にいる世代から受け取ったバトンをこれからの次の世代が受け取り、女性たちが世の中をもっと過ごしやすく生きやすいようになるよう改善していってほしい旨を願う全般的な内容ではなかったかと感じました。
150P
これからの時代に必要な21世紀型の人材は、予測不可能な社会に立ち向かって、自分で答えを出していける人です。コロナ禍のように予測できない事態はこれからも起きるでしょう。これまでのものの答えではどうにもなりません。すでにある知識を身につけるのではなく、誰も知らなかった新しい知を生み出すノウハウをわたしは「メタ知識」と呼んでいますが、「それを学ぶのが大学」だと思っています。
<目次>
序章
1 仕事
2 結婚
3 教育
4 老後
終章 これからのフェミニズム
1948年、富山県生まれ。京都大学大学院社会学博士課程修了。社会学博士。社会学者、東京大学名誉教授、認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長。女性学、ジェンダー研究のパイオニアとして教育と研究に従事。高齢者の介護とケアも研究テーマとしている。著書に「女ぎらい」など。
【No1512】こんな世の中に誰がした?ごめんなさいと言わなくてもすむ社会を手渡すために 上野 千鶴子 光文社(2024/01)
